おとといの首都高湾岸線の事故。
残念ながら追突されたご夫婦はお亡くなりになってしまいました。身勝手な暴走行為に巻き込まれてさぞや無念だと思います。
追突というと新東名でのこの動画を思い出しますが、今回は何キロで暴走したんだろう。
映像を見ると追突したのは911のGT2かな?追突されたのはトヨタのBbっぽいですね。場所は湾岸線の浮島あたり、あそこは直線長くて速度出るのは否めない。
でも、さすがに出し過ぎだ。「100キロは出したのは間違えない」って前に「制限速度より」が抜けているんじゃないか?「出しすぎちゃった」じゃねーよ。
制限80のところにたとえ120で追突しても相対速度は40㎞ それではあんなにつぶれない。
突っ込まれた車の側方面観を見ると、リアタイヤがホイルベース内にめり込んでいるじゃんよ。一体速度差何キロあったんだろ?
ネットで「車外に放り出されたのはシートベルトしてなかったからだ」なんて書いている頭沸いてるやつが居るけど・・・ボルボが1959年に発明した3点式シートベルトはお手軽で正面衝突などに非常に有効だけど、横転時や強い追突受けた時に「エスカルゴ効果」と言って人がシートベルトの拘束から抜け出して車外放出される可能性がある事を知らんにわかなのな。
ちなみに50マイル/hこと時速80㎞で追突されるとこうなります。
個人的に国産の3列目シートが嫌いな理由がこれね。この試験は「路駐してある車に突っ込んだ時にガソリンが漏れないこと」を想定した試験なのでぶっちゃけ乗員保護は評価項目に入っていません。なので↑のトヨタ車の3列目シートはめくれあがって生存空間がありません。
それではダメだ!と言ったかどうかはわかりませんが安全神話で有名なボルボ。3列シートでも身長170センチまでは他の席と同様の安全性を確保しているとメーカーがアナウンスしているのは好感が持てます。3列目シートにもシートベルトプリテンショナーを設置しているのもすごい。
これ3列目シートの生存空間保たれているのね。最近そこにマツダも追従。
3鉄目シートに乗っている人にも安全をと銘打ってこの試験をクリアしている。
https://blog.mazda.com/archive/20180322_01.html
これらの試験を観てもリアタイヤはホイルベースにめり込まないんだな。
衝突のエネルギーは速度の2乗と重量に比例するから、試験台車よりポルシェの方が重いとはいえ相当な速度差で突っ込んだと思う。
とはいえ車は設計年次によって違うので、安全安全と威張っているマツダでもw
2008年から売られていたデミオなんかはこんな感じ。
同世代のキューブも・・・お漏らししちゃった。
個人的に旧車に乗らない理由ね。
スバルはこの年代の見つからなかった。今のフォレスターでこんなもん。
向こうで売られているのはバックビームついているので成績良いけど国内仕様はどうでしょうね?
安全で売っていても明らかのボルボやメルセデスより志が低く感じます。
アイサイトとか素晴らしいんだけどね、ただしMTは除く(キリッ) マツダもホンダもトヨタもMTでも自動ブレーキ装着してるよね?
古い世代の車だととくにバックは弱い。つっこんでるのは古いボルボ。当時は安全、今はこの年式だと不安全。突っ込まれている車種はわからない。
自分が「セダンが好き」と言っている理由の一つは、
リアに独立したトランクがあって追突に比較的強いから。昔からこう思ってます。あとは同じプラットフォームだとワゴンより確実にリア周りの剛性高いから、不人気と言われてもBDのころからセダンです。
ちなみにボルボは各国の試験で定められたのより速い速度で試験しています。
追突の場合50マイルではなくて10%アップの55マイル 約1.2倍の衝突エネルギー
前方のオフセットクラッシュの場合試験で64㎞のところなんと1.25倍の80㎞
衝突エネルギーは速度の2乗に比例するから約1.56倍のエネルギーを吸収する必要があるのか。
2020年までにと目標掲げたメーカーと2030年なんて日和っているメーカーの差ですね。
徹底していますな。最近は欧州車なのに180㎞の速度リミッターを設けたり、運転歴の浅い人にケアキーを持たせて最高速度を制限したり安全に関してはドイツのメルセデスと双璧ですな。
あんな馬鹿に突っ込まれるのはほんと不幸だけど、自分が何に乗るかは立派なリスク管理だよね。と思います。
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2020/08/05 22:02:20