フロントキャリパー固定ボルトの交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
フロントブレーキからのジャダーが深刻な状態になったため、キャリパー固定ボルトを交換してやることにします。
具体的には、キャリパー取り付けステーをナックルに固定しているボルト2本、及びそのステーにキャリパーを固定しているボルト2本について交換を行います。
ジャダー対策なら先ずはローター研磨を… とも思ったのですが、以前にハブ交換をした際、キャリパー固定ボルトが抜けにくかった経験から、上記した固定ボルトの曲損を疑ったため、手元にストックのあった当該ボルトから交換してやることにしました。
いつもながら、我流の自己責任作業要領です。
単なる備忘録ですので… (^^;
さて、ジャッキアップして馬をかけ、フロントタイヤを外して作業開始です。
純正の固定ボルトほどではないんですが、キャリパー固定ボルトの締め付けトルクは非常に高いですから、必ず馬をかけます。
2
緑○部のホース固定用のボルト(12mm)を取り外します。
この時点で、キャリパー取り外し後にキャリパーを吊り下げるためのフック(自分は針金です)をストラット上部に仕込んでおきます。
今回は、キャリパーをステーに固定しているボルトが抜けにくいことが事前に分かっているので、ブレーキホースを外すことなくキャリパーを仮置きできる適当な高さの台になるものを準備しておきます。
赤○部がキャリパーをステーに固定しているボルト(10mm六角ボルト、締付トルク 108 N・m)です。
作業しやすいようにステアを切り込んでおいて、スピンナー&ラチェットを使って軽々ボルトを緩め抜き取りにかかりますが…
3
ボルトがステーから外れたまでは良かったのですが、予想通りキャリパーから抜け出てきません。
キャリパー側に雌ネジはきられていませんから、スルっと抜けてこないとおかしいんですが。。。
指で引っ張ったり押し込んだりしてもビクともしないので、ポンチ&ハンマーでボルト先端を打ち抜いて何とか取り外しました。
更にステーをナックルに固定しているボルト2本(10mm六角ボルト、締付トルク 108 N・m)もスピンナー&ラチェットで取り外してやりますが、こちらは問題無く抜けてくれました。
4
取り外した運転席側のボルト&ステーです。
長いボルトがキャリパーをステーに固定しているもので、短い方はステーをナックルに固定しているボルトです。
新の方は新しいボルトです。
ステー及び短いボルトについては歪みはなさそうでした。
キャリパーをステーに固定していた長いボルトについては、パッと見には分かりくいレベルですが、僅かに曲損が出ていました。
茶色っぽい(取り外したボルトでは黒っぽいですが)のは銅グリス(スレッドコンパウンド)です。
5
運転席側の長いボルトについて新旧を並べてみました。
画像だけだと曲がっているのは分かりにくいですね(^^;
6
こちらは助手席側のステーを新旧ボルトです。
助手席側も長いボルトだけはボンチ&ハンマーを使わないと抜き取れませんでした。
同じく助手席側の長いボルトに曲損が出てしまっている感じでした。
7
助手席側の長いボルトの新旧ですが、やはり画像だけでは曲がり具合が分かりにくいですね(^^;
8
一応、ローターのアップ画像も。
見事なレコード板になっていますね。。。
一応、取り外してじっくり観察しようとしたんですが、このローターが外れてくれません(^^;
ラスペネ&プラハンで1時間くらいねばってみましたが、運転席側も助手席側も固着がとけませんでした。。。
(ラスペネをたっぷり吹いた翌日あたりに簡単に外れてることも期待できそうですが…)
キャリパーピストン戻し2つをプーラー替わりに使って強引に外すこともできるんですが、ローターにクラックが出る可能性もあるので、ローター代品が手元にくるまでは取り敢えず様子見することに。。。
尚、固定ボルトのみを交換した状態で制動具合を確認してみたんですが、ジャダー自体はかなり軽減された印象です。
ENDLESSの専用ボルト、ストックを買い増ししておくことにします(^^;
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク