
ラーメンバトル第二戦は『東の横綱 一風堂』と『西の横綱 一蘭』のガチンコ対決🍜🍜
どちらも博多の地で創業を開始した超人気店である。
それぞれのお店の歴史は以下の通り。
☆一風堂

(出典:wikipedia)
☆一蘭

(出典:wikipedia)
どちらも全国そして海外に店舗の拡大を続け……
一風堂は国内133店舗そして海外は63店舗まで増えている。

(一風堂の海外店舗は既に100店舗を超えたという情報もあり)
それに対して一蘭は国内78店舗海外7店舗である。

(近年ニューヨークにも3店舗出店している)
どちらも就職後博多を離れてオープンしたので、帰省した時は必ず立ち寄ったお店である。
前置きが長くなってしまったがここからバトル開始🔥
第1ラウンドは『一風堂』の登場🥊
天神のソラリア前からスタートします。

長年天神のシンボル的な存在だったこの近くのIMSも天神地区の再開発に伴い2021年8月に閉館することが発表されている。
天神コアに続いてまた一つ天神の灯が消え寂しい感じがする。
IMSの斜め横にはまたお洒落な新しい商業施設がオープンしていた。
一風堂はここ『西通り』から横道に入った場所にある。
近年西通りはお洒落なお店や美味しいお店が次々にオープンして、天神地区では一番人が集まる場所である。

前回のブログで紹介した『親不孝通り』が廃れて行くのは時の流れのように感じる。
西通りから横道に入ると更に狭い道にも人が溢れているが……
一風堂をすぐに見つけることができた。
店頭には新しいメニューの『まぜそば』のポスターが貼ってあるが……

店内に入ると客が殆どいない。時刻は7時を過ぎ一番混雑する時間だが……?
『なんでかいな〜(ここは博多弁)』
店員に尋ねてみるとここは最近オープンした『西通り店』だった。

目指したのは一つ先の横道にある『大名本店』
ここが一風堂発祥の店『大名本店』

店内は狭く20名程しか入れないこじんまりとしたお店だが、博多ラーメンに革命を起こしたことはあまりにも有名である。
当時はラーメンブームで各地のご当地ラーメンが登場し、テレビや雑誌で取り上げられることが多かったが……
一風堂はTVチャンピョンのラーメン選手権で3年連続優勝するなどで人気に火がついた。

一番左の方が創業者の『河原成美氏』
新しい博多ラーメンを全国区にしたレジェンドである。
オープン当時一度1時間以上行列に並んだことがあるが、他の博多ラーメンとは異なる衝撃的な味であった。
当時の博多ラーメンのお店は薄汚れた汚い店舗が多かったが、河原氏が目指したのは女性一人でも気軽に入店できるお洒落なお店🍜

店内に入るとモダンジャズが流れるのは創業当時のまま🎵
店内はほぼ満席だったが、メニューを開くと定番の『白丸』と『赤丸』
値段を見て驚いたのは白丸が690円で赤丸が790円?
都内で食べると白丸は確か750円なので良心的な値段設定だと思う。(替え玉も昔のままの100円)
メニューの片隅にはどちらも『大名本店限定』の文字

このお店は創業当時の味をそのまま提供している『唯一無二のお店』
何度か都内で一風堂のラーメンを食べたが、どこか物足りなさを感じもう10年近く行っていない。
都内含めて他店で提供される白丸は、万人受けするようにクリーミーであっさりとした味なので本店とは別物‼️
西通り店も都内と同じなので舌が肥えた博多っ子は正直。
隣接する西通り店ではなく本店に来るのは当然の流れである。
まずはサイドメニューの一口餃子を注文🥟
続いて白丸が目の前に運ばれてきた🍜
スープを一口すすると豚骨の旨味を全開に出した濃厚な味‼️

豚骨をじっくりと煮込んでいるので、舌にザラついた食感が残るスープはどこか懐かしさを感じる。
麺は小麦の香りを感じる極細麺‼️
やはり本店の味はワイルドでパワフルさを残したまさに王道の横綱級の味で特別にうまい😋
一風堂さんご馳走様でした。
第2ラウンドは『一蘭』の登場🥊
この日は中洲からスタートします。
帰京するため地下鉄の駅に行ったらこんな状態。

車両火災が発生したようだが、幸い中洲駅から先は運転再開していたのでバスで移動してきました。
こちらが『一蘭中洲総本店🍜』
一蘭はどのお店も木材を使用したレトロな造りが特徴。
ラーメンの値段を見て思わず目が点になった(・_・;

980円は超強気の値段で高すぎる💢
しかも替え玉210円は許せない💢
店舗によっては890円で提供しているがここ中洲本店は980円です。
店内の席には左右に仕切りがありコロナ感染対策もバッチリ👌
昨今飲食店はコロナ対策のため、このような仕切りを新たに設置しているが、『一蘭の仕切りは創業の頃からある物』

ネットでは『元祖ソーシャルデイスタンス』と呼ばれているが……
『味集中カウンター』と名付けられている

周囲を気にすることなく『食べることに集中』できて、『コロナ対策も万全』なので一石二鳥‼️
テーブルの上には1枚の紙が置かれているが

味の濃さ・こってり度・ニンニク等自分好みの味を注文できる。
昔ながらのチャルメラの音を聞きながら待っていると注文の品が運ばれてきた🍜

丼は創業以来有田焼をモチーフにした豪華な物。
こちらが一蘭オリジナルの『秘伝のたれ』
唐辛子をベースに30種類以上のスパイスを調合し熟成させたたれである。

この秘伝のたれは途中からスープに絡ませると様々な旨味が口の中に広がるのが特徴である。
一蘭さんご馳走様でした。
さてジャッジはいかに‼️
☆一風堂の創業以来の伝統の味は唯一無二
パンチの効いた豚骨スープは病みつきになる美味しさ。
値段もリーズナブルで替え玉100円の伝統も守られている。
☆一蘭は『天然とんこつラーメン』を名乗っているが、東京の豚骨ラーメンはスープに背脂やラードを使っているので後味が悪い。
サラッとしたクセのないスープと秘伝のタレのバランスは絶品である。
どちらも伝統の味をしっかりと受け継がれていて、甲乙つけがたいのでこのバトルは『ドロー』
『ここからは延長戦に突入します』
連休中に弟と墓参りに行った後に立ち寄ったお店で最後締めます🍜
シンプルな真っ赤な暖簾だがなぜか店名がない。

お店の名前は『安全食堂』いかにも飾り気のない大衆食堂という店構えである。
弟の話では昔から『市内で一番行列ができるお店』とのこと‼️
場所は福岡市の西の外れで国道202号線『唐津街道』に面して、交通量はかなり多い場所である。

このあたりは糸島半島方面に釣りに行く時に良く通っていたはずだが……
駅からはかなり距離があるので車でないと来れない場所である🚘
駐車場は常に満車で諦めて立ち去る車が後を絶たない。
店頭の行列は30名は越えているが、客層はお年寄りから小さな子供までバラエティ👵👧

行列ができる一つの理由は、このお店は何故か夜の営業は行っておらず4時で閉店すること。
30分程でカウンター席に案内された。

厨房には6名の方が忙しなく動き回っているが……
かなりご高齢の大将はどこか機嫌が悪そうだが、一心不乱の麺の茹でから湯切りまでの匠の技は見事‼️
店内にメニューが掲示されているが『ラーメン』のみのシンプルさ。

最近のラーメンはトッピングを追加すると1000円くらいになってしまうが今時『600円』は良心的である。
オペレーションが良いので直ぐに注文のラーメンが運ばれてきた🍜
スープはどこか懐かしいあっさりとした豚骨スープ。
豚骨の旨味は控えめで先日訪れた『うま馬』のスープに通じるものがある。

麺は定番の細麺だが少し固めで食べていると柔らかくなる食感。
適度な歯ごたえが心地良く感じる。
目の前の大きな容器に定番の紅生姜と胡麻
この光景は特に珍しくもないが、何故か安心感がありホッとした気分になれる。
本当にシンプルなラーメンに一気に寄り切られた。
40年以上も昔から博多っ子が行列を作り愛され続ける安全食堂は『裏の横綱』である。
安全食堂さんご馳走様でした。
帰省して毎日のようにラーメンを食べているのでコレステロール値が気になるところだが
( ̄^ ̄);;
充実したシルバーウイークを満喫できました。