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2020年05月11日

Classic Racing Car Transporterの世界 Part 5(イタリア編その5:Scuderia Ferrari 前編)

Classic Racing Car Transporterの世界 Part 5(イタリア編その5:Scuderia Ferrari 前編)

前回のMaserati Worksから大分間が開いてしまいしたが、Part 5ではイタリア編の本命Scuderia Ferrariのトランスポーターをご紹介します。
なにせ写真を撮影するだけでも膨大な作業なのでなかなか手が付けられずにいましたが、Stay HomeなGWを利用してやっとアップできる状態までこぎつけました。
大作なので、前編、中編、後篇の3部作でお届けいたします。時間のある時にゆっくりご覧ください。

私のコレクションは、Classic Racing Car Transporterのミニカーのコレクションとしてはかなり充実したものと自負しておりますが、まだまだ入手していないものも一杯あるので、歯抜けになっているものについては私が良く利用しているイタリアのミニカーショップCarmodel(こちら)のHPから写真を拝借しました。
また、ミニカーのスケールは特記ない限り1/43です。

戦後から1948年頃までのScuderia Ferrari最初期には、Fiat 626トラックのシャシーを利用したトランスポーターが使用されていたようですが、今回ネットや書籍を探してみましたが実車写真を発見できませんでした。
最近Tronから発売されたこのミニカーで私も初めてその存在を知りました。
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その当時のFerrari車、1947年のGP Piacenzaに出場してDNFに終わった125S #128のミニカーです(BBR製)。
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Fiat 626トランスポーターに代わって、1948年から1951年までAlfa Romeo 800のバスシャシーを利用してイタリアのSICCA社で架装したトランスポーターが使用されました。
当初はこの写真のように黄色と赤のツートーンカラーに塗装されていました。
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このミニカーもTronから発売されています。
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これと組合わせるとすると。戦後復活第一回目の1949年のルマンに初出場し初優勝を飾った、L.Chinetti/L.Selsdson組の166MM #22が最適と思ったのですが、今回不覚にもこの歴史的な車のミニカーを所有していないことに気付きました(^-^;
IXO製のミニカーの写真を拝借して掲載します。
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このトランスポーターは1950年にレースからの帰途に事故を起こし、修理後は白とグレーのツートーンカラーに塗り替えられました。
1951年に売却されて、イタリアのプライベートチームScuderia Marzottoで1954年まで使用されますが、これについてはまた後日ご紹介します。
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この車もTronから発売されています。
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戦後黎明期のF1で無敵を誇ったAlfetta 159をついにFerrariが倒した、記念すべき1951年のイギリスGP優勝車(ドライバーはJose Froilan Gonzazlez)の375 F1 #12(Qaruzo製)です。
ついに古巣のAlfaを倒したEnzo Ferrariが歓喜のあまり、「私は母を殺してしまった」と叫んだという有名な逸話はこの時のものです。
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1951年ドイツGPのパドック写真ですが、トランスポーターの隣にOM Leoncinoサポートバンが駐車しているのが見えます。
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これもTronから発売されています。
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1952年にAlfa Romeo 800トランスポーターに代わってFiat 642のトランスポーターが導入され(少なくとも2台は確認)、1956年ごろまで使用されました。
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これもTronから発売されています。
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後部ドアは開状態に固定で、開閉は出来ません。
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1954年のルマンでFerrariに2勝目をもたらした、Froilan Gonzalez/Maurice Trintignant組の375 Plus #4(左 IXO製)と1955年のルマンに出場してDNFに終わった、Eugenio Castellotti/ Paolo Marzotto組の121 LM #4(右 BBR製)と並べてみました。
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1955年のオランダGPで5位に入賞した、Eugenio Castellottiの555 Supersqualo F1 #6(MG Model製)と、1956年のドイツGPで優勝したJuan Manuel FangioのLancia/Ferrari D50 #1(IXO製)と並べてみました。
この年FangioはMaseratiのStirling Mossと熾烈なタイトル争いを演じ、最終戦イタリアGPで自身4度目のF1チャンプを決めました。
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1953年のMille Miglia優勝車、Giannino Marzotto/ Marco Crosara組の340 MM Vignale #547(heco Miniatures製)で、積載情景を再現してみました。
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この当時のサポートカー OM FrugoneもTronから発売されています。
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1952年のフランスGPを制した、Alberto Ascariの500 F2 #8(Qaruzo製)と並べてみました。
この年のチャンピオンシップはF2マシンで争われましたが、出走した6戦全勝という圧倒的な強さを見せたAscariがチャンピオンに輝きました。
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1/18スケールの1954年Carrera Panamericana優勝車 375 Plus #19(BBR製)を前景に置いてみました。
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1/18スケールの1952年イギリスGP優勝車、Alberto Ascariの500 F2 #15(Exoto製)を前景に置いてみました。
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この当時のAlfa Romeo Romeo 2 VanのサポートカーがProgetto Kから発売されています。
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1956年のMille Migliaで4位に入賞した、Juan Manuel Fangioの290 MM #600(heco Miniatures製)と並べてみました。
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1957年に、イタリアのBartolettiで架装されたFiat 642 RN2 Bartolettiトランスポーターが2台導入され、1970年頃まで長きにわたって使用されました。

1957年イギリスGP
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1957年 Modena
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1960年 Nurburgring
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このトランスポーターの1/43スケールミニカーは、Exotoから素晴らしい出来のものが発売されています。
1957年のVenezuela GPに出場した、Manurice Trintignant/Oliver Gendebien組の250 TR 58 #18(Bang製)と、1958年の1000km Buenos Airesを制した、Peter Collins/Phil Hill組の250 TR 58 #2(heco Miniatures製)を積載してみました。
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1958年のルマンでFerrariに3勝目をもたらした250 TR 58 #14 Olivier Gendebien/Phil Hill組を、モデル工房のLP Creationが超絶ディテールで再現したミニカーです。
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Exoto製1/18スケールの1958年フランスGP優勝車246 F1 #4 と、Figurenmanufaktu製のメカニック、ドライバーフィギュアを前景に置いてみました。
ドライバーのMike Hawthorneは、優勝1回ながら2位5回のポイントが効いてこの年のF1チャンピオンに輝きました。
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積載された250 TR 59/60 #11(Starter製)は、1960年のルマンを制した、Olivier Gendebien/ Paul Frere組の車、手前の250 TR 61 #10(Starter製)は、翌1961年のルマンを連破したOlivier Gendebien/Phil Hill組の車です。
1960年からFerrariは破竹のルマン6連覇を達成しますが、スポーツカーレースシーンでFerrariが最も輝いていた時代です。
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積載されている330 TR1/LM #6(Red Line製)は、1962年のルマンで3連覇を達成した、Olivier Gendebien/Phil Hill組の車、330 GTO #7(Red Line製)はDNFに終わったMike Parkes/Lorenzo Bandini車です。
手前の250 GTO #19(Eidolon製)は、ワークスではなくプライベート参加で2位に入ったPierre Noblet/Jean Guichet組の車です。
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1962年のルマンで2位に入ったPierre Noblet/Jean Guichet組の250 GTO #19は、CMCから超絶ディテールの1/18スケールミニカーが発売されています。
クローズアップしても破綻するところがなく、撮り方によっては実車写真に見えますね。
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Fiat 642 RN2 Bartolettiトランスポーターのミニカーは、なんとCMCから1/18スケールのミニカーも発売されています。
流石にトランスポーターの1/18ミニカーは馬鹿でかくて(全長約50㎝)、メッチャ重い(重量4.2kg)です。
積載車は、1961年のベルギーGPを制したPhil Hillの156 F1 #4(CMC製)と、同年のモナコGPで3位に入ったPhil Hillの156 F1 #38(Exoto製)です。
手前に、同年のイタリアGPを制したPhil Hillの156 F1 #2(Exoto製)、Phil Hillと当時デザイナーとして入社したてのMaulo Forghieriの1/18スケールフィギュア(Le Mans Miniatures製)を配してみました。
Phil Hillはこの年、米国人初のF1チャンピオンに輝きました。
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運転席ドアをはじめ、各部が開閉、可動します。
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流石CMCの作品だけあって、細部も抜かりがありません。

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中編に続く!!


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