近所のお店のRS-hybridに乗った後、ちょっと離れたお店のXLに乗って来ました。(長文です・・・<(_ _)>)
ちょっと離れたお店のいいところは、お店の人が少ないこと!(笑)
私の様ないちげんさん(?)の試乗に付き合う人が足らないので、お店指定の試乗コースの地図を渡されます。
RSは、
いつもの私の試乗コースで、XLは、赤城山に向かう道を上がり、その後下りで戻って来るコースです。
乗り味は全く違います。
RSはやはり硬いです。 路面の継ぎ目やマンホールの段差でもしっかり『ドン!』って音がします。 でも前席では、その振動はあまり感じず、不快な感じはしません。 音だけがする感じです。
後席ではどう感じるかですね・・・。
XLは、柔らかい! 試乗コースが違うので段差なども違うのですが、音が全く違い、「トン!」という感じ。
走行中の路面による横揺れも、RSでは全く感じませんが、XLではゆらゆらします。
RSは、もうすぐ変え時の夏タイヤを履いたSX4で、XLは新品のスタッドレスに変えたSX4の乗り味です。 って、私しか判らない表現ですね・・・(^-^;
XLでも柔らかすぎて、車酔いするとか、不愉快な感じがするレベルではなく、大手メーカのコンパクトカーよりはしっかりした脚になっているのではないかと思います。
加速性などは、僅かといえモーターアシストが入るRS-hybridの方がいい筈ですが、XLのノーマルエンジンとの差は感じませんでした。
XLでも、赤城山に上る結構勾配のある道でも、苦しさを見せずに60km/hくらいまで加速します。
日常の使用では全く不満ないと思います。
裏を返せば、試乗の中では、RSでも『走りの楽しさ』(=スイフトを選ぶ理由?)を感じなかったということです。
アルトワークスに乗った時の『楽しい!』という感覚がないのです。
それだけ、スイフトに安定感があるという事かもしれませんが・・・。
ワインディングでパドルシフトを使いながら走ると、スイフトらしさ(RSらしさ)が出るのでしょうね。
シャーシーが勝った車=RSですから、非力な車でこまめにシフトしながら走るのが好きな人には、絶対RSでしょう。 できれば、MTで乗りたいですよね。 素のRSでMTを残したスズキはエライ!(笑)
RS-turboもあるのですが、同じエンジンを積んだバレーノXTを試乗した感じでは、ダウンサイジングターボなので、パワーを求めるのではなく、フラットトルクで、少し余裕のある走りを求める人向けでしょうね。
2代目スイフトにあった1.5Lエンジンの位置づけでしょうね。
ブレーキは、最廉価のXGを除いてリアもディスクになり、全く不安を感じない効きです。
フィーリングも、2代目スイフト以降のスズキの車のそれで、踏んだだけブレーキが効く(ストロークで効きが変わる)フィーリングです。 このフィーリングは大好きです。
FIT-hybridのONかOFFしか無いようなブレーキのタッチは大嫌いです
4輪ディスクですが、2代目スイスポの4輪ディスクで感じたリアから引っ張られるようなブレーキの効きは感じませんでした。 リアの効きは少し弱めているような気がしました(ディスク径が違う?)。
内装は、2代目スイフトに比べると雲泥の差の仕上がりになりました(笑)
ダッシュパネルなどもう少し艶を落とせば、更に安っぽさが減ると思いますが・・・。
シートの出来はいいと思います。 座面、背もたれともサイドサポートの張り出しが大きめで、ワインディングを走っても、長距離を走っても疲れにくいシートではないかと思います。
欲を言えば、スプラッシュのシートのような硬さがあれば・・・。
RSには、欧州向けの輸出仕様のシートを付けて欲しかったなー。
ステアリングは、チルトだけでなくテレスコもついているので、ポジションが合わせやすいです。
ただ、下半分にプラスチックのガーニッシュがついているのですが、これがNGですね。
直進状態ではほとんどの人はこの部分は持たない(私は左手が7時から8時の位置を持ちますが)ので問題ないと思うのですが、ステアリングの大切さが判るワインディングでは、この部分の段差や手の感触の違いが非常に気になると思います。
恐らく、車評論家の方々は全員この部分にNGを出すでしょうね(笑)
見た目もいいとは思いませんし・・・。
後席の足元の広さは、SX4より少し広いです。 座面が短いのかな・・・?
座った感じは、座面の薄さなど感じず、悪くないと思います。 背もたれもNOTEより立っており、きちっと座らせる作りです。
178cmの私が座っても天井との間に掌が入って少し余裕があります。
バレーノは完全に頭が付きましたので、頭上の余裕はスイフトの方があります。
限定モデルで始まったRSがメインのグレードになり、2代目スイフトで築いたスイフトのイメージをしっかり引き継がせて、初代スイフトから乗り続けてる中高齢者向けにXL(XG)の味付けをはっきり分けたのは、正解だったとなるのかな・・・?
これで、スポーツが出て、更に味付けの差が出れば、スズキ小型車10万台維持(一応2016暦年は達成したみたい)のための3本柱(スイフト、イグニス、ソリオ)の大黒柱になるのかな・・・?
トヨタ、ダイハツの
スイフトソリオ潰し車で、ソリオはかなり影響を受けるでしょうから。
別のお店にRS-turboとMTのRSの試乗車があるようなので、また機会があったら乗ってみたいと思います。
スイフトは非力なエンジンで、MTを駆ってワインディングを自分の力量にあった速度域で走るのがいいように思います。
最後に参考に燃費報告
RS-hybrid・・・17.4km/L エコスコア:86点
XL・・・・・・・・・・・20.5km/L エコスコア:83点 でした。
RSと同じコースで試乗した各車種の燃費は(季節も国道の流れも、アクセルの踏み方も違います)
バレーノXT:16.5km/L
バレーノXG:17.8km/L
イグニス:18.7km/L
アルトワークス:15.1km/L
アルトRS:17.8km/L
私のSX4・・・14.0km/L
XLは、上り区間では12.9km/Lでした。
その後緩い下り区間で15km/Lまで延び、軽くアクセルに足を乗せているだけで60km/hくらい出る最後の下り坂で20km超えまで延びました。
アイドリングストップは持っていませんが、途中5、6回ほど信号待ちをしました。
おまけ・・・
XLの試乗車にはOPのデュアルセンサーブレーキサポートがついていました。
この効き具合も確認しました(笑)
前の車がウインカーを出していなかったので、青信号に変わりスタートしたところ、急に右ウインカーを出し停車しました。
ちょっと目を離したので、それに気が付くのが遅れましたが、メータに赤色で「警告」が表示されてブレーキが掛かった様です。
私も気が付き、ブレーキを踏んだのですが、踏んだ感じより強くブレーキが掛かったように感じたので、ブレーキサポートが補助してくれたのだと思います。
付いてて良かった!(笑)