ポルシェは、“名車を振り返る映像シリーズ”の第三弾を公開した。第一弾の“レア度”、第二弾の“マフラー音”に続き、今回発表されたトップ5は、リアウイングのワイルドさ!
なるほどポルシェといえば、そのスタイリング、とりわけ個性的な形状のリアウイングが大きな特徴のひとつ。「ダックテール」や「ホエールテール」「ターボウイング」など、リアスウイングの形状の違いで呼び分けられたりもした。
リアウイングの形状や大きさは時代により様々だが、エアロダイナミクス性能を高め、ダウンフォースを高める目的はいつでも同じ。そのためポルシェは現在、開発センターに直径8メートル、出力9000馬力もの巨大ブローワー付きの風洞施設を有しており、そこですべてのスポーツカーの空力性能の検証を行なっている。
さて今回のトップ5を紹介するナビゲーターは、ポルシェの前レースディレクター、ノルベルト・ジンガー氏。レーシングカー開発を担当し、ルマン24時間レースなどのビッグイベントでチームに数々の優勝をもたらした人物だ。
Top 5 ケイマンGT4
第5位は、ケイマンGT4。ミッドエンジンのケイマンに洗練された空力デバイスを備え、スタイリッシュなデザインを実現しているが、ジンガー氏によれば、そのフォルムはレースを戦うためのもの。最高速度は295km/hに達した。
Top 4 ポルシェ959
大型リアウイングがボディにしっくり馴染んだフォルムが特徴の959。911をベースとしつつ、より速くパワフルだった。
Top3 911 RS 2.7
1972年のパリモーターショーで発表された911 RS 2.7。ダックテールと呼ばれたリアウイングが特徴。ダウンフォースという概念をロードカーに持ち込んだ先駆けだった。最高速度は245km/h。
Top 2 パナメーラターボ
550hpを生み出すV8ターボエンジンを搭載したパナメータターボ。一見するとリアウイングの姿は見えないが、速度に応じて変化する“アクティブエアロダイナミクス”を採用。130km/h以上になると自動でリアウイングが展開される。最高速度は306km/h。
Top 1 ポルシェ935
空気抵抗を低減するロングノーズ&ロングテール化され、そのスタイルから“モビー・ディック”(白鯨)と呼ばれた。その特徴的な大型リアウイングを備え、グラスファイバー素材の採用により軽量化されていた。最高速度は366km/hに達した。
「911=自分の人生とは無縁」と思うのは間違い
「わたしの愛車はポルシェ 911です」
……なんとグッとくるフレーズだろうか。いやもちろん人によっては「愛車はフェラーリ 458GTBです」とか「愛車? テントウムシことスバル 360ですが」という方がグッとくるのかもしれない。しかし筆者の完全独自調査によれば、健康な自動車愛好成人男性の約6割はこのフレーズにグッときて、いつの日かそのフレーズを人前でさりげなく発したいと考えている。つまりはポルシェ 911という車に憧れ、できることなら購入したいと考えているのである。
しかし「憧れる」というのは、裏を返せば「その実現はなかなか困難である」ということでもある。
例えば「わたしは駅前のスーパーへ行くことに憧れている」というのは、よほど特殊な事情がある人以外は発しないフレーズだろう。「憧れ」という言葉は「実現困難」と半ばイコールなのだ。
ということで「ま、憧れは憧れにすぎないっつーことで911については考えるだけムダだから、とりあえず近所のネッツトヨタでタンク買って熱海にでも行くか。わはは。で、BBQか刺身でも食おうじゃないか」と考えるのが、いわゆる普通の思考および行動であろう。
……ネッツトヨタでタンクを買い、なぜか今どき熱海に行くのも決して悪くないとは思う。しかしポルシェ 911という車の購入を単なる憧れ=ほぼ不可能なことと思考停止的に考え、無理やり忘れたつもりになるのは決して「正しい行動」とは言えない。
なぜならば、ポルシェ 911という車は中古であれば実はかなりお安いからだ。
タイプ996の前期型なら車両価格180万円ぐらいから!
もちろん最新の「タイプ991」は新車価格1309万1000円以上であり、中古車相場もおおむね850万円からとクソ高い。そして往年の空冷世代(98年3月までのモデル)の中古車相場も、世界的なネオクラシックブームの影響でアホほど高騰している。具体的には92年式のタイプ964 カレラ2で800万円とか、だいたいそんなニュアンスだ。普通の若手勤め人がそう簡単に狙えるプライスではない。
しかし「タイプ996」であれば、正直かなり爆安なのである。
タイプ996というのは旧々型に相当するポルシェ 911で、911としては初の水冷エンジンを採用したモデルだった。日本での販売期間は98年4月から04年7月。そのうち01年8月までのモデルがいわゆる前期型で、素のカレラ系は排気量3.4Lの水平対向6気筒エンジンを搭載。そして01年9月に外観デザインを小変更するとともに、カレラ系の排気量を3.6Lに拡大。これ以降が俗に言う後期型だ。
で、その前期996のカレラ/カレラ4であれば、実は車両価格180万円ぐらいから狙えてしまうのである。要するにトヨタ タンクの新車(カスタムG/2WD)とほぼ似たようなプライスということだ。……もちろん諸費用を含めればそれなりの金額になるので、安い買い物ではない。だが決して「不可能な買い物」ではないことがおわかりいただけると思う。
しかし物事には何だって両面があり、光があれば影もある。タイプ996前期(のターボとかGT3とかではない普通のカレラ系)の「影」とは、車をディープに愛好するマニア筋からは「なんか乗用車的な乗り味でつまらないよね」と評されることも多いということだ。
この問題についてどう考えるべきか。
普通の車と比べれば996前期も圧倒的なまでに「ポルシェ」である
筆者が思うのは「ところで何と比べてそう思うのか?」ということである。
車両価格180万円ぐらいから狙える素のタイプ996を、例えば最新の911(タイプ991)と比べるのであれば、それはもう動力性能もコーナリングスピードも、そして人に見せびらかしたときの反応等々も、とにかくすべてにおいて「劣ってる」といえるだろう。いえるだろうというか、100%断言できる。
そして前述のとおり中古車相場が高騰している往年の空冷世代と比べた場合でも、タイプ996の前期型は分が悪い。動力性能ウンヌンはさておき、何というかこう「機械製品における男のロマン」みたいな成分が空冷911には圧倒的に存在するわけだが、かたや水冷のタイプ996前期には「圧倒的に存在しない」とまでは言わないが、「あんまり存在しない」のは確かと思えるからだ。つまり、ディープなマニア諸氏が言うとおり「なんか乗用車っぽいね」と。それはつまり、スポーツカーならではのヒリヒリするような緊張感や高揚感のようなものが(ないとは言わないが)薄めであるということだ。
そうなるとタイプ996前期というのはマニア諸氏が言うように「わざわざ買う意味はさほどないよね」となるわけで、筆者自身も、基本線としてはそのように思っている。
しかしそれは「何と比べるか?」によって答えが変わる問題だ。最新の911や往年のシブい空冷911と比べれるなら確かにそのとおりなのだが、例えば凡百のどうでもいいつまらん車種……と言っては失礼かもしれないが、まぁ実際世の中に多いそういった車種ともしも比べるのであれば、タイプ996前期は圧倒的なまでに「ステキなスポーツカー」なのである。
硬質感のようなものが車全体の隅々にまで行き渡っており、ハンドリングはあくまでシュア。ドライバーの背後で唸りを上げる水平対向エンジンのビート感とパワー感も、それこそ凡百の車のエンジンと比べれば異次元の高みにある。ま、当然といえば当然だ。なんだかんだいって「ポルシェ 911」ですから。
最新モデルや往年の名モデルと比べれば仮に若干の難アリだったとしても、そういったステキなスポーツカーを、いやさ世界的名声を博していることは間違いない「ポルシェ 911」を、例えば20代や30代のお若い人が、お若い感性をお持ちのうちに総額200万円とか200万円ちょいで手に入れ、日々ビシビシ乗って感性を鍛える、経験を積むということの素晴らしさは、決して簡単に否定されるべきものではないと不肖筆者は思うのである。
もちろんこういった「安めの中古車」というのは、ポルシェ 911に限らずハズレの個体も一定割合で存在するはずなので、物件と販売店の吟味は超絶慎重に行う必要がある。またあまりにも安い物件というのは(これまた911に限らず)買った後で結局お金がかかる……というのもよくある話なので、価格だけでは決めず、車両価格が仮に高めだったとしても「整備履歴バッチリ」の個体を選ぶべきでもある。
また、バッチリの個体を買ったとしても1年、2年と乗っているうちにそれなりの部品交換は絶対に必要となるので、その分のお金をあらかじめ見込んでおき、信頼できて腕が立つ専門店または専門工場を見つける必要も絶対的にあるだろう。しかもポルシェの部品は決して安くはない(巷で噂されてるほどは高くないですが)。
だがそういったなんだかんだをすべて含め、それでも、「ある種の人は人生のある時期、おおむね200万円ぐらいのポルシェ 911タイプ996前期型の購入を真剣に、前向きに検討してみる価値はある」と思う不肖筆者だが、あなたはどうお考えだろうか?【日刊カーセンサーより】関連情報URL : 車両価格250万円以下の旧々型ポルシェ911をとりあえずチェックしてみる
関連情報URL : エッジ・カー・オブ・ザ・イヤー第2位の996型ポルシェ911。だがその選び方は意外と難しい?
ポルシェは、“名車を振り返る映像シリーズ”の新作を公開した。前作「レアモデル トップ5」に続く第二弾は「ポルシェらしいサウンドを奏でるトップ5」。ポルシェ博物館に所蔵されているコレクションのなかから、エンジン音(排気音)に優れるモデル5台を選出し、その音とともに紹介している。
第5位 911カレラ RS 2.7(1973年)
1973年に500台限定で販売が開始された、いわゆる「73カレラ」。搭載エンジンは、2.7リッター水平対向6気筒エンジン(210hp)。好評だったことから、1080台が追加生産された。
第4位 550スパイダー(1954-)
20世紀を代表するスポーツカーの1台とされる「550スパイダー」。1.5リッター水平対向4気筒エンジン(110hp)から独特の排気音を発し、聞く人が聞けばすぐにそれとわかるものだった。
第3位 911 GT3 RS(タイプ997)
GT3のRS(軽量スポーツバージョン)として設定されたGT3 RS。低重心化された4リッター水平対向6気筒エンジン(500hp)を搭載。レースのために生まれたと言っても過言ではないハイスペックを誇った。
第2位 918スパイダー(2013-)
カレラGTの後継にあたるスーパースポーツ。搭載する4.6リッターV8エンジンに2つのモーターが組み合わされたハイブリッド(887hp)は、力強く魅力的なサウンドを発した。
第1位 カレラGT(2003-)
オールカーボン製ボデイのボディや約5000万円の価格で話題となったが、5.7リッター10気筒エンジンの奏でる多気筒ユニットならではの美しいサウンドも魅力のひとつだった。
国土交通省は2月13日、「ラグビーワールドカップ」の日本およびアジア初開催を記念し、4月3日より交付する特別仕様ナンバープレートの申込受付を開始した。
ラグビーワールドカップは2019年秋に日本で開催され、全国12か所で熱戦が繰り広げられる。国内初となる特別仕様ナンバープレートは、ロゴ付きタイプと1000円以上の寄付で選択できる図柄入りを用意。寄付金は試合会場への輸送力増強等に充てられる。
特別仕様ナンバープレートは、新車・中古車の購入時だけでなく、現在所有している車も番号を変更することなく交換可能。使用終了後は不正使用防止のための穴を開けた上で、記念品として保存することもできる。交付料金は東京地区は7000円で、地域により異なる。申込みは自身でウェブサイトから行えるほか、最寄りのディーラー・整備工場でも受け付けてくれる。【carview!ニュースより】なんと緑ナンバーも黄色ナンバーもみんなベースは白なんですね。白いナンバープレート付けた軽自動車って・・・・・パッと見、軽自動車とはわからなくなりそう。
今年秋頃には2020年東京オリンピック仕様も出るらしいけど、どんな人が特別仕様のナンバープレートにするんですかね??記念におひとついかがでしょうか。
関連情報URL : 国土交通省 特別仕様ナンバープレート申込開始~ラグビーワールドカップ2019の成功に向けて~関連情報URL : http://www.graphic-number.jp
タイヤ交換してきました。 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/04/30 20:43:00 |
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ポルシェ・オリジナル・パーツ・カタログ カテゴリ:公式HP 2011/03/08 00:00:49 |
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ポルシェ・ミュージアム カテゴリ:公式HP 2011/02/14 10:26:45 |
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