
前回の予告編で告知していた通り『ソース焼きそばグランプリ』を開催します。
準々決勝の組み合わせは以下の通りです。
第一戦
・やきそば みかさ(神保町)
VS
・両面焼きそば あぺたいと(馬喰町)
⭐︎九州がルーツの焼きそば同士のバトル
第ニ戦
・かっぱ焼きそば 喜八(浅草)
VS
・浅草焼きそば 福ちゃん(浅草)
⭐︎同じ浅草で営業するお店同士のバトル
第三戦
・京都焼きそば専門天(赤坂)
VS
・焼きそバー キノコヤ(西葛西)
⭐︎京都と富士宮のご当地焼きそばのバトル
第四戦
・下町焼きそば 銀ちゃん(上野広小路)
VS
・焼きそばのまるしょう(本郷三丁目)
⭐︎長年通い続けている焼きそば専門店同士のバトル
上記の組み合わせで順番にバトルを行い勝ち上がった店舗の中で最後に残った『2店舗をグランプリ』とします。
今回のバトルの実施方法や勝敗を決めるポイント等を整理してみました。
・準々決勝:トッピングがないベースのソース焼きそばで具材は豚肉🐷
・準決勝:『オムソバ』個人的に一番好きな焼きそばで関西に行った時は必ず一度は食べる。

メニューになければ卵やシーフード等のトッピング焼きそば🍳🦑
・肉や野菜がバランスよく盛られていること
・焼きそばの麺はもちっとした食感であること
・価格がある程度リーズナブルでコスパが優れていること(700円前後が理想)
さていよいよバトル実戦開始‼️記念すべき最初のお店に選んだのは神保町の焼きそば専門店『みかさ』

地下鉄神保町駅から徒歩で3分とアクセスが良く、焼きそば専門店のパイオニアとして雑誌やテレビに取り上げられることも多く、昼間から日本一行列ができるお店である。
2013年12月にオープンしているが、店主の母親が熊本で創業したお好み焼き屋がベースになっているそうです。
地下鉄神保町駅に到着したのは2時🕑

駅を出るとここが神保町の交差点で正面が古本屋街かなぁ📚
『今回のシリーズも少し街の光景を伝えながら食べ歩いてみます』
殆ど土地勘のない街だが洒落たお店は少なく、どちらかと言うと昭和レトロなお店が多い。
山口百恵に秋吉久美子の雑誌は今も人気なのだろうか?

店頭の一番目立つ場所に陳列してあった。
やはり神保町はお腹を空かせた食いしん坊達が通うグルメの街🥩

やたら肉料理のお店が目についた。
この焼肉専門店は食べ放題で1000円はバーゲン価格‼️
すぐに店頭に到着したが時間をずらして来たので行列はなかった。

店頭に立つとソースのいい匂いが外まで漂ってきて食欲を唆る。
白い暖簾をくぐると……
小さなお店はカウンターが9席しかなく、かなり狭いがまだ満席だった。
入り口にある券売機で食券を購入🎟️
ソース焼きそばと塩焼きそばしかなくお店のこだわりがつまっている。

900円は割高に感じるが大盛りは無料。
一番奥の席がすぐに空いたので案内された。
奥の方に厨房があり大き目の鉄板で調理している光景をライブ感満載で楽しめる。
10分程でソース焼きそばが着丼‼️

アルマイト製の皿は小学校の給食の食器以来で懐かしさを感じた。
まずは具材のチェック‼️
お皿からはみ出す程のたっぷりの豚肉は食べ応え満点💯
野菜はキャベツではなく『モヤシ』がメイン。
焼きそばに定番の青のりは香りが良い🆗
極めつけはトロトロ玉子が最初からトッピングされていた🆗

個人的にはオムソバが好きだがこれも美味しそう。
紅生姜、からしマヨネーズ、天かす、追加の辛口ソースなどはテーブルに置いてあるので好きな量をかけることができる。
それでは頂きま〜す‼️

麺は焼きそばにしては珍しく太麺のちぢれ麺。
麺は自家製で最上級の小麦粉を使用しているようだ。
ソースはドロっとした甘めのタイプが一般的だが、このお店はサラッとした甘酸っぱいソース。

これでもかと言うほどたっぷりかかっていてスープ焼きそばのような食感。
スクランブルエッグのようなふわふわの玉子焼き、ソースが極太モチモチの麺にからむ食感‼️
すべてパーフェクト級に美味しかったです🆗🆗
二店目のお店は馬喰町の『両面焼きそば あぺたいと』
このお店は都内や埼玉に8店舗あるが、高島平にある本店は行列ができる人気店。
先週放送されたばかりのテレビ東京のアド街ックでも穴場の店の一つとして1位にランキングされていた🥇
そもそも『両面焼きそば』とはどんな焼きそばなのだろうか?
大分県日田市のご当地グルメ『日田焼きそば』がルーツであり、鉄板の上で両面を焦げるほど焼く、パリパリの食感を楽しむ焼きそばでした。
HPでは創業者は大分・福岡・佐賀を中心にチェーン展開している日田焼きそばの専門店『想夫恋』で1年半働き、そこで身に着けた技術を持って東京に戻り『あぺたいと』を1988年に開店させたことが紹介されていた。
焼そばに魅せられた創業者が約30年かけて追求した究極の両面焼きそばの味は如何に?
馬喰町駅に到着したのが11時半🕦

目的のお店はこの交差点のすぐ近くにある。
交差点を渡るとすぐに目的のお店の前に到着した。
店内に入るとまだランチタイムには早いので、入り口近くのテーブル席には客はいなかった。

奥のカウンター席に陣取ります。
メニューを見るとベースの両面やきそばは800円

このお店は夜は居酒屋になるようで、サイドメニューは豊富で唐揚げがお勧めのようです。
カウンター席で待つこと5分注文の両面焼きそばが着丼‼️
野菜はモヤシがメインで所々に青ネギが顔をのぞかせていた。
豚肉は小さく切った物が数切れ。とにかく量が少なく探すのに苦労した。
麺は細麺で独特の醤油とソースとをブレンドした味付けが焼きそばの味を引き立てていた。
肝心のパリッと揚がったような麺の姿が見当たらないが……

麺を探ってみるとおこげのような麺が数切れ見つかった。
HPの写真でも反面を焦げ目がつくほど焼いているのでこれは『調理ミス』では?

残念ながら『パリッと揚がったような麺』と『柔らかい麺』のコントラストは味わえなかった。
これは社長が長年かけて生み出した両面やきそばではない🆖
熊本と大分同じ九州にルーツを持つ焼きそば専門店同士のバトルジャッジは如何に?
☆やきそば みかさ
野菜、肉の具材はボリューム満点で特に目玉焼きではなくスクランブルエッグ風のとろとろの玉子焼きが、ここの焼きそばの味にいいスパイスを加えている🆗
太麺によくからむ甘酸っぱいソースをたっぷり使い飽きの来ない味は秀逸🆗
コスパ的に900円は高く感じるが、大盛りと玉子のトッピングを加えると+200円程になるが、実質700円なのでコスパ的には悪くないと感じた🆗
☆両面やきそば あぺたいと
野菜、肉の具材、更に麺はボリューム感がなく、ウリの麺も想像とかけ離れた食感だった🆖
コスパ的に800円は微妙で、これに大盛りと玉子のトッピングを加えると1000円になるので、まずリピーターはない🆖
よって今回のバトルの勝者は『やきそば みかさ』の圧勝🏆