ディアトロフ峠事件

ディアトロフ峠事件をご存知でしょうか？

旧ソビエト連邦時代９名の登山者が不可解な死を遂げたという事件です。

事件の概要は以下Wikipediaより引用します。

ディアトロフ峠事件（ディアトロフとうげじけん）とは、1959年2月2日の夜、当時のソ連領ウラル山脈北部で雪山登山をしていた男女9人が不可解な死を遂げたことで知られる事件である。事件は、ホラート・シャフイル山（Kholat Syakhl、Холат-Сяхыл、マンシ語で「死の山」の意[1]）の東斜面で起こった。事件があった峠は一行のリーダーであったイーゴリ・ディアトロフ（ディヤトロフ、ジャートロフ、ジャトロフ、Игорь Дятлов）の名前から、ディアトロフ峠（ジャートロフ峠、ジャトロフ峠、Перевал Дятлова）と呼ばれるようになった。

当時の調査では、一行は摂氏マイナス30度の極寒の中、テントを内側から引き裂いて裸足で外に飛び出したとされた。遺体には争った形跡はなかったが、2体に頭蓋骨骨折が見られ、別の2体は肋骨を損傷、1体は舌を失っていた[2]。 さらに何人かの犠牲者の衣服から、高い線量の放射性物質が検出された。

事件は人里から隔絶した山奥で発生し、生還者も存在しないため未だに全容が解明されず、不明な点が残されている[3][4]。当時のソ連の捜査当局は “抗いがたい自然の力” によって9人が死に至ったとし[3]、事件後3年間にわたって、スキー客や探検家などが事件の発生した地域へ立ち入ることを禁じた[2]。

ソ連を引き継いだロシア連邦の最高検察庁は2019年2月1日、雪崩や暴風など自然現象が原因との見解を示した[5]。

以上引用終わり。

ググっていただくと分かりますが、この事件はいわゆる猟奇事件、都市伝説として扱われています。
-30度のなかテントを内側から切り裂いた、素足だった、遺体のひとつに舌が無い、放射能にまみれている・・・あまりに奇怪で恐ろしい事件なのですが、手がかりが無いまま５０年を過ぎた頃、事件に興味を持った米国人の作家が現地に赴いて調査に乗り出します。

調査の結果、立てた仮説が凄いというかなんというか。
「死に山　世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相」
これが意外や意外、実に◯×的な仮説、結末となっています。
真相は解明されていませんが、十中八九当たっているでしょう。

おっちゃん、見事に騙されましたわ。

映画では「スティング」「ショーシャンクの空に」や「女神の見えざる手」等々で大逆転劇は目にしたことがありましたが、読みものでは初めてです。
いや筒井康隆氏の「俗物図鑑」以来か（笑）

読みものは頁数が多く時間がかかりますが、武田鉄矢氏がとても上手く６０分にまとめてくれてます。

時間のある方は是非試聴してみてください。
いやホンマにびっくりしまっせ。

前編

後編

いやぁ〜久々に痛快というか面白かった。
人が亡くなっている話なので不謹慎ではありますが、それにしても読後これほどまでスッキリかつ◯×した読みものは久しぶりです。

これほどのでき映えなのできっと映画化されるでしょう！