
話の流れで、みん友のkuraさんとマサさんとアウディさんへ。
新型TTがデビューしましたし、興味津々でしたので。
相変わらず写真を撮ってないので拾い画像で(^_^;)
コレから書く事は、自分の 感覚 的な話しなので流して読んでください(^_^;)
新型TTの画像を見て違和感を感じていたので、実車をずっと眺めていました。形は先代と然程変わらないのに、何故イメージがこうも違うのだろうと…
曲線から直線基調になっただけでは説明がつかない感じなので。
実車を見て違和感の正体は躍動感の違いだと解りました。
先代TTはフロントからサイドへと、クルマのボトム部分をぐるりと囲む様にホイールアーチの半分位の高さで前方から後方にかけてつい上がる様にシャープなラインと張り出した面があり、ボトムの貼り出したパネルとホイールアーチのフレアと融合させて、前傾姿勢なボディ上屋と相まって独特な地面を蹴り出すような踏ん張り感を強調してます。
新型では張り出しを協調型した面はなく、フェンダーフレアも先祖還りしてストンっとボディ下部まで落としていますね。
またボトムに繋がるサイドパネルの断面形状も、先代はSの字で張りを持たせていますが、新型は直線的な断面でスマートを強調したシンプルな面形状にし、フェンダーフレアを強調した形を採っているので、印象の違いが強調されています。
フロントマスクも、先代は小ぶりで低い位置にあるフロントグリルからボンネットやサイドにかけて勢い良くラインと張りのある面が流れ、ギュッと詰まった凝固感あるグリルを始点として躍動感が車体後方にかけて発散するイメージでしたが、新型はワイド感を強調する大きめなグリルとなりましたね。
結果として、先代は獲物に狙いを定めるような猫科の躍動感にCoolさを融合させたように感じますし、新型はワイド感を強調しつつもスマートさやCoolさに重きを置いたような印象を受けます。
この様な違いは、モデルチェンジによる新しさとアウディの新しいデザインの流れを出したかった結果なのでしょう。
初代、先代、新型と、其々に統一感を感じるブレる事無い訴えかけて来る造形なので、完成度が高くて好きですね。
と、こんな話は人の好のみな話ですし、不満もある訳ではないので、どーでも良い事なんですが気になったもので(^_^;)
因みに新型はこんな仕様が一番好きです。
シンプルでクリーンなサイドの造形には、飾りが少なくエッジを効かせたフロントマスクが似合うのかな?と。フェンダーの張り出しやボトムのボリュームも、このくらいあった方が踏んばりが効いてカッコイイと思います。
ただ、このTTが何の仕様なのかは解りませんが(^_^;)
S1も展示されていました。
ルーフを見ると継目があります。ルーフを軽量素材に置換してるのでしょうか?
シャシ後半の作り変えも凄いですが、ルーフも替えてるとするとかなり手の込んだ作り込みになってるんですね!
と、またまた脳内で喜んでました(笑)
そして、TTSに試乗させて頂きました。
乗り込むと、先ずはナビ画面が表示されたメーターパネルに目を奪われます。
目新しさ満点のアイテムですね♪
意外に見易いメーター表示だったので、操作に慣れればアレですかね~
けれど、このメーターパネルの真意は目新しさを目指したのではなく、ダッシュボードデザインの自由度を上げる事のように思えました。
運転席、腰周りの適度なタイト感や包まれ感を演出し、ダッシュ上端を下げてスポーツカールックのインパネにすると、ナビを置くところが無くなりますからね(^_^;)
もう一つ新型のインパネでは、今までのレトロモダンにエアコンダクトやスイッチ類に遊び心を足したカッコ良さが堪りませんね。
素敵なシート&インパネでした。
ただ、そんなインパネから続くドアトリムは物足りなかったです。特に素材感がイマイチな感じて…
逆に、その辺りが抜群に上手いアウディだからこそ違和感を感じたのでしょうね(^_^;)
試乗はコースがコースなんで加速位しか楽しめませんでしたけど、面白かった事もありました。
アクセルを踏み込むと直5風な音を奏でてくれるのはS3と同じですが、シフトアップした時の音には驚きました。
ゴルフ7Rがパシュ、ゴルフ6Rがバシュッ!、とすればTTSはバッコーン!!、擬音で表現するとこんな感じでしょうか…
正直驚きました(๑º△º๑;)
勿論、フツーに走るにはCoolなクルマの雰囲気に相応しい静粛さではあります。
ジギルとハイド的な音の設定ですね。
乗り心地と足廻りはしなやかな印象でした。
どんな可変ダンパーが装着されていて、どのモードになっていたかは解りませんが、路面の段差も良く足が動きつつ車体は水平を保つのでスポーツカーとしては乗り心地良かったです。
その割に、車体の余計な動きは封じてあるので、気持ち良く走らせる事ができますね。
スポーツとコンフォートを上手く両立していて、素性が同じであると思われるゴルフ7Rと比べても、そんなゴルフ7Rの長所がより良くなっています。
具体的に書くとゴルフ7Rよりしなやかな乗り心地と、よりモーションが少ない車体の姿勢ですね。
軽量ボディ、広いトレッド、低重心、そしてマグネティックライドの出来映え。そんなところからゴルフ7Rとの違いが現れているのではないかと。
似たようなメカニカルコンポーネントを使用しつつ、クルマのキャラの違いを上手く活かしきっているセッティングの様に思えました。
TTSをスポーツカーとするならば、ゴルフ7Rはホットハッチ。この位の違いはありますね。
先代と比べると、男らしさやドイツ車らしさは先代の方があります。運転の各操作に対してクルマが応えてくる、先代の全てがガチッとした感覚はありません。
その代わりに、より軽快になりつつ必要なインフォメーションを伝えてくれる洗練されたクルマの応答性が新型にはあります。
走りや内外装デザインを含めたそれぞれの個性の違いが、先代も新型も操縦性や感触にも其々のデザインイメージと一致した、一貫したブレのないクルマからの主張として伝わって来るので、新旧ともに魅力的に映ります。
出来るなら様々な状況を同じ条件で、新型TT、TTS、先代TTS、ゴルフ7Rと乗り比べてみたいものです。
同じ会社グループが似た様なメカを使っていても、それぞれに主義主張がはっきりとしていると想像するので、比べてみるのも面白いかと思いました(笑)