5月3日は30回目の結婚記念日だった。
が、その事には誰も触れないまま前日夕食時にカミさんが、会社の同僚が湯田川温泉に孟宗を買いに行ってどうのこうの、琴平荘のラーメンがどうのこうのと話し出した。
素直に行きたいと言えば簡単に決まって、予定の立てようもあるのだが、こういう調子だから突発的に出発となりがちなのだ┐(´д`)┌ヤレヤレ
俺: 「んで、行くの?」
カミさん:「うん。」
俺: 「出発6時。」
カミさん:「はい、分かった。」
俺: 「起きろよ。」
カミさん:「イヒヒヒヒ。」
俺: ・・・(ーー;)
翌朝、予定通りカミさんが起きてこない(;-_-) =3 フゥ
結局いつもの通り30分遅れで出発。
鶴岡市の湯田川温泉は、この時期になると孟宗祭りをやっている。
ここの孟宗筍はエグミが無く、朝取りの物は下処理せずにそのまま刺身にして食べられるので、農協で行っている直売所は人気で、朝7時からの販売だが、その前に整理券を配布しているらしい。
なので、逆算して最大限譲歩しての6時出発だったのだが、スタート時点で既に絶望的な時間だったのだ。
予想通り着いた時には既に店仕舞いだったが、温泉街の中にある店で残り僅かな孟宗があったので購入出来た。
小ぶりだが、重さで売買されるので、実際に食べられる部分を考えた場合、案外大物よりもお得なのかもしれない。
次の目的地『琴平荘』の開店時間が11時で、まだ8時半だったので温泉街をブラついて暇つぶし。
古い温泉旅館が並ぶこじんまりとした温泉街だ。
名物の筍がこんな物にもあしらわれていた。
外観だけなら温泉旅館よりも立派な共同浴場。
しかし、入口ドアがこんな感じだと、その奥は・・・
旅館も小規模で敷地目一杯に建物が建っており、露天風呂は望めず内風呂も小さい。
ひなびた温泉宿という呼び方がピッタリの風情だ。
温泉街のすぐ裏に『梅林公園』があり、2週間ほど前なら、梅と桜の共演が観られたのだろうが、既に残り僅かな梅が咲いているのみだった。
1本の木に紅白の花をつける珍しい品種。
今度は満開の時期に訪れてみよう。
公園の周囲も竹林で、見ると竹にマジックで年度が記されており、計画的に管理されているのが解る。
ど素人でもこの位頭を出せば見つける事も出来るけどね~
散策を終えても未だ9時を回ったくらいで、まだ時間があるので一風呂入って行くかなどの検討の結果、途中で寄り道しながらという事になった。
そこで訪れたのが由良海水浴場にある『白山神社』

隣にある駐車場と海水浴場は、この鳥居の前を横切って行き来するのだが、鳥居をくぐったのは初めてだった。
山頂付近に神社があり、そこまでの石段が・・・(ーー;)
なにせ先日の七ヶ宿の吊橋散策で、カミさんは未だにダメージを感じているのだった。
ちなみに、黄色いジャケットの青年は、仮面ライダーではない。
乗り物もチャリンコだし・・・
急勾配の階段は、緩い所で35度、急な所では40度を超えていると思われるε-(;ーωーA フゥ…
ちなみに、鳥居は入口から青→金→白→水色と変わっており、神様に近づくにつれ位が上がっていくという意味なのだろうか。
膝をガクガクさせながら、ようやく本殿に到着。
珍しい賽銭箱。
快晴のこの日は、遠くに鳥海山が綺麗に見えた。
心を清らかにして階段を下り、島を一周する散策路を歩いてみた。
一人4の自固めをする松の木、修行か?
島の表側とは全く異なる景観を見せる裏側、一度眺めてみるのも良い物だ。

仕事柄気になるこういう物。
果たしてこの境界標は、何と何の境界を示すのだろう?
海は国有財産となるので、市有地と国有地の境界なのだろうか・・・
ボチボチ頃合いかなという事で、『琴平荘』に向かった。
20分弱で目的地に着いた。

ここは夏場は海の家で、シーズンオフだけしか食べられない中華そばが美味いと評判で、県内のラーメン人気ランキングでは、常に1・2位を争っている。
開店50分前到着なのだが、既に長~い行列が・・・ε-(ーдー)ハァ
開店と同時に続々となだれ込んだが、渡された番号札は41番。
1組毎の番号配布なので、概ね100人目となる(ーー;)
大広間に15台のテーブルが置かれ、合席無しで組毎案内となるので、呼び出しまで暫く待つ。

ようやく案内された時には11:55
迷いなく『中華そばのあっさり』を注文。
トッピングで煮卵を加えた。
待ちに待った実食は12:09だった。
そしてその味は・・・
「うわっ、美味~い!」
極々シンプルな中華そばだが、とにかくスープが美味い。
あっさりの方を注文したが、それでもしっかりというかやや濃い目に感じたが、本当に美味い。
麺はやや縮れでやや固めの茹で加減。
奇をてらったラーメンではなく、まさに直球勝負の潔さ。
間違いなく美味い一杯だ。
が、あまりにもシンプルなので、尺度によってはわざわざ遠方から訪問して、2時間待つまでの価値はあるかと考えてもしまう。
トッピングの煮玉子はあきらかにしょっぱ過ぎ、スープの塩分をはるかに超えており、折角の中華そばの美味さをスポイルしてしまっていた・・・( ̄  ̄;) うーん
ま、県内トップ人気の味を堪能したので良しとしよう(*^^*)
昼まで来たので、vol.2に続く。
Posted at 2017/05/05 02:21:27 | |
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