
前回の予告編のブログで告知していた通り『ミシュラン ラーメングランプリ』を開催します🍜🏆
準々決勝の組み合わせは以下の通り。
第一戦
SOBAHOUSE 金色不如帰
☆ミシュラン一つ星を5年連続で獲得しグランプリ候補筆頭のお店⭐️
VS
宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀(池袋)
☆3年連続ミシュラン ビブグルマン獲得
第ニ戦
はるちゃんラーメン(新橋)
☆3年連続ミシュラン ビブグルマン獲得
VS
中華そば こてつ(下北沢)
☆6年連続ミシュラン ビブグルマン獲得
第三戦
函館塩ラーメン 五稜郭(荻窪)
☆ミシュラン ビブグルマン初選出
VS
there is ramen(荻窪)
☆3年連続ミシュラン ビブグルマン獲得
第四戦
入鹿TOKYO(六本木)
☆3年連続ミシュラン ビブグルマン獲得
VS
ラーメン屋 トイ・ボックス(三ノ輪)
☆11年連続ミシュラン ビブグルマン獲得
上記の組み合わせで順番にバトルを行い、勝ち上がって最後に残ったお店をグランプリとします🏆
今回のバトルの実施方法や勝敗を決めるポイント等を整理してみました。
⭐︎バトル実施方法
・準々決勝:ベースとなるラーメン🍜
殆どのお店が醤油か塩なのでどちらでも🆗
・準決勝:チャーシュー麺🐷🍜
トッピングの多い特製ラーメンでも🆗
・決勝:ラーメン+餃子
メニューに餃子が無い場合はご飯物や他のサイドメニューでも🆗
⭐︎勝敗のポイント
・価格がある程度リーズナブルでコスパに優れていること
単品で1000円程度、トッピング追加で1200円程度が理想
近年原材料の価格高騰により値上げをするお店が後を絶たないが、『ラーメン1杯=千円の壁』を死守しているお店はやはり評価が高い。
・セットメニューでも価格がある程度リーズナブルでコスパが優れていること(合わせて1500円以下が理想)
・チャーシューや野菜等の具材が豊富に盛られていること
・麺は食感が良く風味も良いこと
・スープは今回醤油ラーメンや塩ラーメンが中心になるので、あっさりとした和風出汁のスープでコクと旨みがあること
そしてここが大事‼️
『スープは最後の一滴まで飲み干せること』
さていよいよバトル実戦開始‼️今回は初めて訪れる地域が多いので、街の景色等を伝えながら食べ歩いてみます。
記念すべき最初のお店に選んだのは、ミシュラン一つ星5年連続獲得に敬意を表して『SOBAHOUSE 金色不如帰』

4年ぶりに訪れるが地下鉄新宿御苑前駅から徒歩5分程のアクセスの良い場所にある。
新宿御苑前駅に到着したのは10時半🕥今日は午後から新宿で仕事なのでランチを兼ねての訪問である。

駅を出ると大きな通りは『明治通り』
目的のお店は大通りから1本奥の路地裏にある。

細い路地を少し歩くとレンガ色のマンションがあったので間も無くゴール🏁
店頭に到着したがまだ行列は無く、最近はお店の前で整理券を発行しシステムに登録するようになっている。

2階から上は全てマンションで、朝から店頭に多くの外国人の行列ができ、住民から苦情が出たのでこのシステムが導入されたようだ。
5番の整理券をGET🎫

予約の時間帯は11時から1時間単位で可能で今回は11時〜12時なので、開店直後に入店できそうだ。
整理券のQRコードを読み取ってメールアドレスを登録するとメールが届くようになっていて、これで受付は完了し5分前に集合すれば良いので寒い中並ばなくても良いのは非常に楽である🆗
そうこうしているうちに整理券を求めて続々と外国人が集まり始めたので、少し早く来て正解だった。
時刻は間も無く11時🕚5分前にメールが届いたので全員集合‼️
店頭のラーメンの案内は全て英語🔤

上が『syoyu(醤油)』で下が『sio(塩)』は分かるがその他は不明?
窓には燦然と輝くミシュラン一つ星獲得のステッカーが貼ってあった🌟
店頭の金色の不如帰がデザインされた電光看板は一際目立つ存在である。

そして白い暖簾には『鳴かぬなら 泣かせてみせ…』豊臣秀吉が詠んだ句がデザインされていた。
暖簾をくぐると店内の券売機で食券を購入するシステムだが……

推しは『真鯛と蛤の塩そば🧂(1300円)』
5年前も同じ物を食べたがその時は1000円だった💴
参考までに今回のグランプリには参加していないが、一つ星を獲得したお店のラーメンの値段を調べてみた。
鳴龍:醤油拉麺 1200円
銀座八五:中華そば 1200円
物価高の世の中有名店はそれなりに高級な食材を使用しているはずなので、1000円の壁を軽くオーバーする値段はやもえない。
最近の書き込みの多くは1100円だったが、お店のHPの情報では去年5月にスープを大幅に変更したようで、それを機に値上げしたようだ。
店内はカウンター6席/2人がけテーブル2卓で計10席💺

ここはおそらく昭和の時代にスナックかバーだったお店をラーメン屋に改装したようだが、店内は洒落た造りで雰囲気は悪くない。
5番の整理券だったがなぜか2番目に入店できた。
5年前はコロナ禍の中席はパーテションで仕切られていたが、さすがにもうその姿はない。

一番右側のカウンター席に陣取って注文の品を待つことにした。
10分弱で『真鯛と蛤の塩そば』が着丼‼️

4年前に比べると少し具材のボリュームが不足しているように感じたが……?
まずは具材のチェック✅
チャーシューはバラとロースの2枚🐷🐷
奥の緑色の野菜はハーブ🌿本来は京都の九条ねぎもトッピングされるがねぎは苦手な食材なのでパス🙅

端の方に短冊状に切ってないメンマが埋もれていた。
まずは黄金色のスープを一口🥣

口の中に魚介類の旨みがじわじわと広がる素晴らしいスープ🆗
HPの案内では桑名の蛤と宇和島の真鯛を大量に使用し、鰹節と真昆布など数種類の乾物から出汁をブレンドした和風出汁。

前回食べた時は個性が強い蛤と鯛の香りと味が完全に喧嘩をしていて、上品だがあまり印象に残らないスープだった。
今回は味を見直しし、どちらかと言うと蛤の方が強く感じる好みの味に仕上がっていた🆗
次にチャーシューを頂きま〜す🥩

しっとりと柔らかくマグロのトロのように口の中でとろけるような食感と少し甘めの味は満点で言うこと無し💯🆗
HPではチャーシューはイベリコ豚よりも非常に希少価値の高いデュロック種が使用されていることが紹介されていた🐷

ここも店主のこだわりを感じることができる。
麺は中細麺のストレートで少し柔らかめで香りも良い🆗

前回の札幌ラーメンの殆どがちぢれ麺だったので、ツルツルとした食感が新鮮に感じる。
そして味変用の2種類のペースト状のソース‼️
お店の説明によると『ポルチーニデュクセル』と『インカベリーソース』
フレンチやイタリアンの食材と思われるがおじさんには『よーわからんばい』

新たに『しらすのソース』が追加されたが、このあたりも常に新しい味を追求する店主のこだわりを感じる。
味変用のソースをスープに溶かしてみるとコクと旨みが増すが、少し塩っぱくなったので、元のままの方が良く感じた。
スープは最後の一滴まで飲み干す事ができた🆗
金色不如帰さんご馳走様でした。
2店舗目のお店は『宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀』
金色不如帰さんが『蛤』なので、あえて『しじみ』がうりの琥珀さんとの『貝系のバトル』を組んでみた。
お店は都内に2店舗あり今回はアクセスが良い池袋店に行くことにした。
ところで『宍道湖』はどこにあるのだろう?
ネットで調べてみると島根県松江市にあり日本海からの海水が混じり合った汽水湖でした。

夕陽が美しく日本夕陽百選にも選ばれている。
ちなみにしじみの生産量は日本一で島根県で全国の半数以上を占めている🥇
池袋駅に着いたのは7時🕖今日は仕事帰りの訪問になるが、このお店は11時まで営業しているのでまだ十分に余裕ある時間である。

池袋も東口は西武デパートがあり、良く買い物に来ていたが、北口方面は殆ど土地勘がない。
ここでGoogleマップ君の登場🗺️

駅から徒歩5分の場所にあるようだが、夜のネオン街を歩くと迷いそうな予感がする。
博多ラーメンのお店を見つけたがまた機会があれば🍜

北口は怪しいお店が多く間違えても客引に誘われても付いて行ってはならない。
ところで目的のお店はどこに?

何度歩いてもAPA HOTELの前に案内されてしまう。
入り口の裏側にこちらの案内板を見つけた。

そして奥の方に行くと『琥珀』の看板があった。まさかホテルの中にラーメン店があるとは思いもしなかった。
店内を覗いてみるとやはりホテルの中で営業しているだけあって綺麗で、テーブル席の方が多く厨房の方にカウンター席があるようだ。

夕食時なのに客はカウンター席の一名のみ?
本店の方は行列ができて1時間以上待ちは当たり前の人気店だが、池袋駅周辺はラーメン激戦区🍜🍜

行列ができる人気店が軒を並べているが、このお店は去年オープンしたばかりなので知名度が低いようだ。
入り口で食券を購入するシステムだが、中華蕎麦の種類は塩と醤油のみで、トッピングの多さによって1000円から1300円更に1600円と値段が上がる。

特上の1600円を強気な値段設定‼️
第一戦はベースのラーメンなので『中華蕎麦(塩)の並』の食券を購入して席についた。
5分程で注文の品が着丼‼️
まずは具材のチェック✅

チャーシュー2枚にメンマ3切れとビジュアル的にも淋しい盛り付け🆖
本来なら芽ねぎときざみ玉ねぎが盛られているが、ねぎは苦手な食材なのでパス🙅
まずはスープを一口🥣

しじみの旨みをしっかりと感じられるスープで、しじみならではの磯臭さは全く無く、上質な旨みのみを抽出した優しい味のスープだが…
『もう一つ味が欲しいところで、途中で飽きてしまった』
醤油の方だとそれが改善されるかもしれない。
麺は中細ストレート麺で、ヌルッとして柔らかくそーめんの麺のような食感?

食べ応えが全くなかったが、このスープに合わせて選ばれたのかもしれない?
大きめのチャーシューは柔らかく生ハムのような食感でこれは美味〜い🆗
スープは最後の一滴まで飲み干す事ができた🆗
琥珀さんご馳走様でした。
さて準々決勝第一戦のバトルの結果はいかに?
☆SOBAHOUSE 金色不如帰
HP冒頭に記載されているように、店主が目指すのは『世界でたった一つ』にこだわった『究極の味作り』
その通りの独創的なラーメンで、具材やスープにこだわり一つ一つのクオリティーが高く、どれも非常に美味しかった。
和風と洋風をミックスし更に複数のソースで味の変化を楽しむというアイデアは、ラーメンと云うよりフランス料理のような奥深さがあり、値段は張るがまた来てみたくなるお店である。
☆宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀
希少価値がある宍道湖しじみを出汁に使った中華蕎麦が人気だが、茨城県もしじみの生産量は全国で第3位🥉
同じ汽水湖の涸沼のしじみは有名で、似たような味のラーメンは何度も食べたことがあり新鮮味はなかった。
淡白な味のスープでボリューム感も無く、残念ながら満足感と満腹感を得ることができなかった。
よって 『SOBAHOUSE 金色不如帰』の圧勝🏅