電圧計&水温計 取り付け(AutoGauge製 )
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
充電不良のトラブルを機に、バッテリー&充電電圧の監視の必要性を痛感、ついでにクーラント温度も見たかったので電圧計と水温計を装着する事にします。
できれば油圧計も付けたいですが・・・
取り付け場所は1Dinの空きスペース・・・情報では52φ3連1Din用のパネルが存在するみたいですが、ホームセンターでこんなのを見つけました。
フローリング材の見本、\100です。オーディオ枠に合わせてカットしてもらった手間賃が\60、50φのホールソーが約\600。しかし板に対して穴が大きいせいか、1個の穴を開けた時点で極端に強度が落ち2個目の穴開けで破損してしまいました。
「本ウッドのメーターパネル」の夢は打ち砕かれました(笑
よしんば穴開けに成功したとしても、この寸法では52φメーター本体は縦横とも収まりません。
2
本当は電圧計・水温計・油圧計の3連を考えていたんですが寸法的に無理と判断。
元々のオーディオステーを利用する為、1Dinのメクラ蓋をさがしました。プレオのパーツリストでは図は出るものの「対象部番なし」となります。
これは当然でオーディオ・レス車もDラーでは1Dinラジオ+小物入れや2Dinオーディオorナビ等を装着する為にゴミとなる訳で、このパネルを部品として売る設定が無いのですね。
知り合いの修理屋さんを覗いて、訳を説明したらコレをくれました・・・ナビ後付の為に、最近 新車エクストレイルから外されたメクラ蓋だそうです。
PP製で表は「スピーカー風」のエンボス加工、裏はハニカムの補強があるしっかりした部品です。
たかがメクラ蓋、しかもほぼ捨てられてしまう運命のモノにこんなコストをかけるなんて・・・日産クォリティはここら辺にも??
ちなみに部品番号らしき刻印は"68470-JG00A"となってました。
3
このパネルを真っ二つにします。取引先の機械関係の会社で工具を借り上下に2分しました。
上下左右対称なので、1個失敗しても安心です(笑
4
事前に入手してあった26φセンサーアタッチメントと新品のラジエターアッパーホースです。
実はこれらのブツを集めている時点でも、まだ大森製45φ-3連が候補として挙がっており、万が一AutoGauge製を断念した場合このアタッチメントは使えなくなる心配がありました。
それと言うのも国産とAutoGaugeではセンサーのテーパーねじの規格が違い、変換アダプタがなければ互換性が無いらしいのです。
http://www.ask-ibs.jp/specialedition/screw_kind.htm
仮にねじ山の問題をクリアできても、メーカー各社でセンサーの温度変化による抵抗値が同じとは限りませんから、指針が正確では無くなる可能性大ですね。
5
ラジエタホースの切断、カッターナイフが良くないせいかどうしてもノコギリのような刃の動きになってしまい、切り口がガタガタです(汗
センサーに念の為シールテープを巻きねじ込みます。
メーター本体より1日早く車両に付けて漏れがないか確認して見ましたがOKでした。
6
メーター本体を組みつけている所。
センサーからの2本線をそのまま室内に引き込みメーターに結線したら、針が動きません!もちろんエンジンは電動FANが作動するほど暖まっています。
(え?壊れてるの?まさか・・・)
メーターから出ている緑線をアースしたら針はちゃんと振り切ります・・・つまりメーター本体ではないと思われます。
☆温度低い=抵抗値高い=指針最低=断線
☆温度高い=抵抗値低い=指針最高=ショート
これら最高と最低の間の抵抗値を読み取って針が動く訳ですね。
センサーの抵抗値を測定しても良かったんですが・・・
英文のいい加減な説明書を良く見てみるとセンサーとメーターの黒線は各々ボディアースされている図が載ってました。そこで結線を説明書通りにやり直したらちゃんと作動しました。
電圧計に関してはIGNとイルミ、アース(全てオーディオ共用)、そして測定すべき電圧のかかる場所はヒューズBOXから取りました。通常13.5~13.8Vを指すようです。
オーディオ裏のこの配線の束は、スピード/タコメーターAssyを取り外して、裏から引っ張ってやらねば上手く収まりません。
7
ココまでこぎつけるまでに車両のセンターパネル(オーディオ&A/C吹き出し口&ヒーターコントロール部)の枠をどれだけ削ってはハメ、削ってはハメた事か!
ホールソーも50φ用しかないので、メクラ蓋もヤスリで根気よく穴を研磨修正しました(この時190g缶コーヒーは52φである事を発見しました!・笑)
切削用にドリルの先端工具もいくつか買いましたが、不器用な僕は枠に数箇所キズを付けてしまいました。
しかもメーターの径が大きくて、結局は枠の一部を大きく切除せねば入らずメーターと枠の間に大きな隙間が!!
所詮1Dinスペースに52φは無理だったのかも・・・
スポンジでもハメ込んで誤魔化すか?今後の課題です。
8
横置きエンジンは、ラジエターに走行風が当たらなければ冷却を電動FANに頼らねばならず その為FANの作動直前の水温計の指針はかなり高く、ヒヤヒヤしたものでした。
(この点、昔のFR車はファンカップリングが緩い接続状態であっても、風を吸い込んでくれていたので水温の上下動は少なかったように思うんですが・・・)
ところがプレオはほぼ水温計の指針が安定しており本当にFANが作動しているのか、また暖房除湿時にはどのくらいの頻度でA/Cコンプレッサーが作動しているのか知りたくて、パイロットランプを付けていたのです。
http://minkara.carview.co.jp/userid/183514/car/73343/91146/note.aspx
で、今回7/19にメーター取り付けを完了させて昨日7/20に岐阜へ往復してきたのですが、外気温は30℃以上、A/C-OFFだと・・・
高速道路の90~100km/h巡航では
平坦路で77℃~80℃、緩くて長い登りでも約85℃までしか上昇しませんでした。
一般道の郊外バイパス50~60km/h巡航では80℃~85℃で、下りだと80℃を僅かに下回る事もありますが、信号待ちなどではあっという間に90℃に達してFANが作動するようです。
画像は信号待ち中のFAN作動直後の状態(追加メーターの読みは90℃+α)、パイロットランプが点灯(FAN作動)してますがノーマル水温計はご覧の通り水平より僅か下回ったまま平然としています。
・・・いかにノーマルの指針がいい加減か判りますね。
何か意図的に反応を鈍くしているのでしょうか?ヴィヴィオや過去の横置きエンジン車はFAN作動前後では指針にかなり差がありましたが。
なお渋滞中の市街地にてA/C-ONにした場合は、コンプレッサーのONと同時にFANが回りますから、当然指針は90℃より上昇する事もなくむしろ水温としては安定していました。
もう一つ・・・センサーアタッチメントはラジエターアッパーホースに付いてますから、サーモスタットが開くまでは正確な水温ではない訳で・・・
シリンダーヘッドに直接センサーを入れたいですね。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( 追加メータ取付 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク