梅切らぬバカ（2回目）

先月観た 「梅切らぬバカ」 が予想外に当たっているようです。
当初３館での上映が今では秋田と高知を除く４５都道府県、１１９館で上映されるまでに拡大しています。

#この世界の片隅に や #カメラを止めるな と同じようにどうやらクチコミで評判が広がっているようです。


一般的な商業作品のように派手な演出や感動の押し売り、善対悪、あるいはハッピーエンドと言った分かりやすい構図は一切なく、静かに始まり、都会の片隅で小さな小さな灯りがそっと点いて終わる。。。そんな作品です。

なので拍子抜けして「えっ終わり？」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

見どころは前回も書きましたが 加賀まりこさんの演技に尽きます。
塚地武雅さん演じる自閉症の息子、忠さんへの想い。。。皆に忠さんを好きになって欲しいという一心で演じられたそうですが、その気持ちが痛いほど伝わってきます。



上手い下手ではなくて「想い」が伝わる演技がどれほど感動的だったか。。。これまで沢山の映画を観てきましたが、演技に感動したのは初めてかもしれません。
とても素晴らしいと思います。