
プロクセスR1Rがいい加減ダメになり、新しいタイヤを物色しておりました。
絶対的グリップはラジアル最強とも言われているR1Rですが、いかんせんタレるのも最速。
そういうものだと思って使っていて、特に不満はありませんでした。
何より、ウェットのグリップは恐ろしいほど効きます。
装着してすぐの頃ですが、雨の都下某所の峠の小屋で水蒸気が上がっていたほどです。
息が白くなる季節でしたから、その柔らかさたるや…
しかし耐久レースに出場となるとちょっとマズイ。
サーキット走行では最初の5分はよくてもその後がズルズルです。
とにかくズルズルなんです。ブレーキはたいして関係なく踏めますが、アクセルがダメ。
ちょっと強いとバナナの皮でも踏んだかのように、ズルルーといっちゃいます。
テールスライド・ハッピーな方には良いんでしょうが、チキンな私には無理です。
そんな話をしていたところ、助六さんが使用実績がいいよ、と推してくれたのが
ディレッツア・スタースペック
ダンロップはX3についていたタイヤがあまりにも硬くて使いにくく、
ダンロップだめじゃん!頭から決めてかかってました。知り合いのS2000乗りも「スタースペックは違う」と言ってたので、二人が言うなら間違いないだろうと、今回購入した次第です。
さて、ロードノイズが煩いとよく言われていますが、ウチのクルマはもっといろんなところから音がするのでロードノイズなんざ、ろくすっぽ聞こえません。
(高速道路ではラジオすら聞こえません。)
なので、操作性のみの評価になっちゃいます。
結論 これ、いい!
確かにグリップ力だけならプロクセスやポテンザ、アドバンの方が上でしょう。
このタイヤは滑り始める所がわかりやすいのです。
グリップの限界まで踏ん張って急に失われていくハイグリップタイヤが多い中で、ゆるやかに限界に近づき、ゆるやかに滑り始める過渡特性は運転していて安心感があります。また周回していくとタレていくなりに、この元々の性格を保っているというのも好印象でした。
アクセルワークが楽しくなるタイヤだと思います。
ワタクシのようにたまにしかスポーツ走行しないアマチュアドライバーは、ハイグリップタイヤの能力の50-60パーセントしか使えないより、こういうタイヤの70-80パーセントを使えたほうが楽しく運転できると思いました。
写真は袖ヶ浦サーキットで正味1時間程度走行。
温間2.0であわせ、冷間時にはかると1.8でした。
Posted at 2015/01/22 15:20:07 | |
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