
6月4日土曜日 午後からは本命のイベントで、初夏の訪れを告げる『水郷潮来あやめまつり』

昭和27年に始まり今年で71回目を迎える歴史あるイベントですが、近年はコロナの影響で中止となり3年振りに通常通り開催されていた。
利根川を利用する水運の要所として佐原と共に江戸時代から栄えた『潮来』
午前中訪れた水郷佐原あやめパークからは約4km車で10分程度の至近距離である。
潮来あやめ園は駅から5分程度と潮来市の中心部に位置するが、あやめまつりの期間は約80万人もの観光客が訪れるのでかなり混雑する。

市内の駐車場はどこも500円だが、常陸利根川沿いの無料駐車場が運良く空いていた。
潮来あやめ園は前川沿いに沿って約1.3ヘクタールの敷地が広がり、毎年5月下旬~6月下旬に開催されるあやめまつりのメイン会場となっている。
園内には約500種100万株のあやめ(花菖蒲)が植えられており、既に見頃を迎えていることが報じられていた。
わずか4kmしか離れていない隣町の佐原あやめパークが殆ど咲いていなかったのはやはり謎である。
さっそく水門側の一番端の方から見て回りますが、あやめ園は入園料無料で美しいあやめを鑑賞出来ます。
現在園内に咲いているのは殆どが『花菖蒲』
潮来地域では花菖蒲の事を『あやめ』と呼ぶようですが、潮来市のHPに『あやめ・杜若・花菖蒲』の見分け方が掲載されていたので紹介します。

一番簡単なのは花弁の付け根部分の色と模様ですね。
花菖蒲は白、濃い紫、青、黄色と多彩で品種によって花の形もそれぞれ異なるが、佐原あやめパークのように品種を紹介するプレートはなかった。
今日は市内を流れる前川には数多くのろ舟(サッパ舟)が運航していた。
前川には12の小さな橋があるので『十二橋』と呼ばれているが、奥に見えるアーチ状の橋が『水雲橋』
アーチが2つ連なっているので地元の方は『眼鏡橋』と呼んでいるようです。
水雲橋の下の花菖蒲も綺麗に咲き誇っていた。
さまざまな色や形の花菖蒲を見て回るのも楽しみの1つ‼️
涼しげな水色
珍しい八重咲きの花菖蒲
こちらの真っ白な八重咲きの花菖蒲は一際目立つ存在‼️
水雲橋の下にはろ船の発着場があるが、かなり人気のようで混雑していた。
次々にろ舟は出発して行ったが……

意外にも女性の船頭さんの方が多かった。
女性の衣装は色々なデザインがあり趣きがある。
こちらの小柄な尾根遺産は身体を目一杯使い舟を進めている。

それに比べてベテランの船頭さんは涼しげに片手で操る姿は正に匠の技‼️
更に奥の方に行くとずらりと花菖蒲が咲き誇っていた。

おそらく今週末が一番の見頃‼️
ぎっしりと咲いているのでどの花を撮るか迷ってしまう。
変わった色と花の形をした花菖蒲
やはり紫色は定番‼️
少し雰囲気を変えて📸
こちらの浴衣姿の尾根遺産🙍♀️🙍♀️
あやめまつりのPRを行うため公募で選ばれた『あやめ娘』の方々です。

あやめまつりのうちわを配っているようです。
先日岸田首相を訪れてあやめまつりをPRしたことがニュースで報道されていた。
園内のあやめ育成のため募金をするとこのうちわがいただけます。
お近づきのしるしに記念撮影📸『ハイチーズ🧀』
回りにはカメラマン二人がいてなかなかこっちを向いてくれない💢
もう一人は岸田首相を訪問された方です。
『ハイチーズ🧀』
時刻は間もなく1時半🕜ここまでは非常に良い展開だが、この後はメインイベントの『嫁入り舟』
潮来地方では江戸時代から昭和30年代前半まで、結婚式の時花嫁さんが舟で嫁入りするという風習があり、嫁入り道具と共に『ろ舟』に乗って対岸で待つ花婿の元へ嫁入りしていたそうです。

風情豊かなその嫁入り舟は昭和60年に復活し、現在はあやめまつりのメインイベントとして行われているようです。
嫁入り舟は期間中毎週水・土・日曜日に開催されていて、土曜日は夜も行われています。
潮来市在住でなくてもこのイベントに参加することができるようで、応募が殺到しているそうです。

衣装代は別ですが12万円の費用は意外とリーズナブルではないでしょうか。
今年から嫁入り舟のコースが変更となっていて、従来あやめ園からスタートしていたが、感染対策のため逆のあやめ園にゴールするコース。
まずは水雲橋から撮影ポイントを探してみます。
意外と高さがありあやめ園を一望できる。
こちらは下流の思案橋でこのあたりで嫁入り舟がUターンする。
こちらは上流でろ舟の発着場で花婿さんが待っている。
迷った結果水雲橋が見える思案橋の方から撮ってみます📸

既に橋の上は多くの人が立ち並び出遅れてしまった。
橋の上からの展望は水運橋がほぼ正面に見えるので🆗
時刻は間も無く2時🕑嫁入り舟の発船時刻だが橋の上と川沿いには人だかりができていた。
時刻は2時10分 上流から嫁入り舟が近づいてきた
ここからは嫁入り舟の一部始終をお届けします。
ご両親も一緒に乗っておられるようです。
園内のアナウンスによると花嫁さんは潮来市出身で幼い頃から見ていた嫁入り舟に乗ることが長年の夢だったそうです。
間も無く橋の下を通過して……
すぐにUターン‼️
白無垢姿の花嫁さんは凛として美しい。
すぐにこちらに向かってきて舟着場に向かいます。
この後はあやめ園に移動して新郎新婦が到着するのを待ちます。
無事に到着されたようです。
ここで一斉に拍手と歓声が上がった『おめでとうございます㊗️🎊』
ゆっくりとあやめ園の中を歩かれたがやはり大観衆の中緊張のせいか表情が硬いo(`ω´ )o
目の前をゆっくりと通り過ぎて行かれた。
ご両親と並んでご挨拶と記念撮影📸
この後は人力車に乗って撤収されます。
少し緊張がほぐれてにっこり笑顔( ͡° ͜ʖ ͡°)
『おめでとうございます㊗️末永くお幸せに‼️』
ー 完 ー
嫁入り舟は私達が忘れかけている『古き良き時代の日本の伝統美』の趣きを思い起こさせてくれるイベント。
感動的なシーンに立ち会えて、幸せな時間を共有することができました。
なお投稿した写真は画像の修正も行おうと思いましたが、花嫁さんの美しさ、風情ある光景が台無しになるのであえて無修正で投稿しました。