
斯斯然然ありまして、Zにオールシーズンタイヤを履かせることになり、どうせグリップの低いタイヤにするなら、快適性に振ろうと思いインチダウンを敢行しました。
以下、高速や峠道など含めて500kmほど走った感想をつらつらと。
主に元々履いていたポテンザとの比較を念頭に書いてます。
乗り心地
明らかに改善。元が元なので、セダンみたいにフラットで快適とは行かないですが、酷いところでは内臓に響く感じの突き上げの衝撃は明らかにマイルドになりグッドです。
ひどく荒れた道や、細かいうねりが連続すると、ボディを揺らす動きが大きくなる場面はありましたが、角は取れているのと、そもそもそんな道は少ないので、大きなマイナスではないと考えます。
細かい振動の吸収もよく、氷点下の気温でもゴムのしなやかさが失われる感じがしないのはさすがオールシーズンタイヤと言ったところ。この点はかなり寒いときであれば、ポテンザは結構ゴツゴツするので雲泥の差と言えます。

見た目はぷっくりした感じ。このゴムの厚さからも明らかに乗り心地良さそうに見えます。
端正な感じは18インチが上ですが、外径が1cmくらい大きいのもあってかタフ感がマシマシでこれはこれでありかなと思いました。
静粛性
ゴーという感じのロードノイズは明らか小さくなりました。これはインチダウンの恩恵が大きいように思います。
パターンノイズは静かでもないけど、あまり気にならないって感じでした。高速だと音圧みたいなのは感じるんですが、音としてはあんまり認識し辛いような、なんとも言えない感覚でした。

ミシュラン曰く、バリアブルピッチパターンと言って、ブロックのサイズを意図的変えて、人間に耳に聞こえる音域を低減する工夫をしているそうで、その効果なのかなと思いました。
ポテンザはシャーって感じの特定の音域が目立っていたので、これよりは改善と言った感じです。
古い記憶との比較にはなりますが、18インチのレグノと比べるとロードノイズはどっこいで、パターンノイズは劣る感じの様に思います。
これはZだからかも知れませんが、静粛性向上の効果として、静かさより、そんなに回さずともエンジン音が目立って聞こえるところが一番良かったポイントでした。
走り
これが一番期待を裏切ってくれました。
なんと言うか、ちゃんと夏タイヤだと思えるくらいしっかり走れたのは嬉しい誤算。
ワインディングで少しペースを上げてみた(セレナだとついて行くのは厳しいかな)くらいでは、頼りなさはなし。
古い記憶で曖昧ではありますが、18インチのレグノの時より手応えはしっかりしてる気がしました。
もちろんポテンザよりは緩いので、もっとペースを上げるには相応に丁寧な操作は必要にはなりそうですが、そんなに飛ばすこともないので、少し緩い感じも心地よいと思いました。
オールシーズンタイヤでインチダウンもしており、走りは捨てたくらいの気持ちでしたが、軽く流して走るくらいだと、走りを捨てるどころか、むしろ良くも感じられたのは意外な発見でした。

なかなか気持ちよくドライブできました。
気になるところを言えば、直進性は少し劣るようにも感じましたが、今回くらいの距離だとそれほど疲れたりしなかったので、個人的には許容範囲でした。
帰りに少し雨の中も走れたので、ウェットも試すことができました。スタッドレスの様な明確なグリップ低下は全くないどころか、ドライ以上に夏タイヤ顔負けな印象でグッドでした。
雪道は、試せてないのでYoutubeで見た感じですが、あくまで緊急避難的な使用を前提にすべきと考えてます。逆にドライ、ウェットの性能は、下手な夏タイヤなら超えるレベルだと感じました。
ミシュランの言う雪道も走れる夏タイヤと言うキャッチコピーは嘘ではないと思います。
今回、降雪時は基本的に乗らないが、寒い時でも性能が落ちないタイヤが欲しく、最悪出先でちょっと積もってしまったときの保険くらいのニーズを対して、がっちりハマっており、とても満足な買い物ができて良かったです。
タイヤ、ホイール仕様
交換前
ポテンザS001+Z34純正18インチホイール
前 タイヤ225/50r18 ホイール8J +43
合計重量23kg
後 タイヤ245/45r18 ホイール9J +15
合計重量25kg
交換後
クロスクライメート2+V36純正17インチホイール
前 タイヤ215/60r17 ホイール7.5J +45
合計重量20.5kg
後 タイヤ235/55r17 ホイール7.5J +45
合計重量21.5kg
※後輪は35mmスペーサー使用。前輪は5mmのスペーサーを気が向いたらいれるつもりです。
Posted at 2024/03/09 06:51:20 | |
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