トラック最高速度引き上げの是非

物流24年の対策の一つとして、今議論に上がってるのがトラックの最高速度引き上げ。

けど、肝心なところは、そこでないですよね。

確かに、高速であまり速度の出せないトラックが道塞いでいる場合もあるのですが、根本的にそれじゃないですよね。

物流業界の待遇改善でしょ。

昭和の頃は、待遇もそれなりに高かったはずです。


少なくとも、この人たちがいた時代は。

お金がない、トラックに乗って稼いでしまおうという時代でした。

けど、バブルが弾け、安いが正義と言い出し、どこでコストダウンかと言えば、物流費の値下げ。その結果、値下げ競争が始まり、物流業界は過酷で儲からない業界になって、なり手がいなくなりました。
それが今の現状。

トラックの最高速度引き上げも多少は改善するでしょうが、あまり役にたちません。

トラック最高速度は、トラックの暴走による事故低減のはず。
昔の東名、名神を知っている人間からすれば、無法地帯だった頃のトラックの暴走ぶりは酷い。

車で120で走っていても煽られ、150は当たり前、強者となれば、180ギリギリまで爆走というのもあったらしい。

そんな酷い状況からの規制。
まぁ、水産系などは、リミッター解除して100以上で暴走しているのもたまにいますけどね。

速度引き上げの是非。私は非ですね。