冷却エアの導入効率アップ加工(1/2)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
一ヶ月程前、フロントバンパーに開口を追加しました。
(赤矢印部。ナンバープレート裏にも追加開口があります。施工内容は関連情報URLを参照してください。)
狙いはフロントからの冷却エア導入量を増やすことにあったわけですが、「本当にラジエターを通過するエア量が増えたのか?」との疑問がありました。
バンパーを装着した状態だと分かりにくいんですが、バンパー開口から入り込んだエアの大部分がラジエターを通過することなく、側面及び下方に抜けてしまっている感じだったんです。
2
フロント開口を斜め前方から覗き込むと光(赤○部)が見えます。
この赤○部、フロントバンパーのサイドダクトから入り込んだ光になります。
フロント開口から入ったエアがラジエターを通過せず、側面に抜けていくルートがあることが分かります。
3
フロント開口から入ってきたエア、その一部(少量でしょうが)はシュラウドに空いた穴から下部へ抜けてしまいます(緑矢印ルート)。
ちなみに、このシュラウド(マルシェ製)の穴から下方に抜けたエアは、アンダーカバー内に入り込んでエキマニ周りの熱を後方に抜く役割を果たしてくれると思われます。
同じくフロント開口から入ったエアのかなりの量は、ラジエターを通過することなくサイドに抜けてしまうものと思われます(黄矢印ルート)。
画像では分かりにくいんですが、この黄矢印ルートの空間がとても広いんです。
下方にもサイドにも逃げなかったエアが(実際には他にも逃げちゃうルートはあるんですが)ラジエターを通過してくれることになります(赤矢印ルート)。
ただ、実際にはラジエター及びエアコン・コンデンサーの前部には(特に高速で走行の際に)激しく渦が発生、流入抵抗が大きくなるので簡単にはラジエター内に入っていってくれません。抵抗の少ない黄矢印・緑矢印のルートに簡単に逃げちゃうはずなんですね。
4
上記の緑矢印ルートを潰してしまいます。
ラジエターを通過する赤矢印ルートのエア流量を大きくすることで、エンジンルーム内に入り込む空気の流速自体を上げてやった方がいいんじゃないか… という考えです。
開口を塞ぐものとして、黒色のポリプロピレン(以下PP)の板(2mm厚)を準備しました。
5
後で緑矢印ルートを簡単に復旧できるように、上記PP板をシュラウド裏から耐水の強粘着テープで貼り付けるだけ… の加工内容としています。
6
次に黄矢印ルートを潰していきます。
ここからが本番ですね(前置きが長い…)。
サイド方向の塞ぎ板後部の形状を決めていきます。
ボール紙をチビチビとカットしては、FFTBやボディフレームの外形に合った形状にしていきました。
ちなみに、マルシェのシュラウドには、類似の塞ぎ板がキットに含まれているんですが、そもそも塞ぎ板というより単なるガイド的なもので小さ過ぎるんです。
7
次にバンパー内側の形状に合わせて上記と同じくボール紙をチビチビとカット、塞ぎ板の前部形状を決めていきます。
かなり地味で超面倒な作業でした。。。
8
塞ぎ板の後部(ボディ側)・前部(バンパー側)の形状が決まった段階でバンパーをボディに仮装着、2枚のボール紙をドッキングして1枚の塞ぎ板の形状にしてやります。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク