いつものように近所をジョギングしてるときのこと。桜並木の下に差し掛かったとき、一匹のセミが左肩に止まりました(゚д゚;) でもすぐに飛び去るものだろうと思ってましたが、なかなか飛び立とうとしません。結局そのまま自分が走り終わるまで左肩に乗ってました(^~^;)
そのまま自宅に持ち帰る訳にはいかないので、そっと逃がしてやりましたが、、すぐまた路面へ落ちてしまいました(・_・?) 再びそのセミを拾い上げ良く見ると、羽はボロボロ…。どうやら寿命が近いよう。。つまり自分の左肩を”最後の場所”に決めたようです。
皆さんも当然ご存知と思われますが、セミは長年地中で生活してて、地上に出て一週間ほどでその生涯を終えます。その話を子供の頃に聞いたときは、なんて可愛そうな昆虫なんだろうと思いました。せっかく暗く狭い世界から飛び立てたのに…と。でも今の自分はそうは思えません(^^) 昆虫の中ではかなりのご長寿ですし、そろそろ寿命を迎える いわば年寄りになって人生最高の時間を過ごせるのですから(゚ー゚)(。_。)ウンウン 自分が日頃走り回る理由の一つが、充実したセカンドライフを過ごしたいからですし。
あれからもう7年か
自分より一歳年上の従兄弟。今は静かに眠ってます。知らせを聞いた日の仕事帰りに、自ら命を絶った彼の元へ。。久しぶりに見たその顔は、非常に穏やかでした。元々とてもクールだったので、特にそう見えたのかもしれませんが。
散々泣いてもう涙は出ないだろうな。そう思って斎場へ向かいます。棺に横たわる彼の顔を見て最後のお別れ。このとき95歳になる祖母が踏み台に乗り、孫の顔を見て手を合わせてます。この姿を見たときは、その場に泣き崩れ…。何て事をしてくれたのだと 悲しみを超え怒りの感情から涙が出てました。
人間長生きすれば出会いもありますが、それより多くの別れを経験しなくてはなりません。祖母の悲しみを乗り越えてきた後姿を見にしたとき、具体的には言えませんが多くを学べたんじゃないかな?と振り返ってます。
「皮肉だよなぁ。生きてるときより今の方が合う機会が増えただなんて(^^;)」
最悪の選択をした彼に対し、暫くは許せない気持ちが勝ってましたが、今となっては彼の気持ちをわかろうとする気持ちになりつつあります。今年のお盆も彼の元へ向かいますが、何が正しくて何が間違いなのか…?墓前でまた考えさせられそうです。
また色々と考えてしまった。そのキッカケを作ってくれたセミ
翌朝見てみると、アリの食事になってました。
人間の一生なんて、地球 いや宇宙の理(ことわり)からすれば数秒の出来事なのかもしれません。でもその数秒があるから全てが成り立ち、全てが回っていくのかな?と思えば、生きることも死ぬことも辛く感じずに済むんでしょうかね…。
まだそこまで考えが及ばない自分(-_-) 目の前で命のサイクルをセミが身をもって見せてくれましたが、それでもまだ自分には『命』を冷静に考えるだけの心の余裕は生まれませんでした。
人生既に半分以上使ってしまった自分。でもセミに例えれば、いまだ地中で暮らしている状態です。その間にどれだけ多くを学べるか?によって、最後に地上へ出て大空を飛べるのかが決まる気がします(^^;) そのまま地中で死んでしまうことが無いように、与えられたこの命。寿命が尽きるそのときまで使い切り、大空を飛んで見せようじゃありませんか└(*`⌒´*)┘
今回はチョット真面目に語っちゃいましたσ(^_^;)
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2018/08/11 10:36:00