
久々のブログ更新です。
レクサスNXに試乗しました。グレードは2000ターボの200t F SPORTです。
エクステリア
正直、好みのデザインです。
全体はオーソドックスなSUVデザインながら、メッシュタイプのスピンドルグリルがレクサスであることを主張し、また、フェンダー部分の張り出しも力強さが十分に主張され、ボディのサイドを走るラインも煩わしくない程度に立体感を表していて、非常にイイデザインだなぁと思います。
スタイリッシュかつ力強いデザインは国産SUVのなかでもピカイチだと思います。
インテリア

写真は展示車両のもので、試乗車のものではありません。
インテリアはレクサス車共通のスイッチが非常に多いデザインで、特に目新しいものはありませんでしたが、ダッシュボードの質感、ステアリングの質感ともに国産車随一の仕上がりで、試乗車のシートの皮の質感も特別高級な皮は使用していないものの、表皮の柔らかさやなめらかさは他の国産車の追随は許さないでしょう。
ただ、シートの座り心地そのものは決して悪いものではありませんが、「普通」であり、この辺がボルボ並みに座り心地が引き上げられれば高級感が一層引き上げられると思います。
室内の広さはスタイリッシュなデザインの割には不満のない広さが確保されているように思いました。
エンジン・トランスミッション
新開発の2000CCダウンサイジングターボエンジン「8AR-FTS」が搭載されています。
私はこのエンジンに大変興味がありました。試乗した感想としては、エンジンのレスポンスがイマイチに感じられ、カタログスペックほどの力強さはあまり感じられませんでした。また、エンジンの音質もレヴォーグに搭載される2000ターボほどのシルキーな音質ではなく、うるさくは感じないものの、音質的にはイマイチに感じました。
組み合わされる6速ATもダイレクト感はマツダのSKYACTIV-DRIVEほどではなく、ごく普通のATという印象でした。
エンジン・トランスミッションともに今後の熟成を期待したいところです。
サスペンション・乗り心地
フロントにストラット、リヤにダブルウィッシュボーンの4輪独立懸架にAVSという電子制御ダンパー、そしてサスの補強にパフォーマンスダンパーが組み込まれています。
その乗り心地はというと、道路の凹凸を乗り越えたときは硬めに、その後はかなりソフトになるといったかなり人工的なフィーリングの強い乗り心地です。凹凸を乗り越えた瞬間の硬さは特に何とも思いませんでしたが、その後のショックアブソーバーの伸び側の減衰力の足りなさから来る横揺れを伴う振動はかなり大きく、長距離を走行する場合はかなり乗り疲れをしてしまうのではないかと思われました。同じSUVでもフォレスターはかなり横揺れが抑えられているので、余計に気になりました。
ハンドリングについては街乗りですので詳しくはわかりませんが、足回りのセッティングからして、無理は禁物です。
総括
私は普段ビルサスを組み込んだR2やアクセラセダンに乗っているので、硬めでフラットな足回りを好みます。乗り心地についてはこのNXの乗り味を好む方もいると思います。
NXはデザインやインテリアは文句のつけようがありませんので、パワートレーンや足回りがブラッシュアップされればなぁ、と強く思いました。
Posted at 2014/08/07 20:36:15 | |
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