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たいはくおうむのブログ一覧

2025年06月13日 イイね!

映画「国宝」

映画「国宝」長尺の3時間はあっという間でした。
歌舞伎のことはほとんど分からないし興味もない。
李相日監督作品は一本しか観てないし、キャストは田中泯さんと永瀬正敏さんぐらいしか演者としてのイメージが湧かない。
そんな私でも十二分に楽しめました。

なかでも主演のふたり、吉沢亮さんと横浜流星さんの歌舞伎は圧巻のひと言。

パンフによると一年半も稽古したとか。
歌舞伎をよく知らない私でさえも、その凄さは理解できます。
田中泯さん演じる人間国宝となった女形、万菊の舞とその美しさ、その存在感は半端では無かった。


そして、数分しか出番は無く、台詞も少しだけだった瀧内公美さんの演技もとても素晴らしかった。


主人公が芸を極めるまでの人生の浮き沈みをたったの3時間で語り尽くしてくれました。

特にクライマックス。
ある人物のひと言で「えっ」となり...何が起こったか、何を言ったのか気付いてから涙が滝のように流れて止まらんかった〜
とあるブログによると原作には無かった場面だったそうなのですが、ここがこの映画の最大の見せ場となっていました。

これまでにクライマックスのひと言やほんの短いシーンで感動させられた作品は何本かあります。
以下簡単に紹介します。

「サラの鍵」
問われて仕方なく娘の名前を告げたところで(ToT)


「ペイ・フォワード/可能性の王国」
家の周りを囲む人々に気付き、更に人々輪がずっとずっと続いていることが分かったところで(ToT)


「おみおくりの作法」
そのまましれっと終わるのかと思いきや、善行が報われたことが分かるところで(ToT)


「おくりびと」
握り締めた手の中からぽとっと小石が落ちたところで(ToT)


いずれも終盤のエンドロール寸前のシーンで豪快に撃沈しました。

本作もあのシーンがとても感動的で温かい気持ちのまま観終えることが出来ました。
本当に素晴らしい作品をありがとうと言いたい。

昨年の「侍タイムスリッパー」に続いて大収穫でした♪
Posted at 2025/06/13 19:13:24 | コメント(1) | トラックバック(0)
2025年05月28日 イイね!

映画「エクソシスト3」

映画「エクソシスト3」Amazonプライムで「エクソシスト3」の配信が久しぶりに復活。
ホラー映画の推しは「エクソシスト3」「遊星からの物体X」「パラダイム」「ヒルコ/妖怪ハンター」「ザ・カー」の5本。

なかでも「エクソシスト3」は80〜90年代のチープで暗い映画、例えば「羊たちの沈黙」とミッキー・ロークの「エンゼル・ハート」を足して「セブン」で割ったような雰囲気がごっつええ感じです♪

「エクソシスト3」の背景諸々をBlu-rayの特典映像より以下拝借。
世界的に大ヒットした「エクソシスト」の原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティ氏が評価も配収も大ゴケした続編「エクソシスト2」に納得せず、俺ならもっと良いのが出来るぜと制作会社を説得して自ら脚本を書いて監督したのが「エクソシスト3」。

ところが監督業と小説家とでは随分勝手が違っていたようです。
監督は続編扱いを避けたくてタイトルを原作通り「レギオン」としていたのですが、制作会社側は逆に大ヒット作の続編を売りとしたかったので「エクソシスト3」をゴリ押し。
原作は宗教色とサスペンス色を濃くした内容で双子座殺人鬼役のブラッド・ドゥーリフ(「ロード・オブ・ザ・リング」で王様の蛇の舌グリマ役で知られています)を中心にほぼ撮影を済ませていました。

ところが試写会で制作会社は「エクソシスト」に比べるとあまりにもあっさりとした展開に愕然としたようです。
これではとても客が入らないと制作会社は納得せず、急遽悪魔祓いのシーンを追加・撮り直して公開したのが「エクソシスト3」。

「エクソシストは悪魔祓いでヒットしたのだから、悪魔祓いのシーンを入れるべきだ」「顔の知れている前作の役者を使うべきだ」と監督の意向に逆らってゴリ押し。
撮り終えているのにも関わらずダミアン神父役ジェイソン・ミラー氏で撮り直すことまで強いていたのです。

撮り直しがスタートすると、肝心のジェイソン・ミラー氏はなんと重度のアル中で長い台詞を覚えられない(大汗)

やむを得ずブラッド・ドゥーリフ氏を呼び戻し、長い台詞のあるシーンはドゥーリフ氏、簡単な台詞で済むところはミラー氏で撮影(滝汗)
でっ、ブラッド・ドゥーリフ氏演じる双子座殺人鬼と警部補が初めて対峙するシーンは、ホラー映画の歴史に残るほどの名シーンです。
殺人の記憶を言葉で再現して見せるシーンがとても上手くて怖くて良いっ!本作はジョージ・C・スコットが主役ではなくて彼が主役だったのではないかと思えます。

結果として、制作会社の反対で監督の思い描いていたストーリーでは公開出来なかったのですが、後味の悪さでは数多くのホラーのなかでもピカイチ。

後年監督が当初撮っていたビデオを発掘して再構成したのが「レギオン」という原作通りのタイトルの作品で今回Blu-ray化して公開されています。
こちらは配信等で一般公開されていないので詳しいストーリー伏せますが、別ものと言える内容で、ホラーというよりサスペンスといった内容です。

(「エクソシスト3」のあらすじ※注:ネタバレあり)
「エクソシスト」でダミアン・カラス神父は、少女を救うため、悪魔を自分に乗り移らせて窓から飛び降り、自らの命と引き換えに悪魔を追い払った。

15年後。
少女の周りで起こっていた事件の捜査にあたっていたカラス神父の友人キンダーマン警部補。
親しくしていた少年がある日突然首を切られてキリスト像の首にすげ替えられるという無惨な死を遂げたのをきっかけとして罪のない者たちが次々と猟奇殺人の被害者となってゆく。

その手口は、何年も前に起こった双子座殺人事件そのものであったが、既に犯人は刑死しており、糸口が全く掴めなかった。


そんな中で病院の独房に隔離されている身元不明の男が突如として自分が双子座殺人事件の犯人だと言い出す。
警部補が面会すると、その男は15年前に亡くなった筈のダミアン・カラス神父その人だった。

蘇生したダミアン神父は、死んだ筈の双子座殺人犯に身体を操られ、その手で子供や友人の神父たちを殺めていた。

追い払われた悪魔は、最も残酷かつ効果的な方法でダミアン神父に復讐していた。
双子座殺人犯は警部補に「双子座殺人犯による犯行」であることをマスコミに公表しなければ酷い目に遭わせると脅迫する。

家族の身を案じた警部補が家族のもとへ戻ると、操られた精神病棟の患者が家族を襲おうとしていた。

家族を庇った警部補が襲われたところで、なぜか患者は失神...

悪魔の復活を察知したダミアン神父の友人ダイヤー神父が隔離病棟を訪れ、悪魔との対決を始めていたのだ。

時を置かずしてキンダーマン警部補が病棟に入ると、床には叩きのめされたダイヤー神父が横たわっている。
警部補は咄嗟にダミアン神父の姿を借りた悪魔に銃口を向けるが、途端に壁に貼り付けられる。
圧倒的な力の前に警部補は平伏すしか無い。
不信心であることだけでなく、悪魔の力を信じるとまで口にしてしまう。

いよいよ最期かと思われた時、瀕死のダイヤー神父の手に光がさし、意識が戻る。

ダイヤー神父「ダミアン、闘え、闘うんだ」

ダイヤー神父の言葉に一瞬正気を取り戻すダミアン。
同時に悪魔の力から開放される警部補。

ダミアン神父「ビル、いまだ!撃ってくれ!私を殺してくれ!」
3発の銃声が轟く。

警部補「我々が勝ったんだ」

ダミアン神父「ビル、私を解放してくれ」
1発の銃声が響く。

美しい讃美歌が流れ、警部補らがダミアン神父の墓を掘り返すところでエンドロール。

(以下感想)
双子座殺人犯の手口はかなーり猟奇的ですが、遺体はシーツ越しやし、手口は語られるだけなので、グロいシーンはほぼ無い天井を這うスパイダー婆さんやデカい剪定ハサミでひと暴れするコスプレ婆さんには笑えます。
されかけるところとダイヤー神父がコテンパンにされるシーンがちょいエグぐらい。
それから、ビックリさせられるのは剪定ハサミのシーンと突然吠えるとこぐらいなのでこの手のホラー映画にしては全然大したことありません。

信仰心が全く無く、これまで数多くの修羅場をくぐり抜けてきたであろう現実主義の権化キンダーマン警部補(米国の犯罪ってめちゃエグいもんね。それを経験して警部補までなった人物なのできっと海千山千の筈)がその圧倒的な力の前に跪き、絶望のどん底に突き落とされて「悪の力を信じる」とまで言わされてからのドンデン返しがお見ごと。
ただ、それにしてもあまりにも理不尽で神も仏も無い結末は悲しい。

私には信心も◯ソもないのでこの理不尽な仕打ちは全く理解はできませんが、この悲しい結末にはやられます。
結局は悪魔も人間も全て神の手のひらの上で踊ってるだけなのでしょうかね。

もちろんハッピーエンドではありませんが、何度観ても飽きないホラー映画の名作です。
「エクソシスト」と「エクソシスト3」を続けて観ることをお勧めします。
Posted at 2025/05/28 18:24:59 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年05月22日 イイね!

「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」

「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」昨日平日の朝イチの回で観て参りました。
自宅から少し離れたイオンシネマ幕張新都心のIMAXのど真ん中良席を確保♪
さて、以下は観ていない方はスルーしてください。








このスケール感の小ささは何?
敵役がちょこまかハムスターのように動き回って軽いのなんのって。
まるでB級映画「沈黙の◯」を観ているようです。

ただのコソ泥だったおねーちゃんまで合流してるわ、意中の尾根遺産が簡単にあの世に行ったりとストーリーとか諸々に節操が無い上に軽すぎ(^^;;

またもっとド派手なアクションを期待していたのですが、複葉機の上でじたばたする程度。

スターウォーズにインディ・ジョーンズも然り、最新作になるほどスケール感がショボくなって行くのはどうしたものでしょうか?
トイ・ストーリーとキャプテンアメリカは例外ですが、シリーズ化された作品はホンマに難しいですね。

2027年5月に「スター・ウォーズ/スターファイター」が公開されるそうですが、ことごとく期待を裏切られているので全く期待していません。
観に行くとは思いますがねー

今年公開される続編映画は...
「ジュラシック・ワールド/復活の大地」
「鬼滅の刃 無限城編」
「トロン:アレス」
「ミーガン」
「ラストサマー」
「ジョン・ウィック」
「コンスタンティン」・・・

鬼滅とコンスタンティンに期待しています。
Posted at 2025/05/22 19:05:04 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年04月28日 イイね!

映画「教皇選挙」

映画「教皇選挙」今年のGWは飛び石で3連休+5連休。
初日は、近所のシネコンのシネマイクスピアリで「教皇選挙」を観賞しました。

結果から、星五ツで満点!
予想外の結末が二重丸の政治スリラー。
早くも今年ベストの一本に出逢えました♪

教皇の死で始まった次期教皇の選挙。
聖職者である筈が悪行が暴かれ、有力な候補者が次々と自滅してゆく。
果たして教皇選挙の結果はどうなるのか。

監督は、Netflix「西部戦線異常なし」のエドワード・ベルガー。
主演は、ハリポタのヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズ。
共演は「プラダを着た悪魔」のナイジェル、スタンリー・トゥッチに「インターステラー」「女神の見えざる手」のジョン・リスゴー。

まータイトルからして読み通りの展開。
めちゃタイムリーな話題なので、上映館・上映回数が増えているとか。

結末は、サスペンス・スリラー映画の定石通り、もうひと捻りあったのですが、それが予想外でした。
なるほど〜っそう来たかっと膝を叩いてしまった(笑)

ネタバレになるので多くは言えませんが、映画館でぜひぜひご覧ください♪
Posted at 2025/04/28 12:35:22 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年04月19日 イイね!

北杜と安曇野へ桜遠征(二日目)

北杜と安曇野へ桜遠征(二日目)旅の二日目は安曇野。
雨のち曇りの予報でしたが、晴れてくれました。

コメダ珈琲安曇野店でモーニング

拾ヶ堰では雨がパラつき...

常念道祖神は街は晴れていたけど、背景の常念岳の山々が土砂降りだったようです。

また雨が降りだしたけど黒沢川の桜並木では晴れ渡り
見事な咲っぷり

桜に包まれたデリカ

ここの桜の木も大きくて背が高い

そして有明神社近くのくるまやで大盛り蕎麦
3人前ですが、普通の蕎麦屋の倍はあります。
美味い安い多いの三拍子

食べている時は土砂降り

有明から早春賦歌碑へ向かうとまた晴れて空の青と桜のピンクと菜の花の黄色を楽しみました


この日は天気の変化が目まぐるしく、気温は昼でも5度と真冬並でしたね〜
堀金の道の駅ではまた快晴


夕食は安曇野の堀金にあるひさりな食堂へ寄るつもりだったのですが、時間がなくて残念。
シェフの腕は相当なものでして、何を食べてもかなーり美味い。
せめて昨年食べた時の画像で紹介したいと思います♪

絶品カツカレー


日本で二番目に美味いから揚げ

センスが光るカレーチャーハン

豆腐サラダ

たまらんです(笑)

結局この日の夕食は南諏訪でみんなのテンホウ

自宅に着いたのは21時

次の旅は7月
福島県の雄国沼湿原へニッコウキスゲを撮りに行く予定です
Posted at 2025/04/19 11:46:15 | コメント(0) | トラックバック(0)

プロフィール

「映画「国宝」凄いものを観た!特に主役2人の演技がとても素晴らしく、あっという間の3時間で映画に集中し過ぎてせっかく頼んだコーラを飲むの忘れてた。芸を極めるに至った役者バカの半生を描いた物語なのですが、藤山寛美さんを思い浮かべました。また観に行きますが、まさか泣ける映画だとは...」
何シテル?   06/13 10:50
「タイハクオウム」という白いオウムと暮らしています。 鳥とモルモットと映画が好きなおっちゃんです。 ○趣味:ペット、映画、デジイチ ○車歴 カローラ 1...

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