
今年も行ってまいりましたとも。ええ、オートサロン。
メジャー何処は方々のソーシャルメディアに任せて
相変わらずの偏った目線にひっかかったモノを
一部の捻くれたヒトへとお届け。

今回は1昨年同様になじみの”某”工具屋さんと
高度に政治的取引のすえ…いえ、ご厚意で、
プレス用のチケットをせし…いや握りしめて。
待ち時間ゼロでゲートを潜りましたとも。
ありがとうございます。
受けた恩はメディア露出と売上げで返す…という密約
がるわけではないんですけど…
社長自らオモシロアヤしい商品説明いただきブースの
ゲート(レジ)も潜ったからには

来年もお願いいたします。
して、案の定北館からの入場を果たしましたが、やはり
”北館”
はなぜか濃ゆい。
会場中を見渡しても、レア度は群を抜いて1番なのが、
北館の隅っこに…
畑仕事のお供から日曜の礼拝送迎までキッチリこなす、
”オーストラリアのスリッパ”
こと、ホールデンが鎮座ましましてるだけでも異様なのに
その積荷といったら…Vyrus986M2なのだから。
しかも、それをフレームに収めたときに最大の衝撃!
目で見た通りに写真が撮れないんだよ!?
ラッピングなのか塗装なのかきちんと聞きそびれたけど
実写を拝んだのも初めてだから、とにかく…スゴイ。
Vyrus…いつか挑戦してやる。…じゅるり。
同じ北館でカスタムカーに混じって同じ方向性を感じる
車を発見。
単なるのレストアとライトチューン5バルブ搭載ぢゃなくて
エアコンの構造と制御を工夫したり、パネル各部に制振、
防音処理してみたり…内装も張り替えだけにとどまらず
見えて触れる範囲の樹脂部品はすべて塗装し直すなど、
快適性能と耐久(候)性の底上げを図った、まさに
”死ぬまで乗り続けてやる”
という意思が具現化された作品。
気に入った車は長く所有して乗り続けたいですものね。
こういう方向は今後もっと増えるべきなんだよ?
モンスターさんとこは歴代のワークスエンジンを補器込みで
惜しみなく展示。
3Dかじってる人からすると、こう、方々から写真撮れまくれる
状況って、Remake使えるようになると、基礎モデル作り放題
なのですごく…ありがたい…じゅるり。
後ろにあるブロックとかヘッドも、実は面白い事になってる。
そうそう、今年は”中国部品エリア”とカンバン出てる区画が
明示されてて昨年のような無ほ…いや、フリーダムなノリは
なりを潜めて至ってフツウな感じに。ひと安心。
比べて他の西、中、東の1~8ホールは大手メーカー系が
居を構えてまして、一通り全部目を通して(特に吹出し口と
ウエザーストリップ形状)おりますが…もはや、プチモーター
ショウ状態であまり興味がわかない…とおもいきや
昨年メガウエブで展示してた車両の一部を展示してるトヨタ
は必然的に足が止まります。
WRCワークス参戦をはじめ、競技のトヨタといわんばかり
こんなのの脇に
こういうのを展示しているものだから、解説員捕まえて楽しい
質問攻めを1時間ほど。
3ドアで4WDを作って売るのって聞いたら、逆に欲しいか?
って聞き返される具合。
ていうか、担当のヒトは作りたいみたいよ。市販ホモロゲ車両。
でも、限定は欲しいだけのヒトはいいけど、競技を意識すると…
走らす=直すのに部品探し面倒だから競技ベース車両をね、
カタログモデル(TRD)登録して、4WD、ターボでも快適装備
はエアコン、スポーツABS、パワステくらいで十分だからって
話に始まり、
作る側の苦労(客と会社が許さない)とか開発の費用がペイ
できるか問題をひとしきり話した後↑の仕様が無理なら上級
他車種のトランスファーとサブフレーム込リア回りをポン付け
できるような”謎の穴”が開いたボディ製造できないかとか、
更にムチャな提案。隣のホールではクスコが
同じモノコックをこんなに仕上げてるの見た後だもの。
本家が”はっちゃける”様をひさしぶりに見てみたいよ
最後に1NZはシロウトが頑張りだすと高確率で脱落する
ロッカーアームを嵌ってるだけの設計から直してほしいと
依頼してシメ。
1、2本程だと(運よく可動部に落ちなきゃ)、走れちゃうし
原因判りにくいし、脱落したアームと破片等をヘッド内部
から探して摘出するの、すんごく大変なんだもの…。
今年1番の展示はコレじゃないか?
実演系のアトラクションはそこそこありましたけど、一番
コストかけてるんぢゃないかと思う。
momo、ステアリングレザー貼込みの実演。
どちらかというとモーターショウの部品館向きですが。
しばらく見てたんだけどね、職人さんがただただ黙々と
レザーを貼って仕上げてゆくのよ。
声かけづらい(伊語しゃべれないからですけども)程に
没入してる感じで朝からひたすら手前のステアリングの
山を築いている様子。
覗き込んでみると、意外と使ってる道具はフツウなのに、
手つきというか仕草というか、シワの取り方ひとつとっても
少々前に内装系の修行した身には、ここそこに参考になる。
ほんと、作る系の趣味人には普段見れないようなものを
(しかもLIVEで)見せてもらえるだけで、来た甲斐があるし、
来年も来ようと思うもの。
みんなも”特別なもの”見れた?