
海上自衛隊 阪神基地隊(神戸市東灘区)
2017年は神戸開港150周年記念ということで
神戸市では様々なイベントが行われており
同日は帆船「日本丸」「海王丸」なども入港してたそうです
後から知った・・・

基地内を開放・公開ということで
入場前には手荷物検査や金属探知機によるボディーチェックが行われます

防衛省・自衛隊のマスコット「ピクルス王子」
動力源である「中の人」を交換することにより陸上自衛隊バージョン
航空自衛隊バージョンに変化します
今回の「中の人」は三等海曹のようです
海上自衛隊の敬礼は狭い艦艇内で行うため
陸自・空自に比べて肘を張り出しません

基地内はペットOKのようですが艦船見学ではペットは入れません
いつもの迷彩服着た犬たちも来てました
公開されている艦船の見学

潜水艦救難艦 ASR-403「ちはや」
第1潜水隊群/呉基地(広島県呉市)
排水量 基準5450t
全長 128.0m
全幅 20.0m
深さ 9.0m
ディーゼルエンジン2機 19500馬力
速力 21ノット
乗員 126名
製造 三井造船玉野事業所
船首と船尾にスラスターが2基づつ設置されていて
横方向に動くことが可能なため洋上で一点にとどまることが出来
接岸・離岸の際にタグボートの支援がいりません
艦内へ

潜水艦救難以外にも災害による救難作業にも出動しています
海上自衛隊の潜水艦救難艦は2隻あり
2018年には新型が就役する予定です

救難作業の一覧
水深100m以上の海中で人が作業してますね
水圧とか凄そう

災害派遣や演習参加などでの記念盾でしょうか
各国の海軍艦艇や感謝の盾が展示されていました

艦橋が公開されていたので
はしご状の急階段 ラッタルを昇ります
安全を考慮して
サンダル履きだと乗艦前に断られます

赤と青のカバーが掛けられた椅子は二等海佐(中佐)の艦長席
イージス護衛艦やヘリコプター搭載護衛艦など
旗艦クラスの一等海佐(大佐)の艦長や指揮官は赤一色の椅子になります
海将補(少将) 海将(中将) 海上幕僚長(大将)などの将官(提督)だと黄色です

海図台
阪神基地隊周辺の海域が詳細に書かれています
周辺には緯度・経度 時刻が表示されている機器があります

左 電子海図
自艦がどの位置にいるかを示すカーナビのようなものですね
右が レーダー

神戸の 日の出入り 月の出入り 月齢
潮汐の時刻 潮位が書かれていました

操舵席
船の舵っていうと取手がたくさん付いてる大きな環をグルグル回すイメージですが
乗用車のステアリングと同じ大きさです

操舵席正面には各種メーター類が並んでます
左から艦尾スラスターの翼角x2 左プロペラ翼角 左エンジン回転計
舵角 右エンジン回転計 右プロペラ翼角 艦首スラスター翼角x2 がセット
離れて 速度計・方位角 風向・風速計

右ウィング部分に出てきました
手前から
ジャイロコンパス(羅針儀)
進路と自艦の方位を計測します
双眼鏡
大型のレンズが付いているので大阪舞洲の清掃工場までくっきり明るく見えました
信号探照灯
レンズ前面にシャッターがあり点滅させてモールス符号を送るのと
海面捜索のサーチライトの役目があります

電池室
「ちはや」に搭載されている深海救難艇(DSRV)用の主蓄電池です
油漬酸化銀亜鉛電池
総質量 1320kg
寿命 未注液保管 4年 注液後 1.5年
連続潜航時間 5時間
充電時間 20時間
急速充電も行えますが寿命は短くなるそうです

2015年の観艦式で1日艦長を務めた声優の渕上舞さんの写真が飾られていました

艦中央にはDSRV(
Deep
Submergence
Rescue
Vehicle) =深海救難艇は格納庫から出て架台上にあり
艦底の扉が開き揚降することが出来るセンターウェルの上にありました
全長 12.4m
排水量 40t
水中速力 4ノット
収容人員 12名
海上自衛隊の潜水艦と同じく川崎重工神戸工場で製造されました

艇首には横方向に推力を発生させるスラスターのトンネルが見えますね

艇体後部にはプロペラを保護するシュラウドリング
後部にもスラスターが装備されています
潜水艦と同じく潜航可能深度は機密で公表されていませんが
原子力潜水艦よりも深い場所まで潜れる1000m以上ではないかと予想されています

通路にはこんな表示が
どうやって注意すればいいのか・・・

飽和潜水用のダイビングスーツ
ヘルメットはずっしりと重かったです

水圧の凄さを表すカップ麺の容器です
水深1000mだとミニチュアのようになってますね
2008年5月 飽和潜水の日本新記録 450mまで潜水したときのカップ麺容器です
フランスの534mについで世界第2位(当時)の記録です
深海に潜水すると水圧の変化により体内にある気体で血管内に気泡ができて
減圧症になってしまうので加圧・減圧を数日間掛けて行い
身体を慣らしていくことにより最大700mほど潜ることが出来るようになるのが飽和潜水です

後部のヘリコプター甲板
発着は可能ですが格納庫が無いため搭載機はありません
煙突はエッジの立った平面状でステルス性を考慮したもののようです

広い甲板なので西側諸国最大級のヘリコプターで海自も運用していた
掃海ヘリMH-53Eの発着が可能でしたが2017年3月で退役してしまいました

艦尾の旗竿にたなびく自衛艦旗(十六条旭日旗)がカッコいい
航海中は常時 停泊時は8時から日没まで掲揚されます

救助訓練の展示もありました
由良基地分遣隊(和歌山県日高郡由良町)所属の6t型交通船YF2131
エアコンなしの暑い中4時間30分かけて阪神基地隊まで来たそうです

護衛艦などの艦橋が高い船だと広く見渡せるのですが
低い船だと波に隠れたりして救助者が見つけにくいそうです
救助者の近くを航行するも発見されず無常にも過ぎ去っていく救助船・・・

やっと見つけてもらい索付救命浮環を投げてもらい
浮環に捕まり船上に引っ張り上げられる救助者
長いので
次回へ続く・・・