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本日は6月21日にフルモデルチェンジが発表され発売が開始されたトヨタ ヴェルファイアに試乗しました。試乗グレードはZ Premierのハイブリッド車になります。

【エクステリア】


ヴェルファイアは先代まではどこか日産のエルグランドを意識したエクステリアでしたが、今回のモデルチェンジではその意識がなくなり、トヨタのスポーティミニバンの最高峰を狙ったデザインになったのかなと感じました。

【インテリア】


手に触れるところの大部分に合皮があしらわれた高級感のあるインテリアです。特にダッシュボード真ん中にでんと構えるカーナビディスプレイは14インチの大きさがあり、私が学生時代に使っていたテレビの画面と同じ大きさになっていることに時の流れを感じます。

【シート】


標準装備でナッパレザーのシートが装着されます。掛け心地はなかなかのものでした。

【エンジン・トランスミッション】


2500CCエンジン＋モーターのハイブリッドシステムです。重量のあるクルマなのでパワフルとまではいきませんが加速感は2500CC＋モーターであることの期待は裏切らないものがあります。できれば2400ターボのグレードにも試乗してみたいですね。

【サスペンション・乗り心地】


最近発売された雑誌などでは走りに進化が感じられるような記載を目にしますが、正直なところやっぱりトヨタのミニバンだな、という乗り味です。
19インチタイヤが拾う振動はショックアブソーバーがうまいこと丸めてくれてガツンとかコツコツというものはないものの、なにかこうフラットというかヌルッとした乗り心地が印象に残りました。かなり同乗者を意識した設定ですが、アルファードとの差別化を考えるならもう少しスポーティでフラットな乗り心地でもいいのかなぁというところです。コツコツ来ない割には車体の揺すられ感はあるので、上質な乗り心地というものを違った角度で見直してもいいのかなと感じました。

【総括】


試乗するにあたっては勇気がいりましたね。やっぱり690万円のクルマはドキドキしました。正直なところ、見た目と乗り心地のギャップがあり、タイヤのインチアップをされる方はショックアブソーバーの交換も視野に入れた方が良さそうです。