クラッチマスターシリンダーオーバーホール(前編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
特に不具合はありませんが・・・走行距離がかなりなものなのでクラッチマスターシリンダーをオーバーホールします。
まずはクラッチペダルにクレビスがピンとクリップで固定されているのでコレを外します。写真のピンの反対側にクリップがついています。コレは引き抜けば外れるので簡単にとれます。
2
クレビスが外れたらマスターシリンダー本体を外します。
アクセルワイヤー固定用のステーが邪魔なのでとりあえず撤去。
10のフレアナットレンチでクラッチチューブを外し、ボディとマスターを止めている12のボルト×2本を外します。長めのエククステンションでラッチェット使用がやりやすく、ユニバーサルジョイントがあるとラクです。
3
ボルトが外れたらクラッチチューブを折り曲げないように注意しながらマスターシリンダーを取り外す。
外すときはスペーサー?の様なものが落下しそうになるので気をつける。それからガスケットも外す。
外すときにブレーキフルードが垂れた場所は侵食されるので早めに水洗いする。
4
プッシュロッドとマスターシリンダーとの接続部分にピストンストップリテーナと言うゴムの部品があるのでこれをめくるとスナップリングがあるのでこれをスナップリングプライヤで外す。そうするとピストンが出てきます。
5
マスターシリンダーとリザーバータンクはピンにより接続されているのでコレを細めのプラスドライバーとハンマーで打ち抜いて外します。勢い良く叩いてマスターシリンダーを壊さないように注意。ピンが外れるとリザーバータンクは引き抜いて外れます。接続部分にあるリザーバーグロメット(ゴムパーツ)も外します。
6
JZX90後期用として頼んだオーバーホールキット。JZX100も同一品番です。
内容はピストン&スプリング、スナップリング、リザーバーグロメット、プッシュロッド先端のワッシャー?、クレビス取り付け用クリップです。
それ以外にガスケットとピストンストップリテーナがワンウェイパーツですが・・・キットには付属せず、頼みませんでした。なので今回は無理やり再利用。新旧の比較しましたが・・・スプリングの自由長にいたるまで特に違いなく、最近OHされていたのかも?
オーバーホールはホコリが入ったり乱暴に扱ってキズをつけると全く意味無し。清潔なところでキレイ&丁寧に実施しましょう。
7
マスターシリンダーとリザーバータンクをブレーキクリーナーで洗浄し乾燥させたあと、リザーバーグロメットとピストンのゴム部分・プッシュロッドが当たる場所にシリコングリスを塗布して元に戻します。
シリンダー内にキズ等がないかチェックしましょう。
クレビス~プッシュロッド部分は今回パーツを頼んでいなかったのと長さの調整が必要になるのでバラさずにそのまま組みます。
8
スナップリングですが・・・ピストンをマスターに入れて、それをプッシュロッドでおしながら固定すると言う結構厄介な感じです。慣れればすぐに入りますが結構イライラします。
スナップリングはしっかり溝に入っているか確認しましょう。
続きはクラッチマスターシリンダーオーバーホール(後編)へ・・・
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