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マクラーレンGTを二日間借りて、あちこち走りました。もし週末に都内で見かけたとしたら、おそらく私です。と言えるくらい、マクラーレンの中でもレアキャラじゃないでしょうか。前回、720Sを借りて、見た目もさながら、走りも扱いやすさも抜群で、違うモデルも試してみたくなって、今回はGTを選択。外観のくびれ具合は他のシリーズよりも控えめながら、GT車種としてはかなりのスーパーカー。巨大なエアインテイクもディヘドラルドアも健在です。ちなみに、他のモデルよりもドアを開けた時の横振り幅が大きくて、駐車が大変と言われているようですが、ショッピングモールやホテルの地下駐車場のようなタイトなところでも開閉できました。

GTの性能は言うまでもなく、見た目からは想像つかないほどの扱いやすさは、なんと言っても、視界の良さと、小回りの効きの良さ。しかもフロントリフター付きなので、商業施設であれば、まず問題なく通過できます。ミラーの位置や張り出したフェンダーで車幅も視認しやすく、都内の狭い道でも安心して通れました。荷物も前後トランク、車内もかなりスペースがあって、これなら、普段使いできると断言できます。

駐車場に戻ってきた時の、周囲のクルマに比べて格段に低い車高、流れるフォルム、迫力あるエアインテイク。間違いなくスーパーカーな風格を堪能できますね。

高速で渋滞に巻き込まれて40分ほどストップアンドゴー状態でしたが、720Sほど1速のクラッチのギクシャクに気を使うことなく、オートマ感覚で楽でした。加速感は間違いなくV8、4Lの620馬力を実感できます。マクラーレンは、本当に良い車を創りますね。

アルファロメオ・ステルヴィオ・クワドリフォリオって、ハリー○ッターの呪文か何かですか。それとも、青巻紙赤巻紙黄巻紙みたいな早口言葉ですか。
なんて、くだらないこと言ってられないほどの大真面目なクルマでした。

アルファロメオを運転したのは初めてですが、名称と見た目の可愛らしさからは想像もつかないくらいの獰猛さ、かつ俊敏さも兼ね備えていて、正直びっくりしました。それもそのはず、フェラーリ譲りのエンジンで510psを発生するバイターボ。この大きさで0−100が3.8秒の加速も伊達じゃありません。ステアリングが軽いのは、駐車スペースや都内ですばやくレーンチェンジしたい時にはすごく助かりますが、ブレーキも軽く踏んだだけでガッツリ噛んでしまうのは、同乗者がいる場合は、かなり神経使いますね。慣れるのに少し時間かかりました。SUVの実用性は、見た目通りな上に、そこらのスポーツカーよりも高性能で、かつ個性的な味付け。やんちゃな大人のオールラウンドに遊べるイメージでした。都内でまだ走っているところを目撃したことないですが、もっと売れても良い1台ですね。