高級クルーザー！？

過去の記事「デザインコンシャス」以来のデザインのお話しです。

最近のトレンドにもなってきたCピラーのブラックアウト化。

このリヤピラーのブラックアウト化はリアウインドウを広げ、
ルーフを浮かせて見せるデザイン効果を狙っているのだそうです。




最もわかりやすいのは、ジャガーのチーフ・デザイナーであるイアン・カラム氏いわく、
XJはガラスルーフとリヤピラーのブラックアウト化により上下を分断し、“高級クルーザー”をイメージ
しているのだとか。

先日の記事でご紹介したジャガーXKR-Sとはテイストが異なるジャガーの最高級サルーンXJは
まさに英国の気品というところです。
コンセプトは、“ビューティフル・ファーストカー”…美しいのは当たり前、きちんと速さも兼ね備えていると。
サルーン、3BOXではありますが、そうは見せないルーフ前後の流れ…フロント側とリヤ側で
ほとんど同じ角度で傾斜しています。



このクルマがある意味先駆けでもあったのでしょうか。
標準のガラスルーフは、DS5にも通じるものがあります。


これは、レンジローバー・イヴォーク（デザイナー：ジェリー・マクガバン氏）にも見られますが、
ルーフがリヤ側に向けて下降し、リヤピラーはブラックアウトされています。




言われてみれば、…いやいや最初は高級クルーザーとは結びつかずピンとこなかったのですが、
じわじわとそんな風に見えてくるので不思議です。



皆さんのイメージ、インスパイアされますか？


ちなみに、トップの画像は、亡きスティーブ・ジョブズ氏のVenusと名付けられた超豪華クルーザーです。
操舵室にはiMacがずらりと並び、このクルーザーの制御はiMacで行われるというから驚きです。

一瞬フランス国旗と思いきや、横向きなのでオランダ国旗…フランス人のフィリップ・スタルク氏
デザインで、オランダのFeadshipという造船会社が作ったそうです。