2021年07月13日
7月4日付読売朝刊。
和歌山県知事の、コロナワクチン接種進捗率好成績について
自画自賛の記事に慙愧の念を抱いた。
なので、知事に認めた。
彼は、ワクチンがすべてと考え、ワクチン接種体制を整え、国に対して、どしどし送れ、まだまだいけるとせがんだらしい。
しかし、感染症を抑え込むには、爆発地域にこそ集中投下すべきなのだ。その間違いを正す目的だ。
とても残念でした。7月4日の読売朝刊を、旅先で読みました。知事のコロナワクチンのことについて。大きな間違いを行ったのに、気づかれず勘違いされている。政策部の人間に、医療や疫学を学んだ人間がいなかったのか。はたまた、自民党ととのつながりか、県議会議員の・・・、などと勘ぐってしまうほどの進捗率だった。
感染爆発を抑えるには、実際に感染爆発が起こっている地域にこそ、ワクチンや治療薬その他の医療資源を集中投下すべきであった。
例えば、山火事であれば、市中の大火であれば・・・。すべてを救うということは実際はしないが、仮にそう想定した場合、類焼を防ぐために水を灌ぐよりも、火元にこそ水を。
実際、過去の感染症を抑え込む時には、感染爆発地域にこそ医療資源を集中投下した。実際に困難な状況にある地域にこそ。日本に限って言えば、大都市部にこそ、ワクチンを集中投下すべきだった。
このような初歩的なことはネットの記事でも見られ、一部新聞にも記事になっていたのではなかったか。
世界でみれば、第三世界に医療が届かないため、いつまでたっても感染の温床となり、繰り返し変異株が生まれて世界に撒き散らされる。
ワクチンは全く決め手ではなく、幾月か前に紙面で、河野大臣が5億回分のワクチンを米国に発注したとあった。2回のワクチンで終わることはないことが理解されている。変異株に対するワクチンを繰り返し摂取し続ける世界が待っていることが容易に想像できる。インフルエンザワクチンと種類は違うが、役割は同じである。これからも、ずっとコロナと付き合うのである。
乳幼児が受けるワクチンは非常に有効だ(風疹は除かれる)。しかしインフルエンザやワクチンは変異株がいくらでもできる。
県民においても、ワクチンで解決などと誤解が広まっている。ワクチンは一つの対処法に過ぎない。
首相官邸には、ずっと以前に、一国主義でなく世界にワクチンを供給しなければ収まらないことを知らせている(彼らが、それを読み理解したかは不明である)。
是非、和歌山県にも理解を頂き、都市部へのワクチン供給の重要性を理解して頂きたい。日本の国の経済と人の流れは、東京、大阪など都市圏をハブとしている。そのハブに水をかけない限り、火は消えないと。
ようやく大阪知事が何か言いだした。
遅い。
和歌山から離れて放置したが、やはりそういうことかと7月4日は慙愧の念に堪えなかった。
「北山村で希望する村民全員に接種完了」それは申し訳ないが費用対効果がかなり低いのである。
交通事故防止キャンペーンは、安全運転者ではなく、危険運転者にこそ、行うべきなのだ。
「貧しきもの」にこそ、施しが必要なのだ。まじめが損をするのは、社会の常だが、それは社会の全体から見れば有用なことなのだ。個人の利益に反するとしても。
行政とはそういうものだと思う。できる人間は、放っておいても自活するが、自立していないのは、いつまでたっても。悲しことだが、人間社会のそれは。
ああ、校則や制服問題も同じとは。そういうことでしょう?
Posted at 2021/07/13 00:59:00 | |
トラックバック(0) |
わたしがおしえてあげるわよ | 日記