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しんぼぽんこのブログ一覧

2022年10月21日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その14 2019年「GT Ferrari 家族旅行3回目は雨…雨……雨!(後編)」

こんにちは。しんぼぽんこです。
612の旅、前回の続きです。

3日目。
またまた雨でした。。。
大猷院を見て帰路に。







高い杉の下に止めた612がすごく絵になりました。コロナ禍前で外国人さんが多くたくさん写真を撮られました。さらに私が不在の時に612を触ろうとした外国人のぼっちゃんを娘がNO!と言ってくれてました笑

帰路、「ずっと雨だったなー」といいながら日光道を走っていると背高軽貨物車両(幌付)について入ったETCレーンがなんと一般レーン。。しかもお賽銭方式。。

こちらETC通過想定で道の真ん中を走っているから距離があり妻が小銭を投げ込めません。。

わたしが慌てて降りて小銭をいれに行こうとドアを開けると、

ガリガリガリガリ!

低いドアがETCレーンの縁石に!
慌てて開けたらダメですね。
いつもシートを下げてから絶対そろりと開けるのに。。

背高軽車両の幌でETCゲートの一般オンリーの表示が見えていなかったことが悔やまれます。

さっさと賽銭箱に料金を入れて走り去ったものの、ガリガリしたドア下の状態が気になって仕方なく次のパーキングまで雨の中急ぎます。

途中、珍しい73カレラRSに遭遇しますが、もうそれどころじゃない笑

ほどなく到着した出流原PAに止めて、ドアエッジをチェックしますが、見事にガリガリ、数センチ。。ドア凹みがないのがせめてもの救い。。

旅行どころではない…は言い過ぎですが、旅先でキズが入るのはやはりショックです!

キズを見たら見たで、はやく車庫に戻してコンパウンドをかけて消えるのか消えないのかが気になりだし、落ち着きがなくなり、なかなかのペースで家路を急ぎます。家族は雨中の大猷院参拝で疲れ、みな睡眠…。 

家族の目がないので、ひっそりワープ航法へ…。612の6速はなかなかハイギヤードで3000回転以上も回そうものなら無敵の領域に突入します笑

予備タンクを含めたら125リッターある燃料タンクも大活躍です。おそらく100リッター以上のタンクを持つのはこの世代までではないでしょうか。(GTC4LUSSOで91リッター)


(この状態で90リッター以上入ります)

612はフロントエンジン車ですが、ドライサンプでエンジンを低くマウントできるためボンネットがかなり低いです(EVタイカンと同じくらい)。高速で何百キロも飽きるほど走っていると、空力の良さをなんとなく体感できます。ドイツ車のようにいかにもな堅牢さも脚の硬さもないのですが、無敵の領域に入るとどこかエンジンが勝っている不思議な感覚。イタリア車のいやフェラーリの真髄でしょうか。

二度目の日光遠征、ドアエッジガリガリはありましたが無事家族全員帰宅でき世にも贅沢なGTフェラーリ行脚は完了しました。

そのあと睡魔を吹き飛ばしながらガレージで1時間くらいガリガリを磨いていたのは言うまでもありません笑


人生一期一会。
ひとつとして同じ時間はないのです。

2018年、どうしても日光にGTフェラーリで家族旅行したくて、 612を買い、家族旅行も皆の協力で叶いました。これを逃すと2回目はないかもしれないと目の前に与えられた機会に全力を尽くした結果でした。  

そして一年後の2019年、また日光さんに612で家族旅行に行けました。

娘ふたりももうほぼ大人で、今度こそ家族ゾロゾロ、フェラーリいやファミリーカーに乗っての旅行は最後かもしれないと噛み締めながら…。

この後2020年、コロナ禍の外出制限期に突入していくことになります。


次回に続きます。単なる旅行記ですが…読んでいただきありがとうございました。

Posted at 2022/10/21 08:27:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ
2022年10月15日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その13 2019年「GT Ferrari 家族旅行3回目は雨…雨……雨!(前編)」

こんにちは。しんぼぽんこです。今回は久々に612スカリエッティのお話です。2018年に購入してすぐさまトラブルが発生したものの悲願のフェラーリV12長距離家族旅行を無事達成するお話でかなりの尺を使ってしまいました。

明けて2019年も春秋と二度の長距離家族旅行で活躍しました。春は西へ、そして秋は懲りずにまた日光へ笑

フェラーリ612、旅行に使うときの単なる移動手段感がたまりません。

この二度目の日光旅行は少し工程を替えて、諏訪インターで降り、下道で白樺湖、ビーナスライン付近を北上して小諸から高速に再度乗り直し沼田インターを目指すというプランでした。

お天気がよければ最高のルートですが、なんと曇り→雨の繰り返し。。賢いとは言えないオートワイパーのリズムと格闘です。メトロノームみたい笑

ビーナスラインで、雨曇りが収まり、ほんの一瞬晴れ間がのぞきます。

おお!と、景色の良いパーキングで家族全員下車し拡がる高原を堪能していると100mほど離れたところにソフトクリーム屋さんが有るではありませんか。

わたし「食べる?」

娘「食べる!」

疲れを癒しに皆でソフトクリームを買いに行きます。これがたいそう美味で100mほど離れてしまったフェラーリを見ながらペロペロします。

すると、、、

なんと突然曇りだし、そしてあっという間にスコールが降り出すではありませんか!その間わずか数分。。

612内で家族でソフトクリームを食べるなど絶対にありえないし、家族もパパの車は車中食厳禁なのはわかっているので、木陰で雨に濡れながらソフトクリームを最後までペロペロ笑

なんていい家族。。

しかしこのスコールがなかなか止まず、諦めて612まで100mダッシュすることにします。もうみんなボトボト。濡れたまま乗り込むので自慢のデイトナシートもボトボトに…。

一瞬フェラーリできたことを後悔しますが、シートヒーターで温もるころには612の乗り心地にストンとはまってしまいそんなことは忘れてしまいました。612の良いところです。。



数時間後。

高速道路、上信越道の富岡あたりで雨雲レーダー表示、真っ赤な超弩級雨雲に突入することに。。15分くらい滝打ちのような豪雨。。



時速80未満でライト点灯でも視界は数メーター。後ろから突っ込まれたらおしまい。さらに612がトラブルで止まってもおしまい。無事切り抜けましたが肝を冷やしました。。先を急がずPAで停車しておくべきでした。

二時間遅れで無事に日光の宿に着き、温泉、ごちそう、爆睡…笑





そして2日目。
また雨…。

ハイキング中止で中禅寺湖畔の大使館喫茶で雨の中禅寺湖を見ながらひたすら紅茶をおかわりして過ごします。









中禅寺湖畔に停めた612から大使館喫茶まで徒歩10分。
雨が止むタイミングで大使館を出てゾロゾロ612へ戻りますが、雨雲レーダー予想が外れてまたスコール笑

傘が役に立たないくらいのスコール笑(またかよ)

そして中禅寺湖畔の612につくと途端に雨上がる笑



肌寒かったので612のV12エンジンを始動してマフラーの前で家族4人暖をとります。612の熱量は半端ないので、少し濡れた服などすぐに乾きます笑

すぐに家族も笑顔に!
冷えた身体に温泉…最高でした!

Posted at 2022/10/15 16:38:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ
2021年02月23日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その12 2018年「この道わが旅」

こんにちは。しんぼぽんこです。フェラーリ612スカリエッティ2018年の話を続けます。

前回は、場所は奥日光、朝7時に家族写真を撮りトマト売りのおじいさんに遭遇したあと戦場ヶ原へ行くところまででした。

戦場ヶ原駐車場に着くとハイキングの方がたくさんたくさんですが、サッと広い駐車スペースを確保して一安心。さあ戦場ヶ原ハイキングだ!となるのですが、眠い眠い。目的地に無事着いてホッとしてとにかく眠い。F612をほぼ徹夜で飛ばしてきたのでそりゃあ眠いですね😨

しかも夜通し走ったあとに徒歩10キロくらいのハイキングを入れるプラン😈自分で練っておいて酷いプランだと思いますが、紅葉に染まりかけた戦場ヶ原はとても見応えがあり、酷さを忘れました。不機嫌だった娘も自然に触れ合えるのがよかったのかご機嫌になりました😑

午後は足休めに中禅寺湖畔で過ごし、いよいよ奥日光の宿へ。エントランスにつけるとホテルマンの方が目を丸くしてF612を迎えてくれます。(感嘆をいただくといつも購入価格の何パーセントかは元が取れた気になります笑)駐車場がほぼ満車だったのですが、F612のドアが異様に大きいのを見てホテルマンさんは駐車枠を選んでくださりなおかつ左側(左ハンドルなので)の枠にパイロンを立ててくれました。この気遣いは物凄くありがたかったです。

そして翌日。朝食後午前8時に出るつもりが見事に寝坊して結局9時30分。しかし弾丸ツアーは続きます。いろは坂を下り日光東照宮経由で霧降高原の大笹牧場へ。途中の県道169号のワインディングがとても楽しい♪家族は爆睡💥。巨大なF612で攻めます😇重過ぎますが攻めます😅傍目には全然攻めてるように見えないですが、こちらは必死😡

ま、これがフェラーリの良さですね😄

しかし、これだけ必死に走っていても妻子は爆睡。寝た子を起こさない…これもフェラーリの良さかな?😁

そして少しずつ霧降高原が近付いてきます。

実は…この霧降高原は思い出深い地であります。

いまから20年前、1998年秋まだ関東在住の独身時代に会社が不景気で一時帰休を打ったときに、北関東巡り独りドライブ(車中泊の3泊4日位と記憶)にて当時の愛車E39 525iシュニッツァー仕様でこの霧降高原に来たことがありました。

大学を出てようやく入った会社が不景気で一時帰休…。辛い時期でした…。間接部門の私まで一時帰休…。これ余程だろ…。ボーナスがでなければE39のローンは払えない。この会社に未来はあるのか?などぶつぶつ自問自答しながらのドライブでした。そしてわたし自身の「心の霧」が晴れていないのを見透かしたかのように、ここ霧降高原も深い霧に覆われていました。(大笹牧場レストハウスが見えないくらい)そして小一時間の滞在中も霧が晴れることは一切ありませんでした。。

そして20年後のいま2018年、妻と娘二人を連れて憧れのフェラーリのV12で霧降高原に訪れようとしています…なんとなく見覚えのある車窓の景色、だんだん近付いてくるのが分かってくると、感激のあまり涙が出てきました。しかも今回は霧が出ていない!幸いにも妻子は爆睡していますので心置きなく20年前を振り返り、人目を憚らず涙することができました。。。

まさしく「この道わが旅」!

そして20年前の苦い記憶をそっと胸の奥に戻して、いざ大笹牧場レストハウスへ!

🐏🐏🐏🐄🐄🐄🐎🐎🐎🐏🐏🐏🐕



お腹いっぱい食べて牧場で遊んだあと、駐車場で娘2人とF612、霧降高原を背景に写真を撮ろうとすると、娘2人が「えー、また写真〜おとーさん何枚撮ったら気がすむのよ〜」と断固拒否されます。

何度頼んでもダメ❌🙅‍♂️

ですが、こちらも思い出の霧降高原まで来てフェラーリと娘2人の写真がないのは非常に困るわけで…。😨

しかもグズグズしている間にだんだんと霧が立ち込めてきます。。

(さすが霧降高原)

(これはマズイ…。)

わたしは咄嗟に…

私「撮影料としてひとり千円あげるから頼む!」

と最後の手段に出ます😇

娘2人「もちろんそれならオッケー❤️(即答)」

とさっさとF612の前に立ちポーズでも取りそな勢いです。(なんともゲンキンな)

霧の拡がる勢いが凄まじく、フェラーリと娘2人と霧の写真になってしまいました…。

が、いまも部屋にあるこの写真を見るたび霧降高原、撮影料ひとり1000円!を思い出し、これはこれでたいへん良い思い出。。。

読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2021/02/23 21:52:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ
2021年02月11日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その11 2018年「パストラール」

こんにちは。しんぼぽんこです。フェラーリ612スカリエッティ2018年の話を続けます。前回は奥日光に向けての家族旅行に出発したところまででした。

真夜中の高速道路を駆け抜け午前3時過ぎに仮眠予定地の赤城高原SAに到着します。こんな時間でも物販コーナーが空いていたのは驚愕しました。(いきなり土産買いました笑)クルマに戻りエンジンストップで夜明け前まで仮眠します。

運転席の背もたれを電動でジワリジワリと倒していくと、真後ろで寝ているはずの長女が突然目を覚めし「狭い!」と叫びます😫私は「はいはい、ごめんよー」と中途半端な位置で背もたれを止めて仮眠することになります。。。

案の定、眠れません。F612のシート形状は幅こそあれ座面背もたれともやや短めでシートを倒して眠りにくいです。次女が言うように確かにデイトナシート、凹凸が立派で身体痛いです😣(運転していると何も感じないのですが)

真上を向いていてはとても眠れませんので、右に向いたり左に向いたり、半ケツにしたり色々試しますがどうもしっくりきません。

ようやくうたた寝し始めると、今度は次女が突然「寒い!」と言い出します。F612のV12エンジンの放熱量たるや半端なくエンジンオフでも一時間弱は暖かかったのですが。。わたしは少しでもガソリンを節約したい気持ちがあったのですが、風邪を引いては元も子もないので、F133Fエンジンを暖房がわりに始動させます。再び次女は寝始め、私もF133Fエンジンのアイドリング音に癒されながら、「なんたる贅沢…むにゃむにゃ😴」と再びうたた寝し始めます。。が、しかし、今度は長女が「エンジン音がうるさい!」と叫びます😡わたしは困惑して後ろをみると長女は寝息を立てています。 なんだったのでしょうか😣

その折に娘二人が所持品をリヤシートの空きスペースに置くのにきちんとタオルを敷いて置いているのを発見し、娘なりにクレマ色のデイトナシートを汚さないように気遣ってくれてると気づき目頭が熱くなります😌

そして私もようやく仮眠、結局午前4時😳
しかしまあ、フェラーリで車中泊する人はそうそういませんよね。

😴😴😴😴

ハッと目が覚めます。すっかり明るいので、出遅れた!何時だ!と身体を反射的に起こすと、左膝が華奢なドアミラースイッチに激突!

「うわああ、潰したか?」

と左手でとっさにドアの内張を持つと、今度は指が一層華奢な鬼門のパワーウィンドウスイッチに激突!

「うわあああ、20万!っ」

一気に目が覚めました。パワーウインドウとドアミラーの動作確認をしますが、問題はなさそうでしたが、寿命を縮めたのは間違いなさそうです😰(特にパワーウインドウ)

(昨日ディラーに引取に行った際もパワーウインドウスイッチが弱ってます、非常に高額なので優しく触れて下さいねと言われていた😰)



しかも飛び起きたものの90分しか経過してなくてまだ5時30分でした。。家族を起こして支度をして出発。沼田インターで降り、丸沼高原スキー場を通り、奥日光へアクセスします。丸沼高原スキー場付近のワインディングは非常に走り良く、薄い朝霧の中フェラーリV12エンジンが響き渡ります。個人的に最高に贅沢な瞬間です😑

またポルシェと違い頑張って汗をかいて操舵しててもそんなに速くないのがミソです😃

しかし、妻子と「車窓景色の良さ」を共有しようと車内に目をやると再び爆睡中。。写真を撮るのに車を止めて戻ってきても爆睡中。昨晩からずっとと寝てるような。。

奥日光入口手前の中禅寺湖と男体山、反対側に金精山が見える展望スポットで家族写真をと決めていたので朝7時00分前ですが再び妻子を起こします。娘二人は超不機嫌。

娘「何?」わたし「家族写真」娘「いらない!寝る!このクルマ全然寝れない!」わたし「写真をお願いしたいんだけど…」

家族が下車するのに15分くらいかかり、ようやく撮ったのですが、2021年のいま見ても笑えるくらい超絶不機嫌な顔。。(それでもプリントして大切に部屋に飾ってます)

このあと戦場ヶ原の散策をする予定にしていたので戦場ヶ原駐車場が一杯にならないうちにと展望スポット出発をやや急いでいると、おじいさんが運転する一台のライトバンが通り過ぎたのちバックで戻ってきます。「?」と思うとわたしに用事があるようで、聞くとライトバンにどっさり入った品物を指差して買いませんかと。なかなか商魂たくましいので是非と思いブドウ🍇🍇🍇(わたしの好物)か何かですか?と聞くと、トマト🍅🍅🍅…。わたしはトマトが苦手なので丁重にお断りします。そのおじいさんはF612をマジマジと見ながら残念そうに去っていきました。

ちなみに妻はトマトが好きなので不満そうでした。😇

わたし、トマトは小学校のとき机の中に放置したのを忘れてうっかり押し込んだ教科書で潰して以来ダメなのです。。



ドライブ旅行なので当然なのですが、一台のクルマを拠点に、何度も家族が乗り降りしたり、都度エンジンを切ったり掛けたりを、このF612で。。どちらかというと車庫に仕舞い込まれるケースが多いフェラーリを連れ出し長距離の旅行用途に使うというのはわたしにとり最高のロマンなのであります。

ピッフェラーリによるパストラール、そんな情景が拡がります。

次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2021/02/11 11:38:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ
2021年02月07日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その10 2018年「果てしなき世界〜家族の評判を車中で伺う😇」

こんにちは。しんぼぽんこです。フェラーリ612スカリエッティ2018年の話を続けます。前回はたくさん点いた警告灯が旅行前日までに直るかもしれないというところまででした。

旅行は土曜日の夜に出発と決めていたので、それまでにF612が戻ってくればと週中はそればかり考えていました。木曜日の昼間に突然携帯が鳴り、?と思うと預けたディーラーのサービスさんからでした。

サービスさん「部品が金曜日に来ます。すぐに作業をして、土曜日午前中に試運転。クリアすれば午後にお返しできます!」

私「ありがとうございます😭」

もう感謝しかありません。
そして無事、土曜日に完了連絡があり、徒歩&電車でディーラーまで引き取りに行き謝意を伝えます。

サービスさん「いよいよですね。今晩出発ですか?お気をつけて!!」
私「おかげさまです。ありがとうございます。」

ディーラーを後にして、自宅に帰り仮眠ののち21時30分、遂に「冒険の旅」に出発となります。。

ローレシア王子(私)とサマルトリア王子(F612)とムーンブルク王女(妻子)がようやく揃い踏みです。三人揃ったからもちろんBGMは「果てしなき世界」です♪





うちの家族はまともにF612に乗ったことはなく、実質今回が初めての様なもの。

上の娘に至っては「ビーエムはどこいったの?」と言い出す始末😞

下の娘と妻はフロントからF612をまじまじと見るなり、「ドリーみたいな顔だね。」と。ま、たしかにファインディングニモのドリーに似てますね☹️(あんまりだろ😡)





意外にたくさん入るトランクに四人分の荷物を積み、F133Fエンジンを始動させ自宅を後にします。家族四人で乗るF612、良いものです。。



妻「どんなプランなの?」

私「赤城高原SAに明け方5時着を目指すよ。タンクは100リッター以上あるけど燃費が3なら途中、東部湯の丸SAあたりで給油しないといけない。」

妻「いくらタンクが大きくともリッター3のクルマで1000キロ以上も走ったらすごいガソリン代ね。。あなたの考えることはよくわかりません。そもそもフェラーリで行くこと自体が普通じゃない。」

私はニコニコして妻のブツブツをやり過ごしていると、下の娘がリヤシートの背もたれがゴツゴツしてて痛いと騒ぎ出します。デイトナシートの凹凸が固くて痛い様です。私はデイトナシートのうんちくを話しますが、下の娘は「365かなにか知らないけどこのシートは嫌だ!固い!痛い!」

デイトナシート、不評です。。



ついでにクレマ(クリーム色)のシートも不評。「汚したらパパ怒るんでしょ!!」というのは上の娘の弁。とにかく不満そうです😰

最初の二時間くらいはまあワイワイ騒いでましたが、午前0時を過ぎると3人とも寝始めます。F612は淡々と距離を重ねます。高速道路を2時間以上走るのは初めてでしたが、乗り心地や巡航エンジン音は極上。長時間乗り続ければ乗り続けるほどF612はグランドツアラー・フェラーリとして本領を発揮し始めます。

感覚的にはアルピナにとてもよく似ています。エンジン音に一層の色気があるアルピナという感じでしょうか。チョイ乗りでは分からない世界です。F133F、540馬力のV12エンジンがウルトラハイギヤードな6速にエンゲージされるとありえない超高速巡航が可能です。車速によりグッと電子制御ダンパーが締め上げられ、適度な回転でモーターのようなV12エンジン音を楽しみながら突き進むF612は車体1.9tとは思えないくらいヒラリヒラリと軽快に駆け抜けます。決して怖くはないですが、アルピナのような堅牢さはなく薄手、装甲の薄いものが突き進んでいる印象です。映画ランデブーの275GTBを彷彿させます。(実際には450SEL6.9のオンボード映像に275GTBの音をいれたそうですが。。)

そして気になる燃費。ずっと定速巡航しているからか意外にメモリが減りません。いつもなら燃費計ひとメモリ(約30リッター)が90キロほど走ったら消えるのですが、大方200キロ近く走ってようやくひとメモリ消費。リッター6キロくらい走っていることになります。これは嬉しい誤算で旅費のうち7-8万はガソリン代に消えると覚悟していたのが約半分で済むことになります。



道中、東海環状道、三遠南信道、中部横断道などなどたくさんの分岐が「セガのアウトラン」のコース分岐を彷彿させ、狭いはずの日本ですが、なかなかどうして「果てしなき世界」を実感するのであります。

中央道から長野道そして上信越道、ほぼトラックしかいない真夜中の漆黒の闇をF612が一筋の光となり駆け抜けます。



この一瞬が永遠に続けばいいのに。

次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
※一部画像はwebより拝借いたしました。
Posted at 2021/02/07 12:24:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ

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しんぼぽんこです。よろしくお願いします。常にクルマメインの生活です。1996年から2009年の間にBMW車、BMW M車、BMWアルピナ車をMTメインで数台乗り...
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