フロント・デフ(ドライブシャフト・ジョイント部)からのオイル漏れ対応
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
フロント・デフをショップにて社外品に換装した後、当初は若干のオイル滲みが確認されただけだったんですが、2ヶ月が経つ頃から駐車場所にちょっとしたオイル溜りができるほどの漏れ量になったのでシールの交換を行うことにしました。
デフ交換をしてくれたショップさんが無料対応してくれたこともあるんですが、リテーナーを取り付けなおす際のバックラッシュ調整に自信が無かったこともあって、作業自体はショップさんにお願いしました。
ちなみに、黄矢印部がリテーナー(画像は運転席側)なんですが、こいつの内側にドラシャとのシールリング、外側にデフケースとのシールリングが各々装着されています。
このリテーナーの締め込み量でデフのバックラッシュ量(ピニオンギアとリングギアとのクリアランス量)が調整されます。
ちなみにですが、片側毎に作業するのであれば、装着状態と同状態まで締め込むことで問題になるほどのバックラッシュ量の狂いは出ないはずです。
(但し、一度の両側のリテーナーを外してしまうと、デフ・アッシーが左右方向に動いてしまうのでバックラッシュ量の確認・調整をしてやる必要が出てきます)
2
アクスル・(ハブ)ナットとロワアームとナックルを接続しているボルトを外し、ドラシャを引き抜きます(実際には、デフ・ジョイント部にバールをかまして抜き取ります)。
画像は助手席側のドラシャを抜いたところです。
リテーナー(黄矢印部)は助手席側の方が大きいのが分かりますね。
デフのリングギアが助手席側になるためです。
見えにくいですが(画像が悪い!)、赤矢印部がリテーナーとドラシャの間をシールしているパーツ(純正品)になります。
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助手席側のリテーナーを取り外した状態です。
4
ドラシャのデフ側ジョイント部です。
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ドラシャとリテーナーとの間をシールしている純正パーツです。
左右で共通のパーツかと思いきや、なんと左右で品番が異なっていました!!
シールリングの内側に斜めに細かく溝が彫ってあるんですが(画像では奥側の部分)、この溝の向きが左右で逆になっていて、前進時にオイルをかき戻す方向にオイルの流れを作るんだそうです。
(芸が細かい 笑)
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取り外したリテーナーの内側を撮影しています。
こいつの外周に細いゴームシールが取り付けられています。
リテーナーの外形が左右で異なるので、当該ゴムシールも左右で異なります(大きさが違うので、一見して分かる違いですけど 笑)
画像に写っているシールは、取り付け前の新品です。
取り外したゴムシールは、取り外した瞬間に簡単に切れてしまいました。
どうやら、若干の噛み込みを起こしていたようです。
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リテーナの側面です。
分かりにくいですが、ゴムシールを取り付ける溝がきってあります。
ゴムシールはかなり細いものなので、かなり気を付けないとシール不良を起こしそうですね。。。
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ご参考までにリテーナーの外周をシールするリングの画像をのせておきます。
左側は簡単に切れてしまった助手席側のもので、右側は運転席側のものです。
計4つのシールを交換した結果、オイル漏れはとまってくれたっぽいです。
よかったよかった (^^)
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