
寒さ厳しい中熱いバトルが続くミシュランラーメングランプリ🍜🏆
さて準々決勝 第四戦の組み合わせは以下の通り‼️
第四戦
入鹿TOKYO(六本木)
VS
ラーメン屋 トイ・ボックス(三ノ輪)
今回は地下鉄日比谷線沿線のお店同士のバトルを組んでみました🍜🆚🍜
最初のお店は『入鹿TOKYO🐬』

本店は東久留米市にあり2号店は六本木にある。
2021年開業後3年連続でミシュラン ビブグルマン選出されているが、高級な食材を使用し外国人に人気のお店である。
日比谷線の六本木駅に到着したのは6時半🕡

やはり六本木は英文字の表記が良く似合う。
目的のお店は六本木交差点を渡ってすぐの場所にあるはずだが?

間違っても渡ってすぐの富士そばには入ってはいけない。
間違えないようにGoogleマップ君の登場🗺️

道案内を使用するまでもなく徒歩数分🚶♀️東京ミッドタウンのすぐそばにあった。
大通りを右折すると目的のお店がすぐに見つかった。
入鹿と書いて『イルカ』と読むが、これはクジラの尻尾ではなくイルカの尻尾で、店名のモチーフになっている🐬

和風な建造物はいかにも外国人好み。
行列は10人程できていたが、思っていたより少なかった。
店頭の大きな看板にはこのお店のラーメンの特徴が紹介されていた。

史上初の極上カルテットスープとは?
その昔ラーメンのスープは豚骨や煮干しで出汁をとりかえしに醤油を使うシンプルな物だった。
その後『豚骨&魚介』のダブルスープをスタンダードにしたのが中野の『中華そば 青葉』
更にラーメンのスープの進化は止まることがなく、近年は鶏ガラと豚骨で出汁をとったスープに昆布や鯖節などの魚介系の和風出汁を合わせた『トリプルスープ』がトレンドになっている。
最初に食べた金色不如帰の塩ラーメンも『真鯛』『蛤』『鰹節』のトリプルスープになる。

このお店は豚・鶏の動物系は一切使用していない和風のスープであった。
今回は更に進化した『カルテットスープ』
どんな味なのか楽しみである。
店頭に掲載されたメニューを見ると醤油らぁ麺や塩らぁ麺 の値段は『1300円』
金色不如帰の塩ラーメンと同じなので意外とリーズナブル🆗
『だと思っていたら大間違いだった🆖』
30分後入店し店内の券売機を見ると???

醤油らぁ麺や塩らぁ麺の値段は『1800円』になっていた🆖
わずか30分の間に値上げしたのか⁉️💢💢
気を取り直して店内の紹介‼️
カウンター席は厨房を囲むように8席でゆったりとした感じで、暗めの照明で上品な空間を演出していた。

窓際にはお約束のミシュランガイドのステッカーが3枚飾ってあった✨✨✨
接客係に案内され席に着くと、テーブルの上には洒落たトレイがスタンバイしていた。

外は暗くてよく分からなかったが、周りを見ると客は全て外国人だった🕵🏿♂️💂♂️🦸♂️
厨房にはつけ麺ではなくイケメンの店長が流暢な英語で接客していた。
目の前にはカルテットスープに使用している食材が紹介されていた。

鶏(名古屋コーチン、薩摩地鶏、比内地鶏 )×松坂牛x伊勢海老×大和シジミ&ムール貝と日本全国の超高級食材まみれ🐓🐄🦞🦪
『想像するだけで思わずよだれがでそう🤤』
10分程で平たい大きめのお皿に盛られた醤油らぁ麺が着丼🍜
まずは具材のチェック✅
大きめのチャーシューが2枚だけ🥩🥩

1800円のラーメンにしてはいくらなんでもさみしすぎる🆖
ちなみに両隣の外国人は一番高い特製ポルチーニ醤油らぁ麺(2200円)を注文していた。

ラーメンもついに2000円時代の扉が開かれたのを感じた瞬間だった。
次に醤油感満載のスープを一口🥣

う〜ん🤔確かに出汁が効いた美味しいスープなのは間違いないが?
鶏は?牛は?伊勢海老はどこに?
残念ながら醤油の味が強すぎて食材の旨味を殆ど感じることができなかった🆖
強いて言えばシジミの味は少し感じることができた。
麺は盛り付けの際に麺線を丁寧に整えてあるのは素晴らしい🆗

形は切り口が長方形の平打ちの太麺で、スープとの絡みはも良く舌触りもなめらか🆗
チャーシューは豚と鶏の2種類で生ハムのような柔らかさでこれは美味しい🆗

こちらは鶏チャーシュー🐓
少し具材のバリエーションが少なくスープも物足りなさを感じたが、スープは最後の一滴まで飲み干す事ができた🆗
入鹿TOKYOさんご馳走様でした。
2店舗目のお店は地下鉄日比谷線三ノ輪駅から徒歩数分の場所にある『ラーメン屋 トイ・ボックス』
ミシュランビブグルマン11年連続獲得に敬意を表してトリを務めてもらいます。
ミシュランビブグルマン11年連続の獲得も凄いが、更に日本のラーメン業界最高の栄誉とされるのが『TRYラーメン大賞』
トイ・ボックスは2021年から4年連続で大賞を受賞し、殿堂入りが決定しているお店である。
TRY大賞を獲得したお店で、過去に殿堂入りしているお店は松戸の『中華蕎麦とみ田』と湯河原の『らぁ麺飯田商店』のみである。
これだけの実績があるお店なのにミシュラン一つ星を獲得できなかったのは何故だろう?
三ノ輪駅に到着したのは5時半🕠夜の営業は6時からなので少し早く着きすぎてしまった。

明治通りの交差点を渡ると目的のお店はすぐ。
奥に常磐線の陸橋が見えるが目的のお店が見えてきた。

六本木の入鹿TOKYOに比べると激渋な外観だが、このあたりは古くから下町中華が多い街である。
真っ赤な看板に白地のトイ・ボックスの文字は一際目立つ存在‼️

予想に反して店頭にはまだ行列はない。
少し時間があるので近くを散策してみます🚶♂️
そういえば三ノ輪は都電荒川線(さくらトラム)の始発駅だった🚃

7年前に三ノ輪から浅草まで散策したのを思い出した。
明治通りを少し歩くと山谷のドヤ街があり🚶♂️
あしたのジョーのふるさとである泪橋がある🥊
今でも大通り沿いには矢吹丈の等身大の像がある🥊
ラーメンとは違う話題で脱線してしまったが、時刻は5時45分。開店の15分前になったので店頭に並びます。

店頭に立つと醤油の香ばしい匂いが鼻先に漂い食欲が湧いてきた。
すぐに後ろに尾根遺産が一人並んできた👩🦰
地元の常連の方のようで、このお店の口コミは見てこなかったのでまずは情報収集📝
⭐︎ラーメンは醤油・塩・味噌の3種類でどれも美味しいが人気は醤油‼️
尾根遺産のお気に入りは塩ラーメン🧂🍜
⭐︎土日祝日は夜の営業がないので1時間半待ちになることがあるそうです。

⭐︎人手不足でずっと昼のみの営業だったが、去年11月頃から新しい店員が入り夜の営業が再開された。
時刻は6時🕕看板と同じ赤い暖簾がかかったので一番乗りで入店‼️

まずは入り口の券売機で食券を購入‼️
ベースのラーメンの値段は醤油・塩・味噌共に1200円で強気の値段設定。
今回はミシュランやTRYラーメン大賞の受賞対象である醤油ラーメンを注文した。
小綺麗な店内はカウンター席のみの8席。

4畳半程の狭いスペースに厨房を囲むようにカウンター席があるので、調理風景が目の前に見える。右側はおそらく新人の店員さん。
厨房の中の写真撮影は禁止のようなので調理風景をじっくり見ていたが、店主と新人店員さんで分担を決めて時間をかけて丁寧に作っていた。
そのせいか10分後に注文の醤油ラーメンが着丼🍜
丼を覆い尽くすような大きなチャーシューに度肝を抜かれた。

これもしかしてこれチャーシュー麺?
一口サイズのお店が多かった中、これは1200円の価値は十分にある🆗
まずは具材のチェック✅
チャーシューは豚のバラとロースの2種類のようだ🐷🐖

丼を囲むように盛られているのは穂先めんま。
次に見るからに油ギッシュなスープを一口🥣

アブラーではないので背脂系のラーメンは苦手だが…
『キタ〜‼️ なんじゃこりゃあ⁉️』

鶏と醤油を合わせたスープだが、旨味の分厚さが凄いスープで、口の中だけでなく五臓六腑まで染み渡る味🆗🆗
今年の春『ワンコインラーメングランプリ』で、このあたりの下町エリアの醤油ラーメンを食べ歩いたが、いずれもパンチの効いた醤油味だった🥊

それをはるかに超える力強いメガトンパンチ級の凄く美味しいスープ🤛🥊
席から厨房の調理風景を間近に見ていたので実況すると……
・最初に黄色いプリン状の液体を注いでいたがこれは『鶏油』
・次に鶏ベースのスープを注ぎ横から新人の店員が何回か味付けを行っていた。
・ここで店主が登場してかえしの醤油を注いでいた。
・茹でた麺をスープに投入した後、最後の仕上げにまた鶏油を注いで美味しい醤油ラーメンの完成‼️
麺は中細ストレート麺で少し柔らかめの食感だが、濃厚なスープとの一体感も感じられる🆗
脂と赤身のバランス良く、ジューシーかつ歯ごたえがあって美味しい🆗
スープは最後の一滴まで飲み干す事ができた🆗
トイ・ボックスさんご馳走様でした。
時刻は6時半。外に出るとお店の周りを囲むように行列ができていた。
さて準々決勝第ニ戦のバトルの結果はいかに?
☆入鹿TOKYO
六本木という一流の場所で一流の食材を使用し、一流のラーメンであることに間違いないが……
外国人向けのハイエンドラーメンであることも間違いない。
更に一流の値段1800円に対して、スープ、具材に物足りなさを感じ失望した🆖
☆ラーメン屋 トイ・ボックス
水と地鶏だけで作った清湯系スープは、力強い鶏の旨味と厚みのある鶏油のコクに芳醇でキレのある醤油の風味が調和した味わいで、さすが長年数々の賞を受賞しただけのことがあって期待通りの味だった。
ボリューム満点のチャーシューも美味しくて食べ応えも満点💯💯
使用している食材について、お店による説明が
ネットに掲載されていたが……
スープは川俣シャモ、比内地鶏、山水地鶏を使ったスープに10種の醤油を合わせた物🐓
チャーシューは希少種のガリシア栗豚のロースと大判豚バラロールが1枚ずつと、決して入鹿TOKYOに負けていないと思った。
よって今回のバトルはラーメン屋 トイ・ボックスの圧縮🏅