61年の歴史で初となるハイブリッド911がデビューへ 
ハイブリッドシステムを搭載した初の911が5月28日にワールドプレミア
ポルシェは、ハイブリッドシステムを搭載した初めての「911」を日本時間の5月28日(火)22時にデジタルワールドプレミアすると発表した。
61年の歴史で初となるハイブリッド911がデビューへ
ハイブリッドドライブを搭載した初の「911」がついに登場する。パフォーマンス重視のハイブリッドになると謳われ、広範な開発とさまざまなテストプログラムを経て、いよいよ披露される。
「当社のアイコンが61年の歴史の中で初めてハイブリッドドライブシステムを市販モデルの911に搭載します。この革新的なパフォーマンスハイブリッドは911をさらにダイナミックなものにします」と語るのは、911と718モデルライン担当副社長のフランク・モーザー氏。
現在、ドバイでのテストが最終段階に入っており、極寒の寒さから灼熱の暑さ、市街地から田舎道までさまざまな状況を想定して、世界中のあらゆる条件下でテストを行っているという。
また、モーザー氏は「新型911は、ドライブトレインへの負荷が高い峠道の過酷な状況でも、あるいはストップ&ゴーの多い市街地の交通環境でも、最も困難な課題を見事に克服しています。当社のエンジニアとテストドライバーは合計500万km以上の開発走行を記録しました」ともコメントする。
ニュルブルクリンクでは先代より8.7秒上回る7分16秒934を記録
ハイブリッドを採用することでパフォーマンスも向上。「911」の開発において特別な意味があるという、ニュルブルクリンク北コースでのラップタイムは、先代モデルを8.7秒上回る7分16秒934を記録した。
ちなみに、このラップタイムを記録したドライバーは、ポルシェブランドのアンバサダーでプロドライバーのイェルク・ベルクマイスター氏が担当。テスト車両には標準ロードタイヤにくわえ、数世代前からオプション設定されている高速走行時のダウンフォースを高める固定式リアウィングを備えたエアロキットを装着しているという。
ベルクマイスター氏は「新しい911はサーキットでもかなり速くなりました。グリップの向上、パワーの大幅な増大、そしてパフォーマンスハイブリッドの自然なレスポンスも大きなメリットです」と語っており、アンベールされる5月28日への期待が高まる。
デジタルワールドプレミアは、ポルシェニュースルーム(https://newsroom.porsche.com/de.html)と、YouTubeのポルシェチャンネル(https://www.youtube.com/@Porsche)などで行われ、その後はオンデマンドでの視聴も可能となる。
レトロ?モダン?ポルシェ914レストモッド「フィフティーン・イレブン」の走りを検証 
かつてモンディパイソンが、’And now for something completely different…’という映画を制作していたが、ポルシェ911のレストモッドに飽きたら、フィフティーン・イレブンの914とケイマン987のマッシュアップに興味を移してみるのはどうだろうか。
フィフティーン・イレブンは、ピークディストリクトを拠点とし、イギリスにおけるラリーシーンで知らぬ人はいないメローズ・エリオット・モータースポーツの子会社だ。レストアを専門とし、最近のプロジェクトには、1979年のF1選手権で優勝したアラン・ジョーンズのウィリアムズFW07の再制作や、サロン・プリヴェで準優勝したマセラティ3500GTイネツィオーネのレストアなどがある。
代表であるベン・メラーズは、ポルシェのレストモッド・シーンに、他に比べてより“左翼的な”アプローチで参入することにした。その結果は、ベンと彼の父クリスのラリーでの経歴に負うところが大きい。一応、914/987ケイマンの名を冠しているが、実際にぱっと見で分かる914の要素はドアとウィンドスクリーンだけだ。
フィフティーン・イレブンが作り上げたのは、CADを用いて開発されたカーボンファイバー製ボディのカスタム・シャシーで、T45チューブラーを組み込んだ構造補強が施されている。寸法的には、914よりもホイールベースが5mm長く、幅が300mm広い。
サスペンションの取り付けポイントは、987ケイマンのフロントとリアのサブフレーム、そしてランニングギアを搭載できるように設計されている。ケイマン標準のスプリングとダンパーは、オランダ製のライガー3ウェイ調整式コイルオーバーで代用された。
気になるエンジンとギアボックスはというと、3.8リッターのケイマンに搭載されていたエンジンだが、鍛造ピストンとスチールロッド、カスタムエキゾースト、点火と燃料供給用のライフレーシングECUを備え、かなり改造されている。パワーは400馬力近い。1000kgの車重を考えれば十分だろう。
エクステリアカラーはレトロモダンなポルシェ・ストーングレーで、前後のカーボンエプロンと後部の短いダックテールが対照的だ。ライトはポップアップの代わりにLEDが採用され、18インチのフックスホイールがワイドボディのスタンスを完成させている。
しかし、重要なのはその走りだ。UKロードにおける完璧なセットアップは、ターマック・ラリーカーのようなものであると仮定するならば、フィフティーン・イレブンはその理論が正しいと証明したことになる。結局のところ、ラリーとは荒れた路面を速く走ることだ。近年、改造された車のほとんどがサーキット向けのセッティングとなっているが、サーキットは現実の世界ではない。一方で、ダービーシャー・ピークディストリクトの荒れたターマック路はまさに現実の世界であり、ケイマンとライガーの足回りを持つこの超剛性914は、騒乱の中を駆け抜け、ハードな路面を誰よりも速く走っていく。
この車は最高のポルシェ・レストモッドのひとつなのだろうか?そこに疑いの余地はない。しかし、言えることはそれだけではない。フィフティーン・イレブンは、914にインスパイアされたミドシップ・スポーツカーを、ポルシェのパーツを使いながらシャシーから作り上げたのだ。
価格は30万ポンド以上と少々パンチが効いてはいるが、将来的にはすべて新品の部品を使用するため、ドナー車両は必要ない。実際、カスタマーカーも現在すでに製造過程に入っているそうだ。もし私がオーダーするなら、ヴァイパー・グリーンでお願いするとしよう。
新型ポルシェ911GT3Rレンシュポルト 制約を取り払ったサーキット専用車 77台限定生産 
限定77台のサーキット専用車
ポルシェは9月28日、911の新たな限定仕様車として「911 GT3 Rレンシュポルト」を発表した。ポルシェの象徴的なレーシングカー、935の後継車であり、これまでで最も強力なサーキット専用車となっている。英国価格は82万2000ポンド(約1億5000万円)とされる。
ベースはGT3レーサーの911 GT3 Rで、ポルシェは「FIA GT3レギュレーションの制約をすべて取り払った」としている。10月28日に開催される世界最大級のポルシェ愛好家の集いであるレンシュポルト・リユニオン(Rennsport Reunion)で一般公開される予定。生産台数はわずか77台に限定される。
サーキットでの騒音規制に基づき、サイレンサー無しのバージョンと、触媒コンバーター付きの「静か」なバージョンの2種類が用意される。
パワートレインは911 GT3 Rと同じ4.2L 6気筒ボクサーエンジンを搭載するが、さまざまな調整により、最高出力は565psから620psに、レッドラインは9400rpmに、最高速度は296km/hから315km/hに向上している。
リッターあたり150psというエンジン出力は、「GTレーシングカーの自然吸気エンジンとしては記録的」なものだという。トランスミッションは6速シーケンシャルで、後輪駆動となる。車重は1240kg。
エンジンユニットは、バイエタノール燃料とeフューエル(合成燃料)を使用できるように設計されており、可能な限りのカーボンニュートラルを目指している。従来の無鉛ガソリンでも走行できる。
ポルシェのモータースポーツ部門副社長であるトーマス・ローデンバッハ氏は、「新型ポルシェ911 GT3 Rレンシュポルトは、おそらく最も原始的な形で911ベースのレーシングカーを運転する体験を提供します。最高のモータースポーツテクノロジーとポルシェらしいデザイン言語を融合させており、見るたびに鳥肌が立ちます」とコメントしている。
デジタルミラー、リバリーなど特別設定
内外装はデザイナーのグラント・ラーソン氏とトルステン・クライン氏が担当し、ボンネットとルーフのみをベース車両と共有しているという。ホイールベースは延長され、フェンダーも広げられ、ローダウンスプリングと18インチのBBS製ホイールが装着されている。
ボディはすべてカーボンファイバー製で、サーキット走行を想定し、フロントフェンダーには空力に最適化されたフィンと大型エアインテークが設けられた。サイドミラーも廃止され、3台のカメラによるデジタルミラーとなった。
リアでは、ポルシェの歴代レーサーと共通するデザイン要素が見られる。例えば、リアウイングはデイトナで7度の優勝を誇るブルモス・ポルシェ935/77の影響を受けており、スポイラーサポートはポルシェ962ル・マンにインスパイアされたという。軽量化のため、グリルカバーや一部のパネルは外され、エグゾーストなどの部品はむき出しとなっている。
キャビンではさらなる軽量化が図られ、助手席と後部座席、エアコンが取り除かれた。また、モデルナンバーを顧客の好みで選択できるプレート、サイドミラーに代わる2枚のモニター、カラー調整可能なアンビエントライト、FIA仕様のロールケージも装備される。
ボディカラーは、スタールビー、シグナルオレンジ、アゲートグレーメタリック(911シリーズの新色)を含む7色から選択可能。
そのうち3色はリバリーが施される。ラグナセカを象徴するコークスクリューからインスパイアされたというレンシュポルト・リユニオン・デザイン、ポルシェ・モータースポーツの拠点である町の名を冠したフラハト・デザイン、そして車幅を強調するブルーを取り入れたスピード・アイコン・デザインが用意されている。
サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンク式で、ショックアブソーバーは5ウェイ調整式。ただし、基本的なセットアップはオーダーメイドで、レース前に自分で調整することも可能だ。
その他、ミシュランがウォームアップ時間とドライバビリティを向上させるために開発した専用タイヤもある。
GT3RSの中身 GT3ツーリングにねじ込む ポルシェ911S/T 世界1963台 
ポルシェ・ジャパンは、ポルシェ911の60周年を記念した限定モデル、「ポルシェ911 S/T」の予約受注を8月2日(水)より全国のポルシェ正規販売店にて開始した。世界で1963台の生産となる。
911 S/Tは、911 GT3のツーリングパッケージと911 GT3 RSの特徴を融合している。911 GT3 RSの4.0L水平対向自然吸気エンジン(525ps)とクロスレシオのマニュアルトランスミッションが組み合わされており、徹底した軽量設計だという。車両重量は1380kg(DIN規格、すべてのフルードを含む)で、992世代の中で最軽量モデルとなる。
911 GT3 RSとは異なり、911 S/Tの開発はサーキットでの使用ではなく、公道での走行に焦点が置かれたという。
911 S/T 名前の由来
ポルシェは1969年、911 Sの特別なレースバージョンを設定した。社内では、これらの車両は911 STと呼ばれた。当時、シャシー、ホイール、エンジン、ボディの変更により、加速、ブレーキング、トラクション、コーナリンググリップが大幅に改良されていた。
いっぽうで大型スポイラーやその他の空力補助装置は、これらのモデルにはまだ使用されていなかった。新型911 S/Tは、初代911 S(ST)のスピリットを受け継いでいるという。
軽さと速さの理由は?
ポルシェのエンジニアは、911 S/T専用に新しい軽量クラッチを開発した。シングルマス・フライホイールとの組み合わせで、回転質量が10.5kg軽量化される。これにより、水平対向自然吸気エンジンの応答性が著しく向上するという。クロスレシオの6速マニュアルトランスミッションと組み合わせることで、3.7秒で100km/hまで加速し、最高速度は300km/hに達する。
ダブルウィッシュボーン式フロントアクスルとリアアクスルステアリングなしのマルチリンク式リアアクスルを組み合わせる唯一の現行世代911でもある。フロントタイヤは255/35 ZR 20、リアは315/30 ZR 21。軽量センターロック式マグネシウムホイールを組み合わせる。
CFRP製フルバケットシートも標準装備。追加料金なしで4ウェイ調節機能付スポーツシートプラスが装着可能。マグネシウムホイール、PCCBシステム、リチウムイオンスターターバッテリー、軽量ガラスを標準装備している。
262万円のデザインオプション
911 S/Tには、オプションに専用のヘリテージデザインパッケージが用意されている。新色のショアブルーメタリックとホイールリムカラーのセラミカも選択可。
要望次第で、ドアに0から99までのスターティングナンバーとデコレイティブホイールセンターキャップを取り付けることができる。フロント、ハブキャップ、ステアリングホイール、ヘッドレスト、および車両キーには、初代911のクラシックなデザインのポルシェクレストが施される。
インテリアには、クラシックコニャックにブラックのピンストライプをあしらった布製シートセンターが採用されており、伝統に敬意を払う。2トーンカラー(ブラック/クラシックコニャック)のセミアニリンレザートリムとエクステンデッドレザー仕上げ、パンチング加工が施されたレース・テックスのルーフライニング、およびポルシェエクスルーシブマニュファクチャーのその他のエレメントもこのパッケージに含まれる。ヘリテージデザインパッケージの価格は262万2000円(消費税込)となる。
オーナーは時計の購入権利も
ポルシェデザインは、911 S/Tのオーナーを対象に「クロノグラフ1 - 911 S/T」をポルシェセンターにて特別に販売する。軽量化のためにコーティングとブラスト加工を施していないチタンケースを特徴とする。
クロノグラフの心臓部は、COSC認定とフライバック機能を備えたポルシェデザイン「WERK 01.240」で、911 S/Tのマグネシウムホイールと同じデザインのローターで作動する。クロノグラフ1 - 911 S/Tの価格は205万4800円(消費税込)
ポルシェがEVスピードスター提案、最初のスポーツカー「356」に敬意…グッドウッド2023 
ポルシェ(Porsche)は7月13日、英国で開幕した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」において、コンセプトカーの『ビジョン357スピードスター』(Porsche Vision 357 Speedster)を初公開した。
1948年6月8日、ポルシェの名を付した最初のスポーツカーがナンバー登録を受けた。それが、オーストリア・ケルンテン州のグミュントで製造されたポルシェ『356 No.1 ロードスター』だった。コンセプトカーのビジョン357スピードスターは、ポルシェの最初のスポーツカー、356 No.1 ロードスターへのオマージュだ。
ビジョン357スピードスターでは、フロントウインドスクリーンの高さを抑えた。車体の右サイドには、かつてオープンスポーツカーによく見られたトノカバーが装着されている。その後方には、充電フラップが設けられた。運転席のヘッドレストは、カーボン製のロールオーバーエレメントによって、浮いているように見える。
パワートレインやプラットフォームは、『718ケイマンGT4』をEV化した『718 GT4 eパフォーマンス』がベースだ。718 GT4 eパフォーマンスでは、前後アクスルに高性能モーターの「PESM」を搭載する。システム全体で1088psのパワーを引き出し、4輪を駆動する。モーターやバッテリーを直接油冷する方式を導入し、熱による出力低下を排除した。レーシングモードでの出力は、30分間一定に保たれるという。900ボルトの急速充電テクノロジーを採用した。これにより、バッテリーの容量の8割を充電する時間は、約15分で済む、としている。
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ポルシェ・オリジナル・パーツ・カタログ カテゴリ:公式HP 2011/03/08 00:00:49 |
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ポルシェ・ミュージアム カテゴリ:公式HP 2011/02/14 10:26:45 |
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名車館 GAZOO.com カテゴリ:公式HP 2010/12/07 01:13:31 |
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