
立山黒部アルペンルート放浪記 前編では黒部ダム〜黒部平〜大観峰を回ったが……
後編では絶景が広がる『室堂平』を散策しました👣
トローリーバスを降りて室堂ターミナルの方に行くと、既に秋らしい爽やかな青空が広がっていた。
時刻は10時🕙まだ朝食を食べていなかったので立山そばで腹ごしらえ。
外に出ると黄色や所々赤く色づいた高山植物でぎっしりと埋め尽くされていた。

この一帯は背の高い樹々が全くないので見晴らしが良いのが特徴である。
この場所は標高2450mの地点なので、冬は雪に閉ざされ高木が育たない森林限界に位置しているようです。

おそらく赤く色付いた高山植物は『ナナカマド』か『チングルマ』のようです。
北側の方が日本海側で雲一つない青空が広がっていた。
さて今回はどんなルートを回ってみようか。
前回は滞在時間1時間程度しか確保できなかったが、今日は戻りのバスの時刻が1時の予定なので2時間半程度は散策できる。

ミクリガ池を中心としたコースで時間があれば雷鳥沢の途中まで散策するルートで約2時間半‼️
それでは出発しま〜す👣
周辺にはくまなく石畳の遊歩道が整備されているがゴツゴツして歩きにくいので、転ばないように注意が必要である。
正面に見えるのが立山連峰⛰⛰⛰
立山連峰は北アルプス北部に位置し雄山・大汝山・富士ノ折立の3つの山から構成されていて、最高峰は真ん中の標高3015mの大汝山です。

一度来た場所なので山の名前も少し覚えてきました💮
一番右側の山が一度は登ってみたいと思っている『雄山』
雄山は初級者でも登りやすく2時間程度で登頂できるようです⛰
雄山の右側で少し離れた場所で山並みが綺麗な山は標高2830mの浄土山⛰
みくりが池の方へ向かってみます👣
足元には白い小さな花が咲いていた。

この花は何と言う名前の花だろうか?
更に小さなススキのような植物が風に靡いていた。
ミクリガ池は少し低い場所にあり上がら見下ろす展望所が何箇所かある。
奥のベンチがら下を覗いて見ると……

ミクリガ池は立山の火山爆発でできた火山湖で水深15mとかなり深い。
少し場所を移動してみると光の当たり方なのか湖面の色が変化する。
そういえばこちらの尾根遺産のポスターはどこから撮ったのだろうか?

左側が立山連峰で右側が浄土山なのでこの場所の逆の方なのは間違いない。
右手にミクリガ池を見ながら長い下り坂を降りて行きます👣
途中のもう1箇所の展望所から下を覗いてみます。
散策路沿いの良く見かけるのが背の低い松の木。

『ハイマツ』と言う品種でちゃんと松ぼっくりができていた。
少し小高い場所にいるが眼下に見える建物は『ミクリガ池温泉♨️』
そして山影から山頂が見えているが『剣岳』
更に左手には地獄谷

噴気とともに硫黄の匂いが立ち込めているが、立山が現在も活動する火山であることが分かる。
地獄谷は現在火山ガスが大量に噴出しているので立入禁止となっていた🚧
そしてこちらが最後の展望所で記念撮影のスポットである。
こちらの山が浄土山⛰良く見ると湖面に山影が写っていた。
そして立山連峰⛰⛰⛰

少し風があったので山影が綺麗に写っていないのは残念だった。
立山連峰と浄土山⛰🏔

ここが尾根遺産のポスターの場所でした。
気温は10度位だが今日はダウンを着ているので歩き回ると汗ばむ陽気だ💦
ここでクールダウンするため定番のソフトクリーム🍦
ミクリガ池と絡めて🍦📸

地獄谷と絡めて🍦📸
時刻は間も無く11時半🕦GPVの予報はやはり正確でこの後富山県は更に天気が良くなった🌞
ミクリガ池を後にして『雷鳥沢』の方に行ってみます👣
特別天然記念物に指定されている『雷鳥』は、この一帯に300羽程生息しているようで一度は見てみたい鳥🦅

4月がら6月に産卵し雛が生まれるようでハイマツの中に巣があるようです🐣
ここからは少し起伏がある登り坂が続いていた。
坂を登り切った所が『エンマ台』
地獄谷の無気味な景観を間近に見下ろせる高台である
ここからはしばらく立山連峰の方向に緩やかな散策路が続くが、目の前に現れる光景は絶景の数々🆗
山頂付近の雲も無くなり雄大な山並みが目前に迫って来る。
左手後方には遠く下界に浮かぶ雲海☁️☁️
エンマ台を通過すると緩やかな下り坂の散策路が続く

右下の谷の方に小さなな池がいくつも見えるが……
この池が『血の池』

鉄分を含んだ水は赤く染まることがあるようだ。
散策路沿いの赤い高山植物は何だろう?
南天のような赤い実が沢山なっているが……

近くの登山家の方に聞いたら『ナナカマド』でした🔴
更に絶景が広がり立山連峰が目前に迫ってきた⛰⛰
⬇️
左下の谷の方には地獄谷の煙と小さな池が見えるがこの池が『リンドウ池』

絶え間なく吹き上がる地獄谷の煙。すぐ近くに山荘の雷鳥荘があるが影響はないのだろうか?
ふと右側の谷の方に目を向けるとカラスくらいの大きさの鳥が悠然と横切って行った🦅

とっさにカメラで追いかけてみたが巣に入ったようで残念ながら見逃してしまった。
白と黒の2トーンカラーだったので紛れもなく『雷鳥』
ここからは散策路は下り坂になり深い谷に入る。
下の方を覗くと数名の歩く姿が確認できる🚶♂️🚶♀️
そういえば立山連峰の三つの山の名前は紹介したが、左手の山の名前を調べたので紹介します⛰⛰

二つの山で構成されていて左側が『別山:2880m』右側が『真砂岳:2861m』
山肌が所々白くなっているが氷河によって山腹が削られてできた『カール』や噴火によってできた花崗岩だそうです。
時刻は間も無く12時🕛現在いる場所を確認すると、リンドウ池近くの散策路が大きくカーブした所。
キャンプ場がある雷鳥沢まではまだ20分以上かかりそうなのでここで引き返します。

やはり標高が高いので空気が薄く少し酸欠状態になってしまい足が前に進まない🆖
少し歩き疲れたので『みくりが池温泉』で少し休憩しました♨️
入湯料は800円♨️

それでは一風呂浴びてきま〜す♨️
中に入ると誰もいなくて貸切状態🆗

日本でもっとも標高の高い場所にある天然温泉です♨️
天気の移り変わりは早く上空に雲がかかってしまった

室堂ターミナルに到着した。
時節柄修学旅行の学生さん達が勢揃い👨🎓👩🎓

約2時間散策したが天気も良く山々の景色も美しく、本当に感動の連続で遠くまで来て良かった。
最後を飾るのは雷鳥君のモニュメント‼️
なんとか1時発のトロリーバスに間に合った。