
かなり間が空いてしまったが、いよいよミシュランラーメングランプリの決勝戦‼️
まずはこれまでのバトルの結果をおさらいも兼ねて振り返ってみます。
準々決勝第一戦
SOBAHOUSE 金色不如帰(新宿御苑)🏅
VS
宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀(池袋)
☆ SOBAHOUSE金色不如帰の圧勝✌︎('ω')✌︎
準々決勝第ニ戦
はるちゃんラーメン(新橋)
VS
中華そば こてつ(下北沢)🏅
☆ 中華そば こてつの圧勝✌︎('ω')✌︎
準々決勝第三戦
函館塩ラーメン 五稜郭(荻窪)🏅
VS
there is ramen(荻窪)
☆ 函館塩ラーメン 五稜郭の圧勝✌︎('ω')✌︎
準々決勝第四戦
入鹿TOKYO(六本木)
VS
ラーメン屋 トイ・ボックス(三ノ輪)🏅
☆ コスパ面でラーメン屋 トイ・ボックスの圧勝✌︎('ω')✌︎
準決勝第一戦
SOBAHOUSE 金色不如帰(新宿御苑)
VS
中華そば こてつ(下北沢)🏅
どちらも美味しかったが僅差で中華そばこてつの勝ち✌︎('ω')✌︎
準決勝第ニ戦
函館塩ラーメン 五稜郭(荻窪)🏅
VS
ラーメン屋 トイ・ボックス(三ノ輪)
☆接戦を制したのは函館塩ラーメン 五稜郭✌︎('ω')✌︎
そして記念すべき決勝戦の組み合わせは以下の通り‼️
中華そば こてつ(下北沢)
VS
函館塩ラーメン 五稜郭(荻窪)
どちらのお店も並み居る強豪店を破って勝ち上がってきたお店である。
まずは最初に設定していた決勝戦のルールは以下の通り‼️
・決勝:ラーメン+餃子
メニューに餃子が無い場合はご飯物や他のサイドメニューでも🆗
(既に全てのお店で実食を終えているが、餃子は調理に手間がかかるのか提供しているお店は1軒もなかったので、必然的に『ご飯物』になる🍚)
更に勝敗のポイントもおさらいを兼ねて掲載しておきます。
⭐︎勝敗のポイント
・価格がある程度リーズナブルでコスパに優れていること
単品で1000円程度、トッピング追加で1200円以下が理想
近年原材料の価格高騰により値上げをするお店が後を絶たないが、『ラーメン1杯=千円の壁』を死守しているお店はやはり評価が高い。
・セットメニューでも価格がある程度リーズナブルでコスパが優れていること(合わせて1500円以下が理想)
・チャーシューや野菜等の具材が豊富に盛られていること
・麺は食感が良く風味も良いこと
・スープは今回醤油ラーメンや塩ラーメンが中心になるので、あっさりとした和風出汁のスープでコクと旨みがあること
そしてここが大事‼️
『スープは最後の一滴まで飲み干せること』
さていよいよ決勝戦のバトル実戦開始‼️
最初のお店は下北沢駅から徒歩6分の『中華そば こてつ』
今回も仕事帰りの実食となった。

メインの商店街は人混みで混雑していたので、今日は一本裏側を歩いてみます。
メインの商店街は古着屋だらけだったが……

裏通りは意外と今風の洒落たお店が多かった。
もちろんラーメン屋さんもポツリポツリ🍜🍜
この道を少し歩くと目的のお店に到着する🚶♂️
店頭に到着したのは7時🕖毎回思うのだが掻き入れ時の時間なのに照明が暗くて通り過ぎてしまいそうになる。
店頭にずらりと並んだメニューに……

清潔感溢れる白い暖簾は3度目になると脳裏に焼き付いている。
忘れていけないのがミシュランガイドの真っ赤なステッカー‼️

6年連続でミシュランガイドに掲載されているが、なぜか3枚しか貼ってなかった。
店内に入ると手前に一人客がいたがご覧の通りほぼ貸切状態。

前回も同じように客は少なかったが、人気店とは思えない程の光景?
まずは券売機で食券を購入🎫

過去2回は醤油を食べたので今回は『塩ラーメン:900円』をGET🧂🍜
ご飯物は『チャーシューご飯:350円』をGET🐖🍚
カウンター席の厨房の近くに陣取った。
珍しく外国人のカップルが店に入ってきた🕵️👩

すぐ隣の席に着いたが言葉を聞くとフランス人のカップルだった🇫🇷
5分程で注文の品が着丼‼️
最初に塩ラーメン🧂🍜

シンプルな盛り付けだがいかにも昔ながらの中華そばというビジュアル‼️
そして決勝戦のテーマである『チャーシューご飯🐖🍚』

小さく切ったチャーシューが丼を埋め尽くす程に盛られて見るからに美味しそう。
まずは具材のチェック✅

大きめのチャーシューにメンマと緑色の野菜はラーメンには珍しい三つ葉と基本的には醤油と同じ☘️
塩ラーメンにしては少し色が濃いがスープを一口🥣

鶏と豚をベースにしたスープで魚介系は間違いなく『煮干し』
近年濃厚な煮干しラーメンが人気だが、好んで食べることはないが、煮干しの苦味感覚は皆無で、落ち着き感のある淡麗系の塩スープに仕上がっていた🆗
麺はお気に入りのバリカタ麺で、ゆっくり汁を吸い込み甘味も徐々に感じてなかなかうま〜い🆗
やはり一番のお気に入りが大ぶりなチャーシュー🥩

脂みが少なめな肩ロースで半レアな食感を塩スープに浸して、ピンク色が薄れかけたタイミングで食うのがうま〜い🆗
さて本日のメインのチャーシューご飯は少し焦げ目がついているが、カウンター席からバーナーで炙っていたのが見えていた🔥
ニンニクを少し使ったソースと絡めて食べるとこれもなかなかうま〜い🆗
クセのないあっさりとして飲みやすいスープは最後の一滴まで飲み干すことができ、チャーシュー丼もほど良いボリュームで完食🆗🆗
こてつさんご馳走様でした😋
2店舗目のお店は荻窪駅から徒歩5分程の『函館塩ラーメン 五稜郭』
今回はJR中央線に乗って🚉

荻窪駅に到着したのは2時🕑
西口の商店街も3回目になると見慣れた光景。

青梅街道の交差点を横断すると……
この狭い道は教会通り⛪️

少し歩くと昭和63年創業の『野方ホープ軒🍜』
そして昭和の定食屋ヤシロさんの斜め向かいが…

函館塩ラーメン五稜郭である🧂🍜
店頭の行列は3人👥👤

すぐに緑色の暖簾をくぐり入店できた。
まずは券売機で食券を購入🎫

まずはベースの塩ラーメン:900円をGET🧂🍜
そしてご飯物は『ほたてご飯:350円』をGET🦪🍚
カウンター席5席のみなので客の回転はあまり良くないが……

先に入店した二人組の尾根遺産の左側に陣取った。
少し時間がかかり10分程で注文の品が着丼‼️
こちらが塩ラーメンだがいつ見ても麺線が綺麗に整えられていて見るからに美味しそう🆗
まずは具材のチェック✅

何度も紹介しているがチャーシュー、メンマにお麩。
そして決勝戦のテーマである『ほたてご飯🦪🍚』

ノリがてんこ盛りで香りもよく見るからに美味しそう
まずは塩ラーメンのスープを一口🥣

鳥と豚にほたてと昆布を合わせた贅沢なスープは唯一無二の味。
特にほたてと昆布の旨みがガツンと口の中に広がりおかわりしたい程の美味しさ🆗
麺は少し柔らかめの自家製麺で、小麦の風味豊かでスープと絶妙に馴染みいい味を出している🆗
チャーシューも味がついて美味しいが、やはり函館ラーメンではよく使用されている『お麩』

スープの旨みを吸い込んだお麩は、甘味を残して口の中で優しい食感で溶けるような感じでこれがうま〜い🆗
さて本日のメインのほたてご飯は、博多うどんのお供『かやくご飯』と同じような『炊き込みご飯』
ほたての香りが鼻先に漂い見るからに美味しそう。
帆立の濃い旨味が口の中に広がりおかわりしたい程の美味しさ🆗
あまりの美味しさにお代わりしてしまった🆗👌
スープは最後の一滴まで完飲できてほたてご飯も完食‼️
五稜郭さんご馳走様でした。
さて決勝戦のバトルの結果はいかに?
☆中華そば こてつ
店主が厳選した食材を使用した塩ラーメンは、洗練されていてオーソドックスを極めたようなどこか懐かしさも感じる味だった🆗
チャーシューご飯も炒飯のような感覚で食べれて、夕食のお供にはちょうどいいボリューム感🆗
コスパ面は塩ラーメン(900円) + チャーシューご飯(350円)=1250円と最初に設定していた値段(1500円以下)よりリーズナブル🆗
☆函館塩ラーメン 五稜郭
函館出身の店主が地元の食材にこだわり完成させた塩ラーメンは、天然出汁のスープや自家製麺の完成度も高く飽きのこない優しい味だった🆗
ほたてご飯は関東ではなかなか食べることができないので、勢いあまっておかわりしてしまったが、大好物のほたての旨味を十分に堪能できる逸品だった🆗
コスパ面は塩ラーメン(900円) + ほたてご飯250円=1250円と最初に設定していた値段(1500円以下)よりリーズナブル🆗
さすがに決勝戦となるとどちらのお店も好みの味だったので判定は悩むところ🤫
味のポイントについて整理してみると……
①ラーメンのスープ&麺の美味しさ
○ こてつ
○ 五稜郭
☆どちらも秀逸でドロー
② 具材の豊富さ&美味しさ
○ こてつ
✖︎ 五稜郭
☆大きくてあっさりとした味のチャーシューがこてつの方が美味しかった。
③コスパ
○ こてつ
○ 五稜郭
☆ラーメン+ご飯物で1250円は全くの五分
④ ご飯物
✖︎ こてつ
◎ 五稜郭
結果は3対3だが今回のメインのテーマであるご飯物は、五稜郭のほたてご飯はおかわりする程美味しかったので『◎』
僅差の勝負になったがグランプリに輝いたのは……
『函館塩ラーメン 五稜郭🏆㊗️』
【総評】
今回のテーマ『ミシュランラーメングランプリ』では、色々なお店で日本いや『世界最高峰』のラーメンを十分に堪能できた。
そもそもラーメンは古くから『庶民の食べ物』『B級グルメの国民食』としてのイメージに縛られてきた。
そして長年『1,000円の壁』という価格に縛られてきたが、今回その壁をはるかに越えたラーメンもかなりあったのは現実である。
去年春行った『ワンコインラーメングランプリ』では古き良きノスタルジックな500円のラーメンを食べ歩いたが、今回実食したラーメンの多くは圧倒的に原価や手間暇がかかっているのがよく分かった。
出汁には蛤・真鯛・伊勢海老・地鶏などの高級食材を使い、チャーシューはブランド豚、更に醤油や塩も高級品と、他のお店に負けないほどに食材にもこだわるのが最近のトレンドである。
この数十年でのラーメンの進化は凄まじく、現代のラーメンという料理は昔のラーメンとは中身がまるで異なる。
代表的な日本食で『手打ち蕎麦』があるが、ちょっといいお店で天そばを食べると1500円近くになるので 、1000円を超えると高いという価値観は見直す必要があると感じた。
その中で決勝戦を争ったお店は昨今の物価高の下、1000円の壁を死守し『900円』という価格でベースのラーメンを提供しているのは素晴らしいことなので、また機会があれば訪れてみようと思っています。
さて次回のグランプリは『讃岐うどん』か『立ち食いそば』を予定しています。