
本日はWRX S4の2.0GT-S Eyesight(3,736,800円)及び2.0GT Eyesight(3,369,600円)に試乗しました。
【エクステリア】

2.0GT-S Eyesight ボディカラーはWRブルーパール

2.0GT Eyesight ボディカラーはピュアレッド
もう何回か試乗しているので、エクステリア全体の印象は割愛します。
個人的な好みという点ではやはり2.0GT-S Eyesightですかね。245/40R18タイヤを装着しているのでエクステリア全体が力強く締まった印象になりますね。
【インテリア】

ダッシュボード
インテリアは両グレードともほぼ共通の仕様でエクステリアほどは差別化されていません。
登場年次の差からかインプレッサやフォレスターと比較すると立体感が薄目でオーソドックスなデザインに感じますが、クオリティは悪くないと思います。
価格が価格なので、上級グレードのSTI Sport Eyesightに装着される高触感革のステアリングホイールやシフトノブが標準装着されていればいいのになと感じます。
【シート】

2.0GT-S Eyesightの試乗車にオプション装着されていた本革仕様のスポーツシート

2.0GT Eyesightに装着されるファブリック/トリコットのスポーツシート
両グレードとも形状が共通なスポーツシートが装着されますが、使用される生地により掛け心地が想像するよりも違います。
2.0GT Eyesightに標準装着されるファブリック/トリコットのスポーツシートは生地の張りがそれほど強くないため、他の仕様と比較して柔らかめな掛け心地になります。
2.0GT-S Eyesightにオプション装着されていた本革シートは生地の張りが強めで硬めの座り心地になりますね。
個人的な好みを言うと、やっぱり2.0GT Eyesightに標準装着されるファブリック/トリコットがイチオシかなぁといったところです。
【エンジン・トランスミッション】

両グレードともCVTのみの設定
2000CC 水平対向4気筒DOHC直噴ターボエンジン(300PS・40.8kgf・m)とリニアトロニック(CVT)の組み合わせになります。
そのパワフルさは過去のブログでも説明してきたのでここでは割愛し、グレードによる差異を説明したいと思います。
ハッキリ言ってしまえば、タイヤの幅が1本あたり2㎝狭い2.0GT Eyesightのほうが走り出しが軽く速いです。たった1本2㎝の差ですが、体感でしっかりと感じ取れるくらい走り出しが違います。
【サスペンション・乗り心地】

2.0GT-S Eyesightに装着されるタイヤは245/40R18 ダンロップ スポーツマックスTT

2.0GT Eyesightに装着されるタイヤは225/45R18 ダンロップ スポーツマックス 050
タイヤの太さが違うだけでなく、乗り心地も全く異なります。
2.0GT-S EyesightはWRX STIのCVT仕様といった仕上がりでバネが硬く、路面の凹凸にクルマが反応するような印象があります。ハッキリ言えば戦闘的なエクステリアから想像できる乗り心地の硬さかな、といった感じです。突き上げには角はあまりないものの、多くの方が「硬い」と感じるサスペンションチューニングかなと思います。ビルシュタインダンパーのセッティングが硬めになっているから硬いと思われている方もいるかと思いますが、この硬さはバネからくるものです。
2.0GT Eyesightは昨年のマイナーチェンジでセッティングが大幅に見直され、簡単に言ってしまえば完全に「レヴォーグのセダン」の乗り心地になりました。バネを柔らかくしたおかげでタイヤが拾う振動が少なくなって本当に快適です。ただ、この乗り心地が「WRX」に似合わないと感じる人もいるのではないかと思っています。
【総括】

2.0GT-S Eyesight

2.0GT Eyesight
この両グレードですが、現行モデル登場直後は似たようなサスペンションチューニングがされていましたが、昨年のマイナーチェンジで「同じ車名のクルマか」と思うほど造り分けてきた印象になりました。
個人的には乗り心地が良く、長距離走行で疲労の少ないであろう2.0GT Eyesightのほうが好みですね。ただ、「WRX」の名にふさわしいのはやっぱり2.0GT-S Eyesightかなとも感じます。
このブログの撮影機材
カメラ Panasonic LUMIX G8
レンズ Panasonic LUMIX G X VARIO 12-35/F2.8 ASPH. POWER O.I.S.
Posted at 2018/11/11 16:30:34 | |
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