
ソース焼きそばグランプリ準々決勝第二戦は浅草に店舗があるお店同士のバトル‼️
⭐︎準々決勝第二戦
浅草焼きそば 福ちゃん(浅草)
VS
かっぱ焼きそば喜八(浅草)
先日テレビ番組を見て始めて知ったのだが、浅草は『焼きそば発祥の地』だそうです。
色々な情報が入り乱れているが、てっきり関西が発祥の地だと思っていた。
テレビ番組で紹介されていたのはこちらのお店‼️
現存する最古のソース焼きそば店舗は、浅草・千束にある100年以上も続く老舗喫茶店『デンキヤホール』

大正時代にオムレツで焼きそばを包んだ『オムマキ』の元祖のお店だそうです。
もう1店舗歴史ある名店が西浅草の『染太郎』で、こちらも昭和12年の創業当時からソース焼きそばを提供しているお店。

こちらはお好み焼きがメインで、外国人観光客に大人気のお店のようだが……
カップ焼きそばが商品化され販売されていた。
今回お店探しを行う上で検索のキーワードは『焼きそば専門店』としたので、これらのお店はヒットしなかった。
どちらのお店も戦前から続く歴史ある名店で、行列ができる人気店のようなので後日『ソース焼きそばグランプリ延長戦』を開催します。
前置きが長くなってしまったが準々決勝第二戦の最初のお店は『浅草焼きそば 福ちゃん』
今回も少し街の景色を伝えながら食べ歩いてみます。
お店は地下鉄浅草駅に隣接した日本に現存する最古の地下街『浅草地下商店街』にある。
まずは浅草駅隅田公園改札口を出ると🚇

徒歩0分で浅草地下商店街の入り口に出る。
こちらが昭和39年創業の『福ちゃん』
通路はひび割れがおきていて、天井には古びた蛍光灯が灯り、薄暗く更に薄汚れているディープでレトロな空間である。

最近浅草はどこを歩いても外国人観光客で溢れているが、あまりに渋いせいかその姿は無い。
地下街には居酒屋、喫茶店、雑貨屋と数多くのお店が軒を並べているが、カオスな世界をご案内します。
入り口付近で福ちゃんの斜め向かいにあるのが雑貨屋さん。5割引から9割引の看板は怪しさ満点💯
ダンボールが山積みされているが、腕時計980円は本当に動くかは買ってみないと分からない?

中古のDVD1枚280円もバーゲン価格📀
その隣には僅か800円のヘアーカット専門店✂︎

一流技術者の看板はこれまた怪しさ満点であるが、QBハウスも逃げ出すほどの価格は正に『昭和』
奥の方にあるのが立ち呑み屋さん🍶 店頭にマネキン人形が飾られていてこれまた怪しさ満点💯

左肩の方に不気味な手が出ているがこれは心霊写真かなぁ😱
客のおばちゃんだったが写真を撮っていると声をかけられた📸
『ちかこちゃんよ〜よろしくね〜?』
浅草地下街にちなんで『地下子ちゃん』だそうです。
それでは通路側の席に陣取ります。

長い歴史を刻んできたせいかテーブルの板もあちこち剥がれていた。
焼きそばは400円と昭和の下町価格🆗

浅草名物の煮込みもちゃんとあった。
厨房で調理するののかと思っていたが、尾根遺産が店頭の大きな鉄板で焼いていて、お祭りの屋台でよく見る光景。
わずか2分弱。ファーストフード店並みの早さで焼きそばが着丼‼️

アルマイト製のお皿が昭和レトロな雰囲気を醸し出していて、懐かしさを感じた。
まずは具材のチェック☑️ キャベツと肉のみのシンプルなもの。

肉も小さくボリュームがなく400円の値段だとこれが精一杯なのか?
麺はやや角がある平打ち麺が特徴的。

味はソースの濃い味がしっかりしていてお祭りの屋台の焼きそば風‼️
残念ながらもっちりとした食感は感じられず、パサパサして箸でリフトすると途中で切れてしまう粗悪な麺🆖
『一度食べたらやみつき』にはならないソース焼きそばでした🆖🆖
かなり物足りないので次のお店に移動します🚉
次のお店は同じ浅草だが少しはずれのかっぱ橋道具街の近くにある『かっぱ焼きそば喜八』

少し距離があるので地下鉄で移動🚇
お店に行く途中なのでキッチン用品の街『かっぱ橋道具街』を少し歩いてみます👣
店頭には鍋やフライパン等が山積みされているのがこの街お決まりの光景🫕🍳

中にはプロの料理人が使用するような高級品も陳列してあった🧑🍳
こちらは包丁専門のお店🔪🔪

こちらもプロの料理人御用達の包丁が揃っているようだ🔪🔪
こちらは珍しい箸の専門店🥢🥢

かなり高級品も揃っているようだが違いは分からない?
店内にいるのは全員外国人だった🕵🏿♀️💂🏼🫅🏼

やはり全く文化が異なる外国人には箸は珍しいのか、左側の尾根遺産は手からこぼれる程購入しようとしていた🥢🥢
本日2軒目のお店に移動します👣
上野駅近くの昭和通りから浅草の国際通りまで、東西に伸びる約1kmの道が『かっぱ橋本通り』
目的のお店はこの通り沿いにある。
国際通りの方に歩くと少しずつスカイツリーが間近に迫ってきた。
そういえば5年前の下町七夕まつりに訪れていたことを思い出した🎋
目的のお店は大通りから1本入った住宅街の中にあるようだ。
少し歩くとかっぱ焼きそばの看板があった。

シャッターが降りているのでもしかして今日は休みかなぁ……
良く見ると2階が店舗だった。
店頭にはテレビや雑誌で紹介されたことが分かる写真が数多く貼ってあったが……

その中でも有名な『孤独のグルメ』の舞台にもなったようだ🍢🍣
『孤独のグルメ』は、仕事の合間に飲食店に立ち寄り食事を摂る様を描いた異色のグルメ漫画である。

主人公・井之頭五郎が立ち寄るお店は、高級店などではなく大衆食堂のような庶民的な店がほとんどである。
また2012年からはTV東京でドラマ化されたが、主人公・井之頭五郎を演じるのは俳優の松重豊さん。

元々食レポやグルメ番組は大好きなので何度も見たことがあるが……
独りでひたすら食事を楽しみ感想を述べるだけで、劇的な展開等は少なくマニアックな番組だが、10年以上続いているのは熱狂的なファンがいるようだ。
扉をあけて少し急な階段を登ると……
入店するとカウンター席とテーブル席があり、内装はカフェか古民家のような感じる作りだった。

オープンしたのが平成元年なので他のお店に比べると新しいのでネットの口コミは少なかった。
テーブル席に案内され店内を見渡すと……
壁には手書きの短冊だらけ🎋このお店は夜は居酒屋になるのでおつまみのメニューは豊富🍶🦑

窓際には芸能人と思われるサイン色紙が貼られていて、経験上こういうお店は間違いない🆗
さてメニューを見てみよう。
ベースの焼きそば『500円』は下町価格🆗
①味はブレンドソース・カレー・塩の3種類の中から選ぶ。

②麺はさっぱりの細縮れ麺とモチモチの中太麺から選ぶ。
③大盛りや目玉焼き等のオプションを付けると値段はアップする。
ここは基本に忠実に『ブレンドソース&蒸し細麺』を選択‼️
しばらくして厨房から鉄板で炒める音が聞こえ、それが止むと陶器に盛り付けられた焼きそばが運ばれてきた。
まずはいつものように具材のチェック☑️

野菜はモヤシが中心でキャベツが少し混じっていた。
そして手前に横たわる青梗菜が特徴的で彩りを添えていた🆗
定番の青海苔も香りが良く食欲をそそる。
肉は小さなこま切れの豚肉でもう少しボリュームが欲しいところ。
それでは頂きま〜す‼️
店主の話では麺は浅草開化楼製のせいろで蒸されている特注品で、もちっとしたコシがあり噛むと旨味が増すそうです🆗
13種類のソースをブレンドして作ったオリジナルソースはフルーティな風味でほんのり甘目🆗
王道的な美味しさのソース焼きそばを満喫できました🆗
同じ浅草で営業する焼きそば専門店同士のバトル‼️ジャッジは如何に?
⭐︎浅草焼きそば 福ちゃん
昭和観丸出しの地下街にある老舗焼きそば屋はお値段まで昭和レトロ級‼️
独特のレトロな空間が好きな方には『はまるお店』かもしれない。
食べログの評価は高いお店だったので期待していたが、味、ボリューム共に平凡だった。
早かろう&安かろうだけではまずリピーターはない。
⭐︎かっぱ焼きそば喜八
麺自体が美味しい上、甘めのソースが特徴的で味わいに奥行きを感じた。
ベースの焼きそば500円はコスパも良く大盛りとトッピングを足して800円はまずまずの値段設定。
このお店は隠れ家のような感じで、孤独のグルメの主人公のような人物がぶらっと立ち寄りゆっくりとくつろげる場所のように感じた。
判定は言うまでもないが、準々決勝第ニ戦は『かっぱ焼きそば喜八』の圧勝🏆