
霞ヶ浦周辺に咲く夏の花の後半のブログは里山にひっそりと咲く『山百合』
霞ヶ浦の東側に古くから建つ『西蓮寺』のそばに『山百合の里』がある。
関東随一といわれている山百合が1万本以上咲き誇る自生地がある。
毎年この時期にはイベントが開催されていたようだが、今年はやはりコロナ感染対策のためか中止となっていた。
このエリアは今年の冬にダイアモンド富士の撮影で何度も訪れた場所。
特に目立った名所や観光地があるわけでもないので素通りしてしまうが、秋と冬のシーズン中は湖畔には100人以上のカメラマンが集まる場所である。
霞ヶ浦越しに見える大玉のダイアモンド富士は何度でも見たい光景である。
目的地の西蓮寺はこのダイアモンド富士の撮影ポイントから車で5分くらいの場所。
国道355号線を左折すると案内板があった
山門のすぐそばの桜の木の下に駐車できたが他に車は見あたらない。
大きく広がった屋根が特徴的な仁王門は国指定の重要文化財に指定されている。
長い年月を経ているのか『西蓮寺』の文字が寂れていたが、このお寺の歴史深さを感じる。
木漏れ日が射す参道を少し歩くと🚶♀️
案内板が建ててあった。
要約すると延暦元年(783年)桓武天皇により開山された天台宗の寺院🛕

常陸の高野山として地域の人々に親しまれれているようだが、『なぜ天台宗なのに高野山』なのかなぁ?
境内に入ると右手には鐘楼🔔
そして本堂は左手に建っていた。
人が誰もいないせいもあるが静寂感が漂う空間に凛とした佇まいは心洗われる気分になれる。
そしてこのお寺のシンボルが樹齢1000年以上と推定される二本の大イチョウ‼️
一本は本堂と向かい合うような立ち姿
そしてもう一本は鐘楼の隣にあった。

どちらも30mに達する大木で秋には素晴らしい紅葉を見せてくれるはずだ🍁
本日の目的地に移動します。
参道のそばに『山百合の里』の案内板が建てられていた。
けもの道のような急な坂を降りて行くが、ここも以前はお寺の参道だった場所のようだ。
この坂は『袖切り坂』という名がつけられているが……
着物姿の尾根遺産があまりの急坂で着物の袖を踏んで切り裂いてしまうことからこの名がつけられたようだ👘
坂を降りると鮮やかなオレンジ色の花🍊
この花は何という花かなぁ?
百合の花のようにも見えるが、調べてみると『藪萱草(ヤブカンゾウ)』同じユリ科の花であった。
坂を降りきると既に見頃は過ぎて枯れ始めた紫陽花が咲いていた。
そして稲の緑が眩しい青々とした田んぼが広がっていた。
田んぼの向こうには竹林があり子供の頃良く見かけた里山らしい光景が広がっていた。
稲穂もそろそろ実っていて秋には美味しいお米が収穫できるに違いない。
田んぼの中の一本道の奥の小高い山が『山百合の里』
下から山の斜面を見るとあちこちに白い花が咲いているのが確認できる。
⬇️
ここが山百合の里の入り口
中に入ると歩きやすいように遊歩道が整備されていて……
少し急な斜面には小さな木の吊り橋が架けられていた。
この場所は20年程前から地元のボランティア『山百合の会』の方々が整備や手入れをされているようです。
その甲斐があり年々山百合が増えていって、近年ははとバスのツアーコースにもなっているそうです。
それでは長閑な里山に咲く山百合を撮って行きます📸
山百合は『森の貴婦人』とも呼ばれ夏の里山を代表する豪華な花である。
草丈は1mから1.5mで花径は大きいものは20cm近くに達する。
このため花の重さに耐えられないのか茎全体が弓なりに傾き……
お辞儀をするように下を向いた花が多かった。
山百合が咲く山林の中は立ち入ることができないので、遠くの方で綺麗に咲く花がなかなか撮れない。
昨夜も大量の雨が降ったのでしっとりとした美しさを感じる。
二つ目の木の吊り橋に着いたがここが折り返し地点のようだ。
橋の下をくぐり下山して行きます。
ここからは緩やかな坂を降りて行きますが遊歩道沿いにも花が咲いている。
近くにかなり咲いていたので色々なアングルから撮ってみます。
花弁の斑点のアップ📸
雄しべと雌しべのアップ📸
正面から📸
後ろ姿📸
花の中には二輪咲きのカップルの花もある
株が古いほど多くの花が咲くようです。
坂を下った出口付近には花束のように重なり合って咲く花を見つけた。
⬇️
良く見ると2つの株から計8輪の花が咲いている。
最後を飾るのは蕾の上の『カエル🐸』
おまけはシダの葉の上で羽を休める『黒いトンボ』
次の目的地に移動します🚘
本日最後の目的地は日没間際の『霞ヶ浦湖畔』
ダイアモンド富士は現在シーズンオフなので狙っていたのは『ダイアモンド筑波山⛰』
でしたが……?
山頂からかなり外れた場所に陽が沈もうとしている。

『なんでやねん💢』
アプリのシミュレーション結果では霞ヶ浦大橋の少し北側の湖岸
このブログを作っていて気付いたのだが、シミュレーションする日を1日間違えていた(_ _).。o○
このままでは締りのないブログになってしまうので(◞‸◟)
ここでホットパンツ姿の尾根遺産に乱入してもらいます(ᵔᴥᵔ)
夕陽を見つめる尾根遺産ではなくて……
沈む夕陽の下でバス釣りを楽しむ尾根遺産でした🎣
間も無く日没
6時45分 日没🌚
尾根遺産の華麗な一投で本日のブログはおしまいです🎣
尾根遺産に負けないように次回『釣りVARI日記』へと続く🎣