
本日は11月19日に商品改良が発表され発売が開始されたMAZDA3に試乗しました。試乗グレードはSEDANの1,500CCエンジン搭載の主力グレード、15S Touring(2,315,989円/6AT/FF)になります。
【エクステリア】

フロント ボディカラーはディープクリスタルブルーマイカ

サイド
相変わらずカッコ良く写真を撮るのが難しいデザインです(笑)。でもやっと自分なりの「美しく撮れる」スポットが見つけられたのかなと。やっぱりセダンとかクーペとかSUVとかの枠を超えて、私はこのクルマが世界で一番「美しい」デザインかと思っています。個人的な感覚としてはかつて所有していたEUNOS 500の再来。10年経っても色褪せないデザインじゃないかと感じます。
【インテリア】

ダッシュボード
商品改良前と変更はありません。内装のクオリティはライバル車と目されるトヨタ カローラやスバル インプレッサよりも高く、個人的な視点では特に合皮が貼付されている面積が多いのでより高級感が際立っているのかなと感じます。
【シート】

フロントシート
コンピューター解析により形状と面圧が計算されて適度なホールド感とクッションの厚みが感じられるシートですが、個人的には普段乗っているBLアクセラと比較すると、ちょっと「アンコの詰まり」が足りないような感じがしました。
あと、排気量による「区別」というか「差別」があるようで、1,500CC車は豪華装備てんこ盛りの特別仕様車以外ではパワーシートとシートヒーターがオプションでも装着することができないようで、この点は残念というか今後の改良で是非とも装着できるようなるといいなぁと感じましたね。
【エンジン・トランスミッション】

SEDANは6速ATのみの設定
1,500CC直列4気筒DOHC直噴エンジン(111PS/14.9kgf.m)と6速ATの組み合わせになります。
エンジンは我が家のMAZDA2に搭載されているエンジンのチューニング違いのものになるのですが、平坦な道路を走行している限りではMAZDA2(車両重量1,070㎏)よりも260㎏重いMAZDA3(車両重量1,330㎏)のほうが加速力があるように感じ、坂道を登ってみてはじめて「このクルマは1,500CCなんだな」と感じるくらいです。
高速道路以外の下道は山坂道でない限りは加速力は十分であり、高速道路は「レーダークルーズコントロール」任せというドライブスタイルならこの1,500CC、価格的訴求力も高くて大いにアリかと感じました。
【サスペンション・乗り心地】

装着されていたタイヤは215/45R18 トーヨープロクセス R51
フロント・ストラット式/リヤ・トーションビーム式で構成されるサスペンションは今回の商品改良で一番「手が入った」部分ではないかと感じました。
MAZDA3の初期モデルは最近車検の代車として拝借していたのですが、やっぱりその走りはMAZDA3として求める操縦安定性を固定軸のトーションビーム式で実現するために硬めなチューニングとなり、独立懸架式を採用するカローラやインプレッサと比べるとどうしてもリヤを中心に「ヒョコヒョコ」した突き上げを感じていました。
今回の商品改良でそのリヤを中心とした「ヒョコヒョコ」感はほとんど感じないくらいに低減され、操縦安定性を維持したまま乗り心地が大幅に向上しました。本当、これでやっと洗練された内外装に見合う走りの質感になったように感じました。
ただ、惜しむらくは現行型がこのサスペンションチューニングで登場していたらなぁ、ということです。このチューニングならRAV4にカー・オブ・ザ・イヤーをさらわれることはなかったのかなと。
【総括】
MAZDA3はやっぱり気になるクルマなので、SEDANの試乗車が配備されているディーラーを探して試乗してきました。結果、「良かった」を通り越して「欲しい」と思うクルマになっていました。この1,500CCは見た目は上級モデルと変わらず、価格はアレコレ付けても280万円台に収まるので、MAZDA3としては非常にコストパフォーマンスの高いモデルではないかと。今回の商品改良でエンジンのチューニングまで変更されたディーゼルエンジン車にも試乗してみたくなりましたね。
Posted at 2020/12/30 17:09:03 | |
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