
本日は気になる記事がWEBにて掲載されていたため一言書いてみようと思いました。
タイトルは「人気車から凋落の危機!?5年後が心配なヒット車」というタイトルで、ベストカーWEBに掲載されていた記事がYahooにもピックアップされたものです。
この記事を読んで、私はこの著者が記事に掲載されているクルマにきちんと乗っているかどうか疑問に思ってしまいました。
SUVの項目で、「CX-5はクリーンディーゼルターボで人気を牽引するが、これが下火になると難しい。」とあり、続けて「少なくても2WDの20S PROACTIVEは価格据え置きで従来の2ℓから2.5ℓに拡大すべきだ」と書かれています。
2WDの20S PROACTIVEに試乗した私は確かに2.5ℓにはかなわないけれども、通常の使用の範囲内であれば2ℓでも十分だと感じましたし、同乗した営業マンも2ℓの試乗車を歓迎していて「これでこのクルマが売りやすくなった」と喜んでいました。そういったことから考えると、価格を据え置いてまでして20S PROACTIVEの排気量アップをする必要性が感じられません。
また、コンパクトカーについての記述の部分では、「ルーミー&タンクは走行性能は低くても車内が抜群に広く、販売網も充実して売れ行きを伸ばした」と記述されていますが、私はヴィッツと同等以上の走行性能を備えた上に抜群に広い室内空間を実現したため、好調に売れていると思っています。
こちらはスズキのソリオという強力なライバル車があるので、低い走行性能ではソリオには勝てませんからね。
軽自動車の項では、きちんと販売台数の統計をチェックされていないのではと感じました。
確かに、ワゴンR・ムーブ・N-WGN・デイズといった全高アンダー1,700㎜のハイトワゴンは10年前よりは販売台数を落としていますが、この中でもムーブはクオリティの高い内外装でありながら割安な価格設定であるため、登場から3年以上が経過していながらも今年は平均月販12,000台も販売しています。

こうした統計をみると、「ワゴンR・ムーブ・N-WGN・デイズなどは相対的に(スーパーハイトワゴンと比較し)魅力に乏しく売れ行きも下げていく」とは言えないのかな、と。
最近では自動車雑誌が売れないとの記事も目にしますが、このような勉強不足で憶測の多い記事が堂々と掲載されてしまうようでは、さもありなんかなと思った次第です。
これは私個人の率直な感想ですので、興味ある方はこの記事を是非読んでいただければと思います。
Posted at 2018/09/12 23:23:15 | |
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