
7月1日金曜日 この夏の新企画三回目は『仕事帰りのホタル観察』
これまでホタルの観賞できるスポットは以下の2ケースがあることが分かっていた。
①自然豊かな里山や公園に自然発生するケース
②ホタルが生活しやすいような環境を整備し、池に餌となるタニシやカワニナを放流し人工飼育するケース
これまでの2回はどちらも①の場所であった。
今回訪れた場所は②に加えて交尾〜産卵〜孵化も飼育場で行っているようです。
場所は茨城県南西部取手市の『宮ノ前ふれあい公園』
近くに利根川が流れているが、ホタルが自生できるような綺麗な水はない場所だが?
この公園は自治体と住民更にホタルの里育成会が協力しホタルが飛び交う環境に取り組んでいるようだ。
その活動の一環がHPに紹介されていた。
まずは春に幼虫の餌となるカワニナの放流🐚
次に地元の小学生達による幼虫の放流
更にホタルを観賞しながらのカップリングパーティーなど地域密着のイベントが開催されている。
仕事帰りに寄り道できる場所であるが取手市はこれといった名所や観光地は無い場所なのでいつも素通りしてしまう。
しいて言えばカップヌードルとキリンビールの工場があるかなぁ🍜🍺
そう言えば取手は『奈良漬け』が有名で良くこちらのお店で購入し実家のおふくろに送っていた。
奈良漬けは奈良県が発祥の地だが、徳川家康が大好物だったことからこの地の奈良漬けを利根川の水運を使い幕府に計上していたようです。
時刻は間も無く7時🕖利根川越しの夕陽を横目で見ながら走っていると……

公園の入り口の案内板があった。
駐車場には車はまばらだがほたるの里育成会の方数名で会場の案内を行っていた。
それほど広い公園ではないようで……

遊具はなく周囲を森に囲まれた静かな公園のようだ。
園内には所々街灯はあるが💡

イノシシが出るので注意が必要である🐗
ほたるの里の案内板に沿って……

散策路を少し歩くと🚶♂️
ここがホタルの飼育場のようだ。

会長さんの話ではこの場所では来年のためにホタルの幼虫を約3000匹程飼育しているので、毎年5月から8月にかけてホタルを観賞できるそうです。
飼育場の横に小さな池があったが……

湧水が出ているが綺麗な地下水を汲み上げて、ホタルが自生できる環境を築いているそうです。
時刻は間も無く7時半🕢池の周りには多くの人が集まり始めたが……

小さな子供を連れた家族連れが多い。
とりあえず池の方にカメラを向けてみたが三脚を立てているのは私一人📸
奥に森があるので中からホタルの登場を待つことにした。
まだかなぁ(´-`).。oO
そしてピカピカと小さな光が輝き始めた✨

小さな子供達は始めたホタルを見るようで、あちこちから可愛い歓声があがり始めた。
そして2匹のホタルが優雅に飛び始めた✨
今日は昼間は気温が35度まで上昇しまだ空が明るいので、ホタルの飛ぶ条件としては悪いようです。
光跡が細くて分かりにくいがくるっとUターンするように飛んでくれた。
おそらく殆どの方が近所の方だと思うが、無邪気に子供達がホタルを追いかけ回す光景は、幼い頃親に連れられてホタルを同じように追いかけ回した自分の姿を見ているように感じた。
結局今日は5匹のホタルしか観察できなかったが……
カップルは初めて見るホタルの光に感動の声をあげ…
お孫さんを連れたおばあちゃんは60年振りにホタルを見たと喜びの声をあげていた。
コロナ禍の中こういう機会はまずなかったと思うが、ホタルは人々に幸せの光を運んできているのかも知れない。
最後に飼育場の中で飛び回るホタルを撮って……
撤収します。

散策路のライトをホタルのイメージで撮ってみました
Posted at 2022/07/03 19:12:59 | |
トラックバック(0)