
前回のラーメンバトルに続き今回も魚介シリーズでターゲットは『蛤(ハマグリ)』
蛤は海岸の浅海域に生息し幼い頃は潮干狩りで簡単に採れていたが……
海洋汚染そして海岸の埋め立てや護岸工事により生息地が破壊され年々生産量は減少している。
蛤と言えば『三重県の桑名』や『房総半島の九十九里浜』が有名であるが、天然蛤の生産量は茨城県が日本一🇯🇵
特に鹿島灘は有数の産地でありサイズが大きいのが特徴である。
道の駅等では粒の大きさによるが1袋1000円〜1500円程で販売している。
高級食材のイメージが強い『ハマグリ』を具材にしたラーメン店は全国にどのくらいあるのだろうか?

食べログで検索してみると『121軒』とやはり少ない。
都内ではその数わずか『19軒』
茨城県内では更に少なく『4軒』しかない。

大洗近辺ではハマグリラーメンを提供している店があり、更に季節限定で提供しているお店もあるので実態はもう少し多いと思う。
まず第1ラウンドのお店は自宅近くにある『麺屋 壱心』
お昼休みの少し前だったので駐車場も空いていて、普段は行列ができることが多いがまだそれほど混雑していない。
店内に入ると客はわずかに3人。何度もこのお店には来ているがこんなに少ないのは初めてである。
券売機には蛤そばの他に『煮干しそば』『醤油そば』『塩そば』『味噌そば』とメニューは豊富だが……
もちろん今日は『蛤そば』蛤の旨味をダイレクトに感じるように『塩』

味玉を追加してちょうど1000円は少し高く感じるが、十分に価値はあると思う。
10分程で注文の品が目の前に運ばれてきた🍜
上から見ると少し小ぶりだが蛤2枚に赤みを残して仕上げられたチャーシュー🥩
チャーシューの上のトリュフソースがアクセントになっている。
まずは黄金色に輝くスープを一口🥄

さらっとした清湯スープで塩加減も程良く蛤の旨味がじんわりと口の中に広がって行きます。
麺は中細麺のストレートで少し固めの食感だが、このスープには良く合っていて美味しいです。
そしてメインの『蛤』を頂きま〜す。
蛤の旨味がたっぷりとあふれるスープは優しい味で最後の一滴まで飲み干すことができました。
壱心さんご馳走様でした。
第2ラウンドはつくば市の外れにある『活龍グループ』のお店🍜

ちょうど12時にお店についたがここは活龍グループのお店が3軒並んでいる。
茨城県でも屈指の人気を誇るラーメン店が『活龍』であるがその本店がこちら。

豚骨魚介の濃厚なつけ麺が人気である。
一番右側のお店は『活龍 海老蟹専門 甲殻堂』雲丹や伊勢海老と高級な食材を使用したつけ麺が人気である。
そして中央のお店が『海 KATSURYU』
以前活龍がプロデュースし3ヶ月毎にコンセプトの違うラーメンを提供してきた『みつき』で特に人気の高かったメニュー『国産純はまぐりそば』と『宇和島産純鯛そば』を提供するため新しいお店に生まれ変わっていた。
まずは券売機で『国産純はまぐりそば』の食券を購入します。
1100円とけっこうな値段だが大盛は無料。

醤油か塩が選択できるが今回も塩を選択した。
店内はお昼時でほぼ満席だったがカウンター席が一つ空いていた。
入り口近くには蛤のたくさん入った水槽が置かれていて食欲がわいてくる。
10分程で注文の品が目の前に運ばれてきた。
具材は蛤の他にチャーシューにメンマとシンプルな盛り付け🥩
チャーシューは大きめで美味しそう。
大ぶりの蛤が『早く食べて下さい』と言わんばかりに大きく口をあけて待っている。
まずは澄み切ったスープを一口🥄

蛤の旨味は少なめだが蓮華が高速回転する美味しさ‼️
麺は中細麺のストレートで少し柔らかくもっちりとした食感。
蛤は肉厚でプリプリとした食感でやはり国産は美味い😋
最後の一滴までスープを飲み干すことができ美味しく頂けました。
海KATURYUさんご馳走様でした。
どちらのお店も行列ができる人気店で甲乙つけ難いがジャッジはいかに‼️
☆壱心はこの地にオープンして年数は浅いお店だが、特に蛤という食材を惜しげもなく使い大人気となっている。
チャーシューとメンマは柔らかく蛤の味を消さないよう控えめな味。
トリュフソースも素晴らしいアイデアで途中で味の変化が楽しめ二度美味しい(ᵔᴥᵔ)
☆海KATURYUは常に新しいラーメンを創作する活龍プロデュースのお店で人気となっている。
大きめの蛤は食べ応え満点だった💯
残念なのはチャーシューとメンマが固く更に麺は柔らかく蛤の食感と喧嘩していて全体のバランスが悪かった。
肝心のスープも鶏の味が強く出ていて蛤の旨味が伝わってこなかった。
よって今回のバトルは壱心の『蛤そば』の勝利🏆