情熱開放のブログ一覧

高校生と別れた後は、歌舞練場前を過ぎて、七条へ向かう。

歌舞練場前、そうかあ、宮川町も踊りか。みずゑ会。

さあ、どうなんだろう、と思いながら南進。

すると向かいから、宮川町の舞妓さんが現れた。手に赤い傘をもって。早足で。

すぐに顔と名前が一致する。　美人は覚えやすい（二人の舞妓さんを知っている）。

ちょっと考えた。立ち止まった。振り返った。後姿に惹かれてた。

いってみるか。

しかし、足の速いこと。とても追いつかない。一本道なのに見失った。

歌舞練場で当日券を求める。今日から始まった踊りだが、2時間後に開園というのに

上等の席が空いている。かぶりつきかあ。

問えば買わざるを得ない状況になるのはわかっていたが。

さて、これから2時間少し、時間をどうつぶそうか。

夕方に差し掛かるから三時のおやつを求めに行こうかな。

お目当ては、とし純ちゃんとふく苗ちゃん。



あいにく、お時間となりました。続きは明日に。

修学旅行生の天国なんですね。

高校生が自由行動中。

嵐山も、北野も、祇園も。

着物姿（半幅帯だけど）の高校生グループもたくさんいました。

中でも、ぎおんコーナーの中の、おおきに財団訪問後、そのまま七条の国立博物館まで歩こうと、建仁寺のほうへ歩み出したら、すぐに高校生グループにつかまった。

（というよりも、何か探している、迷っている感じだったから、見てみたのさ）

「まいか知りませんか」

「まいか？」

「着物を着るところです」

「舞香ね、知ってるよ。このフランスの本に書いてある」

正絹リュックから本を取り出す。

ふむふむ。宮川町の歌舞練場の手前。

「あっちのほうだよ」

「わかる～？○○～、わかる？」

「わかった」

いや、わかってないだろう。

「案内してあげるよ。で、どこから来たの」

「北海道」

「北海道のどこ」

「滝川」

「旭川の手前ね」

「何でも知っている、このひと」

フランス語と滝川の場所を知っているだけで、何でも知っているとは、早計な。

「よく知っている」というなら間違ってはいないけれど。私は全知全能の紙には程遠い。

「で、そこで着るの？」

「予約の時間に遅れているんです。走りたい」

「じゃあ、走ろう」

「足が速い～」

え？普通に単なる小走りだけど・・・大丈夫？

「後から車が～」

「かまわへん、気にしない」

車なんかに譲ってどうするの！

ここは京都、至る所歩行者天国！（いくらなんでも無理がある）

「○○、かまわへんていってるから・・・」

そう、気にしない気にしない。

さあ着いた。

「ありがとうございました」

「京都を楽しんでください」

さよなら。

上七軒を出てお昼にしたかった。

朝が早かったので、お昼前でもペコペコだ。

以前に行ったことのある、大将軍神社のまえの

ありす、といううどん屋。

クリムトの「接吻」が飾ってあるお店。


同じ境遇の店主。

ありす、とは・・・（以下個人情報につき省略）


大阪のうどん大会出席のため臨時休業とは残念。

むすめを連れて、渡仏したぞうって、報告したかったが、次の機会に。


クリムト・・・

平日の京都旅は春以来かしら？

今日の予定は、上七軒で寿会のチケットを手に入れること、国立博物館で「鳥獣人物戯画」の前期展を見学すること、

そして、新しくなったきものパスポートと京ごよみ10月11月号を手に入れることの四つ。

始発に乗って予定通りに10時前に歌舞練場に到着。

既に数人が待っています。

春に続いて、いの一番を確保できました。

ある種裏技なので、詳細は伏せます。

上七軒との関わりの今後のことがあるので、行っては戻り行っては戻りして、

（なんど北野天満宮の鳥居の前を過ぎたことか）

次の踊りの会のチケットの取り方、五つ団子への加入の仕方など、納得いくまで聞いてきました。

歩きながら、それならば「おおきに財団」だってついでに聞いておこうと、

京都駅へ行くところを、祇園に変更。

嵐山へ戻って、天竜寺門前の湯豆腐屋でお庭を愛でながらお昼を済ませて、

阪急へ。

嵐電では手に入れられなかった、きものパスポート。阪急嵐山で尋ねると、

奥から最後の一冊といって水色の冊子を頂いた。

赤、白、黄緑・・・水色がありなら、桃や紫、茶、なんてのも出てきそう。

結局、京都駅には行かなかったので、京ごよみだけは手に入れられなかった。

紅葉情報が載っているのが魅力なのだが。

大幅な予定変更で、結局、国立博物館には行かなかったのだが

それはそれで、楽しかった一日だった。

どちらかというと、建築物や書物とか絵画とか、見物するよりも、

ひとと接しているほうが、

今の私にはずっと楽しく思える。

今、私はとても寂しく思っている、のだと思う。

「鳥獣戯画」はきものパスポートの特典もなくなったので、魅力を感じなくなった。

思い出したのは、正倉院展のほうだ。