
博多ラーメングランプリ第三戦は昭和20年代創業の歴史あるお店同士のバトル🍜🍜
『博多ラーメン』というラーメンは今の時代は札幌ラーメンや信州蕎麦と同様に広く浸透しているが…
ルーツを辿ると博多ラーメンが誕生したのは戦後間もない昭和15年。中洲の1軒の屋台『三馬路(さんまろ)』が発祥とされている。
その後三馬路の味を受け継いで独立したお店が昭和28年創業の『博多うま馬』
現在も祇園で営業していて2年前に帰省した時に初めて訪れた。
博多ラーメンや長浜ラーメンのスープは白濁した豚骨スープが一般的であるが……
豚骨のあっさりした醤油ベースの白濁しない少し透明感のあるスープが特徴である。

麺も特徴があり細麺のストレートではなく伝統の『平打ち麺』
博多うま馬の支店は東京駅八重洲口のキッチンストリートで20年程前から営業していた。
もう1軒のお店は昭和21年創業でうま馬と共に博多ラーメンの源流の一つともいわれている『赤のれん』

こちらのラーメンも長浜をルーツとする白濁の豚骨スープとは異なり、醤油の効いた豚骨スープによく絡む極細平打ち麺が特徴である。
渡辺通りにあった時に一度訪れたことがあるが、現在は天神・西通り近くに移転している。
都内では博多赤のれんに弟子入りした方が独立し西麻布に創業したのが40年も前のこと。
そして東京駅丸の内口の丸ビルにも支店がある
まずは東京駅八重洲口の『うま馬』から🐴🐴

2010年頃丸の内に勤務していたがお店が少なく、お昼時はランチ難民になることがあった。
キッチンストリートは丸の内口との連絡通路沿いにレストラン街があったので良く訪れた場所である。
リーズナブルで庶民的なお店も多く、うま馬は一番奥の方にあったが結局行かずじまい。
アレッどうも様子が変?見渡す限りシャッター街?

コロナの影響で休業中かなぁ……?
ガ━(゚Д゚;)━ン!!ショック!!(゚д゚lll)
今年4月のリニューアルオープンに合わせて全ての店が休業中でした(・_・;
うま馬は去年の8月で完全に閉店したようで完全に企画倒れになってしまったm(_ _)m
とりあえず今日は丸ビルの『赤のれん』に行ってみます🏙🍜
場所は6階のレストラン街だがシャッターを下ろしているお店が多い。
やはり蔓延防止措置の発令されているので、お酒を提供する多くのお店は休業していた🍶🍺
ぐるりと一周したところでここが入り口のようだが右側の大きな写真は?
五右衛門釜と名付けられた釜でスープを作る光景‼️
店名の通りの赤い暖簾をくぐると……
縦長の店内は右側がカウンター席で左側はテーブル席。お昼時なのでほぼ満席だった。
メニューを見ると色々な種類のラーメンがあるようだが🍜🍜🍜
当然博多らぁめん(800円)一択🍜
5分程で注文の博多らぁめんが着丼🍜
具材はチャーシューに海苔そしてキクラゲではなく細く切ったメンマを入れるのが『赤のれん流』
スープは茶褐色のこってりした感じで泡立っている
お店の紹介によると赤のれんのスープは、店内の五右衛門釜で豚骨がぼろぼろになるまで強火で約18時間ほど煮込むようです🔥
まずはじっくり煮込んだ泡系スープをゴクリ‼️
ウ〜ン(╹◡╹)♡これはスゴ〜イ♫
口の中に豚骨の旨味がじわじわと広がって行く
豚骨臭を消すためにかえしに醤油ダレを使っているのはスープの色を見ると明らかだが……
久しぶりに本格的な豚骨スープに出会えた。
麺は博多から直送の伝統の極細平打ち麺だが、普通の麺との違いは良く分からなかった。
替え玉は150円と高めだがミニ替え玉もあった。
ミニ替え玉にして紅生姜を投入します。
赤のれんさんご馳走様でした。
それでは午後からの仕事に出かけます。
さてうま馬が閉店していたのでもう1店舗バトルの相手を探さなければならない。
東京駅周辺で探してみたところちょうど良いお店が見つかった🍜
HPの情報でもかなり本格的な豚骨スープを味わうことが出来そうに感じた。
大手町店と丸の内店があるが有楽町駅から徒歩5分程の『丸の内店』に行ってみます🍜
JR有楽町の日比谷口からアクセスします🚉
帝国劇場に隣接するビルの地下街にあるはずだが…
ここが地下街の入り口かなぁ?
目的の店を発見したので……
地下街に潜入します🚶♂️
かなり小綺麗なお店のようです🏮
黄色い暖簾をくぐると……
広々とした店内は30席くらいある感じ。
メニューを見ると色々な種類のラーメンがあるようだが🍜🍜🍜
当然博多ラーメン(720円)一択🍜
5分程で注文の博多ラーメンが着丼🍜
具材はチャーシューに定番のキクラゲ
スープに薄い膜が浮かんでいるが、豚骨をかなり長時間煮込んでいるようだ。
まずはスープをゴクリ‼️
ウ〜ン♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪このスープもウマ〜イ♫
濃すぎず、薄すぎず、醤油ダレもちょうど良いバランスで適度な豚骨臭が本能を刺激する感じ。
麺は定番の細麺ストレートで少し固めの食感が心地良い。
替玉100円は良心的な値段設定‼️
ここでいつものように辛子高菜と紅生姜を投入♫
スープも最後の一滴まで美味しく頂けました。
由丸さんご馳走様でした。
さて今回は凝ったスープのお店同士のバトルだったが、ジャッジはいかに?
⭐︎赤のれん
創業時から変わらない博多ラーメンの伝統的な味を都内でも味わうことができ、もっと早くお店の存在を知っていればと後悔している。
ただし値段は丸ビル価格なのはいただけない。
参考までに天神本店550円 西麻布本店750円
お昼のセットメニューも1000円を超え本店より100円以上高い。
⭐︎由丸
全く聞いたことがない新規のお店で博多には無いお店だが、博多ラーメンの味を高いレベルで提供していた。
都内の駅近くで720円で提供しているのは良心的。ランチメニューもリーズナブルで財布に優しい👛
更に都内に13店舗もあるのは驚いたがまた足を運んでみたいお店の一つである。
かなりレベルが高いバトルであったがコスパを考慮すると『由丸』の勝利🏆🏅