昨日はTSタカタサーキットの走りはじめをしてきました!
本当はZ33を持ち帰って…と思いましたが疲労のため断念。
そのため今回の車両は…こちらのNC(借り物)です。
今回のトピックは何といってもダンロップの新作Z3の初体験。
自分の車両がまだ動かせない以上、貴重な機会を頂きました。
それでは、個人的インプレです。
ちなみにタイヤサイズはF/R共に225/50R16。
同サイズのZ2☆を履いた状態で以前タカタで乗ったことがある車両です。
ちなみにタイムは61秒8でした。
以下、そんな車両で走った結果と思って読んでください。
Z3というタイヤを一言で表すと「一貫性」これに尽きます。
ただし、この「一貫性」というのが非常に厄介で…
・温まっても温まっていなくても同じようなフィーリング
・舵角を変化させても同じようなフィーリング
・空気圧を少々いじっても同じようなフィーリング
・滑りだす直前までずっと同じようなフィーリング
ただ、フィーリング変化には乏しいものの、結果として得られるグリップはきっちり違う…
何かドライバーにセンサーを追加しないと使いこなすのが難しそうです(^^;;
Z2☆と大きく異なると感じたのは、他の方も書かれているようにハンドリングです。
Z2☆のグリップを探るときに感じ取っていたタイヤの角の変形だとか、トレッドのヨレだとか、アライメントの目安にしていた接地面積の変化のインフォメーションは…どこにいっちゃったんでしょうか?
ずっと操作に合わせてトレッド内の「一貫性」のある一定の接地面が内外に移動していくような感じで、つぶれて接地面積が増えるようなフィーリングが皆無です。
切りはじめのステアリングインフォメーションが少ないと言うとゼスティノが思い出されますが、グリップが発生し始める舵角が少し多めのゼスティノとは異なり、手応えがないだけで初期からしっかり食っています。
Z2☆相当のステアリングインフォメーションを求めると、舵角を増やしたくなるがゼスティノほど実質ダルではなさそうです。
Z2☆とよく似ているのは、ゴムだけが引っかかるようなグリップ感はなく、ある程度強い荷重を保持しないとグリップが発生しないこと。
ただし、Z2☆よりも少しだけ低荷重でも十分なグリップが発生します。
例えば、タカタの3コーナーでZ2☆より少しだけブレーキのリリースを早めてもノーズの入りが良かったです。
アクセルON時のリアタイヤぐらいの0.2~0.5Gぐらい?の荷重でのグリップはずいぶん向上していて、NCぐらいのパワーならどこでも全開でした(^^)
おそらく、Z3の最大の改良点はここだと思います。
Z2☆のようにひたすらタイヤを押さえつける操作が要りません。
注意点すべき点は、滑り出す直前まで「一貫性」のあるフィーリングを提供してくれること。
滑り出すと大きなアングルが付きがちな印象がありました。
新コース入口や最終コーナーをノーブレーキ進入して高い車速を保持しようとすると、リアがブレイクして大き目のカウンターが必要な場面が多く発生しました(^^;;
ここまでダラダラと書きましたが…まとめると…
「一貫性」を良い方向に解釈すると…
・絶対グリップは向上しているのでただ履いて走るとそれなりのタイムが出る
・アライメント変化にも寛容な(気がする)のでジオメトリを弄っていない車でもタイムが出やすい
となります。
悪い方に解釈すると…
・タイヤのウォームアップをステアリングから感じとりにくい
・滑り出しの見極めがやや分かり難い
・潰して接地面積が増える感触がない
となります。
Z2☆に合わせてきたセットでは個人的にはネガな部分が目立つような気がしました。
逆に、吊るしの車高調を吊るしのレートのまま使ったり、特に社外アームなどは入れない範囲のアライメントで走るようなライトチューン車両の場合、Z2☆からのタイムアップの恩恵が特に大きそうな気がしました。
今年のDZCがどうなるか分かりませんが、なかなか難しそうなタイヤだし2セット用意するMPもないしどうしたもんか…といった感じです(^^;;
Posted at 2017/03/06 23:59:18 | |
トラックバック(0) | 日記