ホンダ フィット LUXE（ガソリンモデル/FF） 試乗記

本日は2月13日にフルモデルチェンジが発表され、14日より発売が開始されたホンダ フィットのガソリンモデルに試乗しました。試乗グレードは最上級グレードのLUXE（1,977,800円/CVT/FF）になります。個人的にこの最上級グレードが乗りたくて探したんです（笑）


エクステリア フロント ボディカラーはプレミアムグラマラスブロンズパール


エクステリア サイド


エクステリア リヤ


インテリア ダッシュボード


フロントシート


リヤシート

【エクステリア】【インテリア】【シート】の記述については、過去ブログの「トヨタ ヤリス Z・ホンダ フィット e:HEV LUXE 試乗記」や「ホンダ フィット e:HEV HOME 試乗記」をご覧いただければと思います。まぁ、一言加えるとするならば、シートについてはやっぱりこのLUXEではなく、生地の張りが適度に柔らかいHOMEのほうが掛け心地はいいですかね。

【エンジン・トランスミッション】

ガソリンエンジンモデルはCVTのみの設定

1,300CC直列4気筒DOHCエンジン（98PS/12.0kgf.m）とCVTの組み合わせになります。
先日試乗したハイブリッドモデルよりも全然こちらのほうがいいですね。ハイブリッドはアクセルの踏み込んでからの加速感に違和感があり、エンジン音と加速感が揃っていなくて気持ち良くないなと思いましたが、やっぱりアクセルを踏み込むとエンジン音が高まり、そこからギュッと加速する、このクルマとして当たり前の感じが気持ちいいです。
1,300CCでも街中ではその加速感に不満はないのですが、ライバル車であるトヨタ ヤリスやMAZDA2が1,500CCエンジンを採用しているので、フィットも16インチタイヤを装着する「NESS」、「CROSSTAR」、そしてこの「LUXE」には1,500CCエンジンの搭載があってもよかったのではと感じました。今後の改良に期待したいところです。

【サスペンション・乗り心地】

装着されていたタイヤは185/55R16 ヨコハマ ブルーアースA

フロント・ストラット式/リヤ・トーションビーム式で構成されるサスペンションは先代モデルよりも硬めにチューニングされていて、どちらかと言えば乗り心地よりも操縦安定性に重きを置いたような感じかなと。
ステアリングを操作した時の反応は少しおっとりとしたような反応であり、ヤリスのように「ギュッ」と曲がるのではなく「スゥーッ」と曲がっていくような感じでしょうか。電動パワーステアリングは時速40㎞/hを超えた時にはどっしりとした感じになるものの、徐行程度のスピードではアシスト過剰になるため軽くなりすぎてしまい、タイヤの感覚がつかみにくくなるのは個人的にはマイナスかな。
乗り心地はMAZDA2と同じような硬さで、まだオドメーターで8㎞しか走行していないこともありますが、路面状態の荒れた場所を走行すると結構ゴツゴツきます。「ココチいい」を標榜するクルマならば、せめてヤリスくらいのしっとりとした乗り心地は欲しいかなぁと。個人的にはこのLUXEのクラスを超えた高級感はとてもいいと思っているので、その高級感に負けない乗り心地を期待したいんです。この部分も今後の改良に期待したいところですね。

【総括】


ハイブリッドモデルに完全に主役を奪われた感のあるガソリンモデルですが、個人的には「大いにあり」という印象です。ガソリンの消費量はハイブリッドモデルの2倍くらいになってしまいますが、アクセルを踏み込んだ時の自然な加速感はガソリンモデルならではであり、運転していて安心感は高いです。
個人的には1,500CCエンジンの登場を期待したいと思いますね。