2018年10月30日
我が家の新聞屋。
先日マスメディアにて「e-sport」なるものが報じられた。
PCゲームを言い換えただけで、依存に弱い日本人、かつ若者に、ゲーム依存が問題化しないかと専門家のコメントが添えられた。
それほど日が経たずして紙面に1面使って、「e-sport」の広告が載った。
よく見るとその新聞屋が主催という。
9時の読者意見の受付電話を待たず、事件通報に電話した。
「事件ですよ。スマホの学童依存についてよく記事にして社会問題を報じる貴社が、
何事か、PCゲームを聞こえのよい「e-sport」などと言い換えて、主催する?
お金儲けのため? 読者を裏切ってる。
YやSの読者は本もよまないから、書評がないという体たらく。
ちょっとはましな貴社がこれですか。
事件といわずしてなんですか。これからの日本、もう終わりですね
次は契約更新しません」
てなことを吐き捨てて。
本をよまない。
スマホ依存で勉強しない。生体リズムが狂って体調不良になっている。
犯罪の温床だ、などといわれているものを
率先して・・・。
人類は、馬鹿になって滅ぶのだとよく分かる。
勉強を面倒だといいだしたら、知性が衰え、もはや高等動物ではなくなる。
人類は、欲望だけを掲げた、無毛の猿に「進化」するのだろう。
Posted at 2018/10/30 08:13:38 | |
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出口 | 日記
2018年10月28日
ふと思い立ち、夜行バス金太郎号を予約した。
行き先は、箱根(ポーラ美術館)、茅ヶ崎(市立美術館)
見所はそれぞれ藤田嗣治(企画展のルドンではなくして)、小原古邨。
帰りは同じ金太郎号で京都で途中下車。近代美術館で藤田嗣治没後50周年記念展を。
レオナール藤田に拘ってます。
彼の書き残した「je n'ai pas assez de la vie」という文句に感じ入ったためです。
十分ではない人生。
なぜ彼はフランスで没したか。なぜ彼の絵の多く(戦争が以外)の人物は口をつぐんでいるのか。
特に戦後のものは、わざわざ口をすぼめている感さえあります。
言うまい。語るまい。いや、何も言うなといっているのかもしれない。
さて、0泊旅。今年のマイブームか? オレンジフェリーで0泊石鎚山登山を観光して後、
ジャンボフェリー0泊3日旅も。船中はベッドも用意してなかなか寝心地がよい。
かくして、バスはどうか?
先の名古屋~上高地行きは4列シートであったが、バスの乗り心地もよくそれなりに眠れた。
今回は3列シートが奢られる。
しかし・・・。予約日の都合、金曜のびんでもあり行きは後部席となりやはりエンジン音が騒がしい。
帰りは土曜なので空いていて3列目といういい場所。
しかし・・・。富士急行のバスは、乗り心地が悪いし煩い。
何が? 高速道路はまだましだが、東名の古い路面は継ぎ目の振動がひどい。一般道に下りれば音だけで分かってしまう。その継ぎ目の振動もひどく眠れない。途中SAに停車している間が、寝る時間。
ま、それでもオットマンのおかげでフラットに近く(腰で体重を支えるには違いなく、腰は痛くなるのだが)、十分眠りにつけたといえるか。
行きは小田原に5時台に到着する別バスもあるが、8時過ぎにつく(実際には30分も早く到着する)バスを選んだ。
少しでも睡眠をとるために。帰りの京都は5時半到着予定だが、もちろん早く着く。この対策は考えてあって、
新幹線京都駅構内で休憩する手はず。しかし始発前にしか入場できず、それまで近くのホテルで待機。
7時にはろうそくタワーのレストランでモーニング、そして地下の大浴場で2日分の垢を流して、
遅めの朝の京都の町に繰り出します。
さて肝心の展覧会。
ポーラは昨年に続き2回目。僕の場合、一度経験するとそれで十分。慣れが生じてしまう。
藤田がコレクションであることは既知。なのに没後50周年記念展を開催しない不思議。
小作品が並べられていた。それでも十分。
ルドンも、現代漫画に与えた影響という想像性を理解。
予定よりも早くに観覧を終える。外に出て森を散策。これは前回の見残し。ゆえに満足。
お昼は湯本で摂ろうと、強羅に急ぐ。
湯本を散策する。箱根も湯本を散歩するだけなら有馬のほうが楽しいだろうと娘と話す。
(どうやっても近畿の勝ちにしたい根性)
お昼を済ませえて十分時間があり、源泉のあるやたガラスの熊の神社に行き、滝を見て一巡りして戻ってきた。
予定通りの東海道線に乗って茅ヶ崎に16時。市立美術館に2時間残してある。
ところが電車を降りるととんでもないひとひとひと・・・。イベント参加の人は茅ヶ崎小学校でリストバンド絵男もらえとか。
間違ってサザン通りに出たので一筋東に取る。(そのほか雄三通りや大岡越前通りもあったぞ)
(それどころか、東海岸とか南湖(この字ではないが似ている字)とか、不思議な地名だなあ)
小原古邨。版画。嘆息するものばかりだよ。僕は泡沫や雪の処理に感心したなあ。
早く見終わったので、海岸に行くことにした。みんなお行儀よく歩道を歩く脇を車道に出て早足の
僕と娘。
海に出るところで西湘バイパスの東の端?を跨ぐ。近くで驚く声がするので見ると
夕焼けにシルエットの富士。美しい。
ほぼ日暮れた海。18時前。電車の都合取って返す。
茅ヶ崎で夕食を摂って、ホームに立つと花火の音がようやく。そこで観覧する手もあったけれど、
上りの湘南新宿ラインの遅延があり、下りも遅れては大変と、50分の余裕を持って小田原に戻る。
(去年東海道線の遅延でNEXに乗る羽目に遭っているので、関東のJRは怖い)
翌日の京都は岡崎の近代美術館のみとなった。
100点を超える藤田はなかなか大変なものだ。
ロームシアターにあるTUTAYAの上のレストランで遅い昼を摂ろうとしたら
貸切とはひどいものだ。
みやこめっせに戻って頂いた。
地下の舞台の芸妓さんの出し物の時間がちょうどよく除いた。
数年前と違って、すっかり外人さんばかりの大人数で溢れていた。
何処かで情報を得たんだろうなあ。
まったく大変な時代となったものだ。
こんなことでは舞妓さんだけでは手が足らず、芸妓さんの手を借りるのも当然だろう。
16時半を回り、どこに行くのも難しくなって京阪三条に急いだ。
しかし、ここで奈良へ出て正倉院展のイブニングに入る手があったのだ。
う~~ん、もう日程に余裕がない(そうでもないが)ので今年もパスすることになるだろう。
テーマを決めての美術館巡りはよいものだ。
(1タームのテーマは2つまでとするのが、僕の頭の限界だよ
なので近代美術館のコレクション展はほぼスルー)
ところで夜行バス旅。
決め手は二つ。
座席は4列よりも3列、3列よりも2列がよい。リクライニングがしっかりするほうがよいが
140度は中途半端で却って腰が痛い。すべりの力が強く、仙骨が痛い。床擦れ多発地点だから、
老人には使えない。そこまで倒さないことか(それでは頭に智が戻らずよくない)
180度になるか(これは車中泊でも同じこと)。
もっと大事なのはエンジン音よりも、振動とタイヤの音。これはたまらない。
たまらないが、乗ってから出ないと分からない。
少なくとも金太郎号はよくない。
もうひとつ小田原に5時台に着くのがあるから、いつになるか分からない次回はそれがいいか。
乗車時間は11時間以上あるとよく眠れる。5時におろされるとちょっと眠い。京都駅構内で暖かく居眠りできたのはよかった。
料金は長崎だとFUK経由(+JRもしくは高速バス)のほうが安かったりする。
長野はJRの半額だ。
東北も魅力的。
北陸や四国は近すぎる。
とりとめなくこの項終わる。
Posted at 2018/10/29 03:04:45 | |
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ドメスティック遍路 | 日記
2018年10月26日
登山のため夜間走行で山の駐車場目指して走った。
CDではなくて、828Hzに合わせると
永井荷風『ふらんす物語』の朗読の再放送があった。
再放送は15分番組を貯めて放送するので話が途切れず分かりよい。
漱石の『坊ちゃん』も同様にして聞いたのだ(土曜の夜ということだ)
さて、みなさまにぜひ聞いていただきたいのが、
初版『ふらんす物語』に収められた 戯曲『異国の恋』の一節である。
アーカイブスがあるのでぜひ。第10回分です。
大日本帝国批判ですが、日本国批判にも繋がる内容だと思います。
Posted at 2018/10/26 02:01:53 | |
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出口 | 日記
2018年10月24日
車中泊に適した車は何か。
食事は晴れならどこでも摂ることができる。
屋根があれば何とかなる。
トイレつき駐車場は必須だ。
では、車=寝室の条件は?
フラットな面がある程度の長さ用意できたら満足だろう。
それゆえ、なぜミニバンやワゴンがそれと考えられるのか。
一人旅なら、横幅が広い車を選べばリアシートで横になれる。
手間がない。
だめならフロントシートがフラットないしそれに近くなるものを選べばよい。
リアシートを畳んで、ラゲッジと併せてそれなりの長さが得られたらいい(対角線でもいい)
さて、娘と二人旅。
身長150cm少しの娘をリアシートに、僕は助手席を倒して座面を一番高くして
リアシートと干渉を防ぐ。
なんとか足が伸びるか。
そこに羽毛布団が4枚。これで放射冷却の明け方、標高1500m、気温零度にも耐えることができた。
5時前車外のブザー音(山頂でご来光を見ようとする先達者の車が煩いのである)で目が覚め
トイレに立ったあとの車内温度が一気に下がり、窓の露が布団に付いて寒くなったという
失敗はあるが、他車のように掛け物無しに夜通しアイドリングをして暖を取るなどという、
登山に来ていて反環境主義を行うなど、自己矛盾で到底許容できない事態には陥らず、
二度寝ののち朝日とともに目覚め、熟睡を得る。
運転席で寝ないのは、ステアリングのため布団が一枚も足元にかからないからである。
布団は2枚はルーフを開けた状態のラゲッジに入り、残りはリアシートに。
これで40km/hまでならオープンで楽しめた。それより高速になると、布団が飛び出そうとするのであった。
かつてJZXのリアシートで今はなき「たこフェリー」(明石海峡を結ぶ)にて15分の乗船で熟睡したことがある。
ST200で、秋深まる武田神社(甲府)では少しの掛け物で寒さに震えた。
今回の経験でどんな車でも足を伸ばして眠れる空間と暖かな布団さえあれば十分車中泊ができる
(暑さの時期を除く)とわかった。
但し、布団を2枚もかぶるとルーフにまで布団嵩があり、布団で窒息死そうな様子となるが
馴れれば快適である(だからこそ暖かさが保てるのであろう)。
席がフルフラットになるかつ布団が積める車種を選べば間違い無し。
宿泊費を抑えた自由な旅が待っている。
(個人的には青春18きっぷを使って、しっかりホテルで寝るほうが好きだ。
山など宿泊に困る場合には利用したい手段だ)
Posted at 2018/10/24 22:34:49 | |
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MB5254 2 | 日記
2018年10月24日
懇談会でアジった件について
相当遅くなったけれど、記憶は確か。
子供たちの机で円陣を組んで5人。
担任「運動会、合宿と続いて、子供たちは疲れていませんか」
一同無言。担任と僕が順番に母親たちの様子を伺う。「はい」「いいえ」すら発言がないので
僕が応える。
「とんでもない。我が家は登山、美術館と毎週のように出かけています。疲れなんてありませんよ」
(実際9月から、大山、月山、運動会、穂高、合宿、模試、美術館、大台ケ原と6週のうちにイベントが8回。
続けて、次の週末も0泊3日の美術館巡りの旅で、7週連続9回となる)
周囲の反応無し。
「驚嘆の感動詞」ぐらいないのか。
僕は続ける。本当は担任の発言の順番だか。
「先生こそお疲れでしょう。ブラックで。娘から夜10時まで働いていると聞いたがありますよ。
公務員は法律の実現のために、法律に則った労働環境があります。しかし教員はどうでしょう。
社会に生きる子供たちの手本となる教員がそれでいいんですか?」
「そもそも先生は、どのような哲学で教育をなさっているのか。児童はどのようにあるべきか。
教育はどのようにあるべきか。理想像なくして教育は成り立たない。」
実際、そうである。異論はあるまい。
「僕は日教組はよいか悪いか分からないけれど役割はあったと思うよ。僕は全人教育という言葉が好きです。
(全人教育とは、一般には、知性だけでなく教養(文化芸術)も嗜むこと、そうした人格形成のことを指すらしい。しかし、私はそこに付け加えて、「生活者としての能力=家事一切に関わる能力」の
獲得も含ませるのである)
だから僕は、家事もするし、このかばんも作るし、(もちろん勉学、文芸もだがそれは省略した)
一体、学校では何を教えているのか」
「PTAというものがある。あれは通学の安全だとか給食がどうだとか、そんなことはどうでもよく、
子供たちの教育がどうあるべきかを喧々諤々議論するところである。しかるに全然機能を果たせていない。
教員もPTAの一員なのだから、もっと発言すべきである。労働環境も含めて、教育を見直すべきである」
このあたりで、2人の母親が小声を掛け合って退室して行った。
「あの人たちは何か意見がなかったのだろうか。何かいうことがあったはずだが」
アジテーションは更にヒートアップする。
(続く)
Posted at 2018/10/24 21:13:40 | |
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家族模様 | 日記