
6月13日 日曜日後半のブログです。
午前中は保和苑の紫陽花を見て回ったが、午後は水戸八幡宮⛩
保和苑からは徒歩15分弱の距離である。
ここロマンチックゾーン一帯はその昔『寺町』や『花町』として栄えた場所だが、少し趣きのある場所を歩いてみます。
ロマンチックゾーンには『杜と泉と歴史の道』があるが……
その泉の部分の『湧水処』がいくつかある。
少し遠回りになるがこの一帯を歩いて水戸八幡宮にアクセスしてみます。
まずは保和苑の緑道を少し歩くと……
蕎麦屋があったのでここでランチタイム🍱
後から分かったのだが『蕎麦処 みかわ』は市内でも断トツの人気を誇る名店で、茨城産の常陸秋そばを店内で挽き打ちたてを提供しているそうです。
注文したのは『季節の地魚天せいろ』
地魚は今が旬のヒラメ
お腹もいっぱいになったので最初の目的地は『萬葉曝井(まんようさらしい)の森🌳』

ここに万葉集の歌の舞台となった『湧水』がある。
このあたりは閑静な住宅街だが緩やかな坂を登ると竹林が見えてきた。
豊富な水が湧く地で育つので節が太い竹が多いように感じる。
曝井は竹林に囲まれ多くの樹々が立ち並ぶ場所にあった。
中に入ると小さな池があり凛とした空気感が伝わってくる。

今日は気温が30℃近くまで上昇していたがかなり涼しく感じる。
岩の隙間から水が流れる光景を確認できるが、何処から湧いてきているのだろうか?
この地には『万葉歌碑』が2つある。
曝井は布を晒すために使っていた湧水のことで、いつしか固有名詞になったようです。
歌碑の文字が見にくいが……
『三栗(みつくり)の那賀(なか)に向へる曝井の絶えず通はむ彼所(そこ)に妻もが』
掲示板の説明を要約すると……
現存する最古の万葉集に高橋連虫麻呂の作とされる歌の舞台が、ここ『曝井』
この一帯は高台から清らかな水が湧いて那珂川に流れていることが表現されている。
またこの場所は男女の交流の場であったとも伝えられているが、絶えず通って妻になる人がいて欲しいという思いを詠ったようだ。
いつの時代も男が女を思い忍ぶ心は同じ💓
池のほとりに尾根遺産がいたらぴったりの情景だったが……
曝井の上の方は更に竹林が広がり散策道で登ることができる。
登りきった先に広がるのは新緑が美しいモミジ
次の目的地に移動します👣
ここからは後半戦 水戸八幡宮に行ってみます👣
途中の散策道を歩くと紫陽花が咲き乱れていた。
このあたりの紫陽花はピンク色が多い。
直ぐに竹林があったがどこからともなく冷んやりとした風が流れてきた。
清らかな川のせせらぎのような音が聞こえてきたので、探してみると水が湧いていた。

この湧水は『七曲坂湧水』
少し歩くとここにも水が湧いている。

この湧水は『祇園寺下湧水』
この一帯は運河のようにつながっているようだ。
更に歩くと四阿があったが、この上に八幡宮があるようだ⛩
四阿のベンチで少し休憩します。
水が流れる音が聞こえてきたがここは小さな池で『八幡池』と名付けられていた。
池の中には主の大きな鯉が優雅に泳いでいた。
そばに『神明水』立て札があり、その昔八幡宮参拝時に身を清めるために使用され、現在も飲み水等の生活用水として使用されているようです。
本当に全く濁りがない清らかな水‼️
池の中に咲く紫陽花を撮って次の目的地に移動します👣
すぐに水戸八幡宮の入り口に到着した。
参道を歩くと青い紫陽花が綺麗に咲いていた。
緑深い参道を歩くと鳥居が見えてきた⛩
鳥居をくぐるとここは『随神門』で奥の方に拝殿が見えている。
参道の途中右手の杉木立の中に『山あじさいの杜』が広がっているが、先に境内の方に行ってみます。
水戸八幡宮は閑静な住宅街にあるパワースポットで、1592年に創建された神社である。
重厚な拝殿はとても立派で圧倒されます。
まずは茅の輪をくぐり抜けて拝殿で参拝します。
拝殿に寄り添うように立っているのが御神木の大いちょう‼️
日本一の大いちょうということだがとにかくデカ〜イ(・_・;

高さ42メートル、幹周りは9メートルで凄い迫力です。
この木は御葉付公孫樹(おはつきいちょう)で、国指定天然記念物に指定されていて樹齢800年と言われています。
拝殿の後ろにある本殿は威厳があり凛とした佇まいが素晴らしく、国の重要文化財に指定されている。
本殿は朱塗りや金箔で安土桃山時代の創建時そのままに復元されているそうです。
本殿の周りにもガクアジサイが少し咲いていた。
次の目的地に移動します👣
『山あじさいの小径』には杉木立の中に日本古来の山あじさいを中心にさまざまな品種のあじさいが咲いている。
木漏れ日が射す杉林の中を歩いてみます👣
鬱蒼と生い茂る草木の中に咲く紫陽花もまた風情がある。
木漏れ日が紫陽花に注ぎ始めた🌞
あまり見たことがない薄紅色の紫陽花を見つけた。
柔らかな陽射しの中の淡い色と新緑の色が絶妙にバランスが取れている。
やはりここはジャングルのような場所なので陽当たりが悪く、少し開花が遅いように感じた。
次の目的地に移動します👣
本日最後はこちらで大ケヤキがある奥の駐車場に行ってみます👣

烈公は第9代水戸藩主の徳川斉昭公でお涼みになった場所です。
ここが入り口で東側の景色が一望できるので初日の出の時は多くの方が訪れるようです☀️
東の空はいつの間にか雲が去って爽やかな青空が広がっていた。
大ケヤキは圧倒される大きさ。高さ約30mで樹齢は約300年‼️
時刻は間も無く3時半🕞足元に咲く紫陽花を撮って撤収🚘
ロマンチックゾーンは歴史を探訪できて、緑が多く、駅からも遠いので人は少なく静かで心が休まる場所でした。