今日は、記念日でして、（●＾□＾●）
３年前の今朝、彼がおっぱいを触ってきて
目覚めて、彼の一言から始まったストーリーです。
「コレ何？」
彼が触る左胸の下の方・・場所へ手を伸ばすと
しっかりと乳房にしこりを感じた。
いっきに目が覚めて
がばっと起き上がり第一声
「私、癌だわ・・・」
彼「んなこたぁ～ないだろう～～～””
こんなに元気なのに！」
その日は、「山登りぃ～？かったるぅ～」と
嫌がる彼を誘い初デビューの山登りで
一泊温泉に出かける朝でした。
即効ネットで乳がんの病院を探しました。
婦人科と思いきや、ちがう。「乳腺外科」でした。
病院へ行くと超音波で調べて
先生曰く
「悪性ならしこりの影が黒くでますが
セイラさんは影が白いのでよくある乳腺炎だと思います
心配いりませんよ。でも念のため細胞を検査しますね」と
針でしこりをぶっさし細胞をとられました。
女性ばかりの待合室で待っていてくれた彼に
報告し安心して元気いっぱい温泉にでかけたのでした。
（でも、なんだかテンション落ちていて登山はやめました
彼は大喜び）
そして検査結果の日、
「結果聞いてくるだけだから、今日は車で待っていていいよ
どうぜ乳腺炎だからほっておいてもいいといわれるだけだから」と
彼に言ってひとりで病院に行ってきました。
診察室に入って先生の第一声
「残念な結果となりました」
・・・・・？
「ⅠとⅡは問題なし、ⅢとⅣは疑いあり、Ⅴは悪性腫瘍（癌）
セイラさんは「Ⅴ」です」と書類をみせられた。
「Ⅴ」とはっきり記載してある。（ピースではないみたい）
「悪性腫瘍・癌」です。
「が～～～んっ」とう言葉はここから依頼してるのか・・
突然の癌の告知は、どう受けますか？
まるで夢をみているようだ。
私は、聞いただけで受け入れることができなかった。
意味がわからなかった。
癌イコール死としか覚書にはなかった。
でも不思議と外面がいいのか(^-^；冷静で、
「はい・わかりました」と答え
血液検査しぃ～の次のＣＴとＭＲＩの検査日と
手術の入院日を決めました。
車で待つ彼に長引いている訳を途中でメールしました。
返事はこなかった。
彼が待つ車に帰ると音楽がなかった。
（メール見て音楽が煩わしくなったの？
ありがとう）
にこって笑って「ただいま！」って言ったけど
返事もなかった。
「ねぇスロットしにいこうか！」
やっと彼の口が開いた
「そんな気分じゃねー」
その言葉で私はやっと現実を受け入れたのか
涙が溢れた。どうしようもない感覚だった。
私は、翌日から会社を休みました。
もう会社なんてどうでもいい。
残された人生をどう生きるかだ・・
家で何をしていたかというと
まずは保険の死亡金額を確認した。
娘と息子に半分づつこれだけ残せる。
葬式はしないで骨を海に流してくれと遺書を書いた。
（海って何処だ笑）
部屋のクローゼットの中身を整頓した。
「死」と直面した。覚悟した。
覚悟するともう怖いものはなかった。
手術日、彼は年休をとってずっと付き添ってくれていた。
もう腕の血管が検査・検査で細ってしまって
足にしか点滴ができなくなった入院生活・・痛..
看護師が
「手術室で流すＢＧＭは何がいいですか？」と
聞かれ面白いな～と思いつつ
「赤いスイトビー」と答えた。
確かに、タンカー？で運ばれて手術室に入った瞬間
「春色の汽車にの～って～海に連れていいってよぉ～♪」
とちゃんと聞こえた。
１０個くらいあるまあるいライトの手術台で
「セイラさん背が高いですね～何センチですか？」
（麻酔かけてこれからって時になんちゅう質問だ？
でも素直に応えるあたし）
「ひゃくろうじゅう～ろっ～～」最後まで言えず
もう深い眠りについていた。
（そっか麻酔が効いているか確かめるために
質問したんだ！）
術後目が覚めたとき約束どおり彼が
ちゃんと私の手を握っていてくれた。
「セイラの癌、ホタテみたいだったよ」
これが第一声笑
胸は５分の１切除しました。
先生曰く切除しただけだとそこの部分がへこんでしまうので
周りの筋肉を動かして形を整えましたと・・
なるほど、まったく今では手術したとは
わからない仕上がりです。
胸がちょっと大きくてよかったｗ
取り出した癌を検査して今後の治療を検討
するわけですが、なんと私の診断結果は
「トリプルネガティブ」という、あらゆる
治療が効かない、勝手に細胞をつくっていく
たちの悪い癌とわかりました。
あらゆる治療策がある中、私は強い抗がん剤しか
太刀打ちできない癌だと・・
そして３年以内の再発（転移）が80％という確立だと・・
乳がんは再発・転移したらもう終わりです。
治りません。
余命３年か・・
いいじゃん。ヨボヨボのばーさんになる前に
この世を去れるんだから綺麗なイメージだけで
去れるのさ！笑
しかしその３年間にこの性質の悪い癌が再発がなかったら
もう心配はいらないと・・って２割の確立しか再発しない
ってことがないなら・・
私は、もう「死」を覚悟したので
放射線治療も抗がん剤治療もすべて拒否しました。
それをすることで３年間の命が半年は自宅療養です。
もったいない！
医者にはさんざん呆れられ怒られましたが、自分の
人生生き方は自分で決めたい。
「先生、私をモルモットとして今後みてください。
抗がん剤しか治療策のないがん患者が
一切治療をしないでどうなるのか・・」
「はい・・わかりました」と言って
先生は心療内科へ私を移動させたのでした（ウケルけど！）
術後３ヶ月の超早い社会復帰でした。
抗がん剤で正常な細胞も殺され免疫力がなくなり
あらゆる併発にて病気になっている方々を知ってます。
抗がん剤で結局死に至ってる人を知っています。
この抗がん剤治療で再発はないという確率はどうですか？と
伺うと「わからない」です。
私は最後まで自分の口で食べ物を食べて
生活クオリティを崩したくないと全ての治療を拒否したのです。
母が抗がん剤治療のためにと
現金１００万円を持ってきてくれました。感謝
初めてみるゲンナマ笑
母に治療を拒否したことを言うとまた
めんどくさいので内緒にして
今まであった借金返済やら、彼と旅行やら好きなものを
この１００万円で使った。(^-^)
３ヶ月ごとの定期検診も行かず、１年目だけは
検査したけど半日かかる骨までの検査で３万円。
結果は異常なし。もうそれから検査もしてません。
その３年間が本日記念日として過ぎたわけです！
と言う事はもう心配がないということです！
わかりません、来月急に体調がおかしくなって
癌転移と診断されるかもしれない。
でも、自分で選択して生きてきたこの人生
まったく悔いはないです。
もうなかったはずの人生と思えば、
怖いものもない。
ありがとうの残りの人生、
やりたいことやって
元気に最後まで自分で生きていきたい♪
ともだちが、抗がん剤も放射線も一切拒否し、
無治療のセイラの選択が正しかったんだよと
この前言われて、命を大切にするなら
抗がん剤をうけろと周りから言われたことが
逆に命を大切にするから良い細胞まで殺してしまう
抗がん剤を受けなくて正解だったと
今、身を持ってつくづく感じます。
当時支えてくれていた若い彼とは
昨年秋に８年間という長いつきあいにピリオドを
打たねばならず・・不倫を卒業し
年取って今ひとりの生活ダケド・・・
まったく生まれたときから悪運が強いというか・・
ラッキーというか・・波乱万丈です。
今、私は笑って生きている！
きっと１００歳くらいまで
死ねないんじゃないだろうかぁ・・(￣▼￣|||)
長文を読んでくださった方、ありがとうございました。
＜知床ホテル北こぶしの客室露天風呂のあるデッキにて彼とのお別れ旅行＞
Posted at 2013/05/03 17:56:07 | |
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病気 怪我 | 日記
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