本日はJAXA筑波宇宙センターの年に1回の特別公開‼️普段立ち入ることが出来ない施設を見学することが可能な正に特別な一日です。
去年に続いて今年も来てみました。
日本人初の宇宙飛行士 毛利 衛さんがスペースシャトルで宇宙に旅立ったのは1992年9月12日❗️

(JAXA HPより)
この日は『宇宙の日』として制定され、記念イベントの一環として毎年この季節に一般公開が行なわれています。

(JAXA HPより)
例年10000人以上の見学者で混雑するイベントですが、まずは正門から入場‼️
ここ筑波宇宙センターは若い頃の仕事仲間とテニス仲間がいるのでその方々との久しぶりの再開も楽しみの一つ‼️
日本の宇宙開発の歴史や現状を探索してきたので、テレビ番組やアニメ、CM等の1シーンを交えながら順番に紹介していきます。
入場すると真正面にH-IIロケットが展示されています。
近くで見ると全長50mの大きさに圧倒されてしまいます。
模型ではなく地上試験で使用した物が展示されていますが、下から見るとこんな感じ👀
後ろ側に回ると巨大なロケットエンジンが……エンジンも本物です。
SPACE DOME
人工衛星、ロケット、国際宇宙ステーション
(ISS)の模型が展示されているのが『SPACE DOME』
このSPACE DOMEは年中自由に見学することが可能です。
最初はロケットコーナーです。
これまで打ち上げられたロケットの模型。
一番左端のN-IロケットからH-IIロケットまで徐々に大型化しています。一番右端は今年11月に打上げ予定のイプシロンロケット❗️
①下町ロケット
2年前放映されたTVドラマ『下町ロケット』

(TBS HPより)
ロケットエンジンのバルブ(推薬弁)を開発する町工場の技術者達の熱き情熱を描いたストーリーは見所満点💯でした。

(TBS HPより)

(TBS HPより)
最終回の最後のシーン

(TBS HPより)
ここSPACE DOMEには燃焼試験で使用したエンジンが2機展示してあります。
左側がH-IIロケット第1段エンジン『LE-7』
右側がH-IIロケット第2段エンジン『LE-5』
LE-5エンジンを近くから撮ってみると……

タンクや配管が見えますがごちゃごちゃして解りにくいですね。
⬇️
そしてLE-7エンジンは……
少しパーツを拡大してみると……
こちらはターボポンプ
開発は確か日産自動車だったかな。
そしてこれがバルブ‼️
こちらもバルブ‼️
いずれもTVドラマで放送されたように、技術者が試行錯誤を繰り返し何年もかけて完成させた結晶のような部品です。
特にターボポンプは、燃焼試験中に高速回転に耐えきれずフィンが折れてエンジンが爆発し年数がかかった部品です。
続いては人工衛星コーナー
これまで打ち上げられた数々の人工衛星が展示されていて、大半は模型ではなく地上試験で使用したモデルです。
技術試験衛星『きく1号』ETS-I
JAXA(当時はNASDA)が1975年に初めて打上げた80cm四方の小さな衛星。
実験用放送衛星『ゆり1号』BS
人工衛星の名前は昔は花の名前がつけられていましたが、近年は一般公募で決められています。選ばれた方は種子島宇宙センターの打ち上げに招待されます。
ここからは公募で命名された人工衛星
温室効果ガス観測技術衛星『いぶき』GOSAT
環境観測技術衛星『みどり2号』ADEOS
陸域観測技術衛星『だいち』ALOS
世界最大規模の地球観測衛星です。
月周回衛星『かぐや』SELENE
かぐやが月面を撮影したハイビジョンの画像が公開されていました。遠く見えるのは地球
②奇跡の地球帰還 小惑星探査機『はやぶさ』
はやぶさは小惑星 イトカワを目指して2003年に打上げられた衛星。

(JAXA HPより)
その後搭載しているイオンエンジンの故障により制御不能に陥っていた。
こちらがイオンエンジン。車だとHVカーのように燃費が良いエンジン❗️
そして技術者の努力により2010年6月に7年60億kmにおよぶ長い旅から奇跡の地球帰還を果たしています。

(大気圏に突入するはやぶさ)
はやぶさが持ち帰ったイトカワの砂

(JAXA HPより)
この一連の歴史が感動を呼び、テレビや映画でドラマ化されました。
既にはやぶさ2号が2014年に打上げられて新たな惑星を目指していますが、地球に帰還するのは2020年❗️オリンピックが開催される年に無事帰還できるのか‼️
今日はかなりマニアックなブログになってしまいましたが、続きはまた明日。
次回は宇宙ステーションと宇宙飛行士の話題
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Posted at
2017/10/01 03:02:49