
いよいよ、クラッチの分解まで来たのである
ここまで、読んでくれた方に感謝なのである
さて、左上の写真であるが、これはクラッチドラムを外した所である。
黒い部分がクラッチシューで、回転の遠心力で、クラッチドラムに駆動力を伝えるのである。
右上がクラッチASSYであり、プーリの幅を変える事によって、ベルトを動かし、結果としてギア比を変化させているのである。
前にも書いたが、このプ-リが開き気味になって、低速度でもギア比が高いままになっているのが、今回の不具合の原因なのであろう
右下の写真の様に、クラッチASSYを専用工具を使って分解する
このナット径34mmなのである、このナットを外すのであるが、決してむやみに外してはならないのである
ナットが外れた瞬間に、クラッチが顔面目がけて飛んでくるのである
従って、足で押さえながら慎重に、クラッチのナットを外すのである
右下の写真がナットを外した所である
こんな感じにボヨヨ-ンと飛び出すのである
で、ナット外したら、トルクカムの可動部分にグリースを塗布して、センタ-スプリングを交換する。
このセンタ-スプリングは、簡単に言うとバネ圧が弱いと高速側に変速比が変化するのであるが、事は単純では無いのである
(このトルクカム機構の動作が肝なのであるが)
この部分は走行中にかなりの熱を帯びているので、単にバネ圧だけでは無く、様々な信頼性が必要なキーパーツなのである
小売単価500円なのであるが重要品なのである
ここで、新品とバネ圧を比べてみた
新品はかなりの力で押し込まないと、縮まないが、今付いてるセンタースプリングは簡単に縮むのである
これで、不良原因の確認は出来たのである
後は今までの逆の作業で組み立てを行う、所がクラッチのセンタースプリングのバネ圧が強くなったので、クラッチの組み付けに苦労する。下手をすると顔面にクラッチが飛んでくるのである
慎重に、組み立てを行い、ボルト、ネジなどが確実に締まっているか数度確認を行う
取り敢えず一服して、組み立て後の外観確認を実施して、試運転をする。
まずは、25kmしか出なかった登り坂へ行ってみると事としよう
エンジンが暖まった所で、発進する
おお 機敏な加速をするではないか、この所30km/hからの加速が最低だったのであるが、不具合解消
そして25kmの坂へ到着する、素晴らしい 50km/h以上出るではないか
前回通った時は、クルマの邪魔にならない様に左端を走らざるおえなかったが、今回は前のクルマが道を空けてくれるではないか
帰りに最高速の確認をして見たが、最近の状態から10km/hは上がったのである、これはほぼスペック値と思われる所まで確認が出来たのであった。
ゴ-/ストップも機敏な動きが戻った
これでアドレスV100君も、通勤快速の名に恥じる事は無くなったのである。
Posted at 2006/10/14 23:22:06 | |
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